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天皇陛下はなぜロシアと韓国を訪問されないのか?それは北方領土問題と竹島問題があるからだ。天皇訪米も沖縄返還があったからだ
http://www.asyura2.com/08/senkyo49/msg/467.html
投稿者 TORA 日時 2008 年 4 月 24 日 14:54:27: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu166.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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天皇陛下はなぜロシアと韓国を訪問されないのか? それは北方領土
問題と竹島問題があるからだ。天皇訪米も沖縄返還があったからだ。

2008年4月24日 木曜日

◆<李韓国大統領>天皇、皇后両陛下と会見、訪韓を招請 4月22日 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080422-00000009-mai-pol

天皇、皇后両陛下は21日、皇居・宮殿で、李明博大統領夫妻と約20分間会見した。宮内庁によると、李大統領は天皇陛下の訪韓を招請。天皇陛下は「自分の外国訪問は政府が検討して決めることになっていますが、ご招待を感謝します」などと述べた。

 李大統領が、同日午前の福田康夫首相との会談で日韓の若者の交流を一層強化していくことになったことを話すと、天皇陛下は「それは良いことですね」と応じたという。李大統領は同日夜、東京・羽田空港から特別機で帰国した。

 天皇の訪韓は90年、盧泰愚(ノテウ)大統領(当時)が初めて招請。その後、金泳三(キムヨンサム)、金大中(キムデジュン)、盧武鉉(ノムヒョン)の歴代大統領も招請したが、首相の靖国神社参拝問題などで、これまで実現していない。【真鍋光之】


◆予定通りで分かりやすいロシアの反応 2007年6月5日 環球閑話時事の徒然
http://ysaki777.iza.ne.jp/blog/entry/188299

私から見れば、この程度で済んでいるのはロシアの自制の賜物であろうと思うのです。しかも、この処、米国の東欧へのMD展開をしつこく批判しても、日本のMD展開には何も言っていません。まあ、下手に叩いて太平洋艦隊の解役原潜の原子炉処分に対する援助を止められては不味いとの計算も入っているでしょうが....。

その視点から見れば、今回のプーチンの発言は、実効的の無い中では最大限の非難に留めたというべきです。そういえば、昨日、カムチャッカ沖で日本の漁船を拿捕したというのが一番実効性のあるメッセージかも知れません。まあ、漁船の拿捕も始終ですのであまり影響はありません。

本来は天皇陛下のバルト三国訪問中に非難したかったのでしょうが、日本中を敵に回した上で、西欧諸国が日本の行動を賞賛する事になるので流石にそうできなかったと言う事です。それでも、少しはお返しはしないといけないので、一見無関係を装って北方領土問題を蒸し返したのです。日本にとってはプーチンは元々領土問題の解決に熱心ではないので、さしたる影響はありません。

それよりも、面白いと思ったのはイワノフ第1副首相の北方四島視察です。色丹島で新築された中学校を訪れたと書かれていますが、地震で校舎が壊れたのは1994年です。実に10年以上に亘って放置され、生徒はバラックでの授業を余儀なくされていたのです。生徒らが唱歌「さくら」を日本語で歌って歓迎し、四分の一の生徒が日本語を学習していると説明したと言うのは、住民側から副首相への皮肉であり威嚇です。

ロシアがもっと金を落とさないと辺境はいつでも、日本に鞍替えるぞという訳です。流石に、ロシア人ですね。地方権力は中央権力に対しも巧みに威嚇するんですね。ロシア人が交渉上手なのが判る気がします。

日本の戦前戦後の外交は、概して性善説的で誠実な外交をしてきた訳ですが、上記の様な事は性善説ではとても理解できません。自己の利益を冷徹に計算しお互いの利害を調整する性悪説的な外交を前提に考えて初めて理解可能ですし、ナショナリズムで頭に血を上らせる必要もないのです。

日本外交が歯がゆいのは、全くポリシーもプリンシプルもなく、八方美人の援助外交をやっているつもりで、国益には全く寄与していない事です。加えて、今回の様に、外交上のビンタを食らわせているのに、それに気が付かないっていうのはやはり、おバカとしか言えません。外務省がバカならば、国民が賢明でなければ隣国と同じになってしまいます。少なくとも、日本の行動が結果としてどうなっているか程度は理解する必要があります。

幸いにして日本の場合は、性悪説に基づいた説明を行っても、隣国程、国民情緒に基づく非難を受ける事はありません。(拉致問題は例外中の例外ですね。)それを期待して、今後も私が理解できる範囲で解説したいと考えます。


◆北京五輪開会式 皇族の出席見送り 政府方針、不安定要因多く 4月2日 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080402-00000076-san-pol

中国が北京五輪開会式に、天皇、皇后両陛下をはじめとする皇族方の出席を要請していた問題で、日本政府は1日、この要請を受諾しない方針を固めた。中国製ギョーザ中毒事件や膠着(こうちゃく)状態の東シナ海のガス田共同開発問題に加え、チベット騒乱など不安定要因が多く、時期尚早と判断した。開会式への出席では欧州各国に参加を辞退する動きがある。日本政府から開会式に誰を派遣するかは「全くの白紙状態だ」(外務省幹部)という。

 この問題には、宮内庁と外務省はもともと消極的で「2月のギョーザ事件以前から、皇族方にはご出席を要請しない方向だった。国際的に注目されるチベット騒乱が起きた今はなおさらだ」(政府関係者)としている。

 一方、首相官邸は態度表明を保留していたが、3月27日の参院内閣委員会で、岩城光英官房副長官が、自民党の有村治子氏の質問に「諸般の事情を踏まえつつ慎重に検討する」と慎重姿勢を明らかにしている。

 中国は昨年1月、当時の王毅駐日大使(現外務次官)らを通じ、政府・与党に、非公式に皇太子ご夫妻の開会式出席を要請。また同年4月には、訪日し、陛下と会談した温家宝首相が「ぜひ、陛下と皇族の方々においでいただきたい」と要請していた。これに対して陛下は通常通り「自分の外国訪問は政府で検討することになっています」と話されていた。

 北京五輪で中国側は「アテネ五輪の時に(集まった)各国の指導者、元首は六十数人だったが、北京はこの数を超える」などとして、元首招聘(しょうへい)を進めている。

 両陛下は平成4年、天安門事件で国際社会から孤立していた中国を訪問された。これには「日中関係を非常にしっかりした盤石なものにした」(河野洋平衆院議長)との評価はあるが、中国の銭其●元外相が回想録で「中国が西側の制裁を打ち破る最も適切な突破口となった」と記したように、「ご訪問が中国に利用された」(閣僚経験者)側面は否定できない。

 さらに江沢民前国家主席は、両陛下ご訪問後も「反日教育」を強化し、反日デモが繰り返されてきた。

 北京五輪開会式では、ドイツやチェコ、ポーランドなどの首脳が欠席を表明しているほか、英国のチャールズ皇太子も不参加を明らかにしている。


(私のコメント)
昨日は天皇訪中における政治利用を非難することを書きましたが、時間がなくて多くの事が書けなかった。天皇陛下の格は、イギリスの王室よりも上のローマ法王より上であり、それはヨーロッパの王室の婚礼や葬儀などでローマ法王より上座に座る事からも分かる。つまり外国にとっては天皇陛下のご訪問はイギリスの王室やローマ法王よりも権威のあることなのだ。

天皇陛下が未だにロシアや韓国を訪問されていないのは、日本との間に領土問題が存在しているからであり、もし天皇がロシアや韓国に訪問すれば、実効支配しているロシアや韓国に暗黙の了解を与えかねないからだ。それほど天皇の外国訪問には外交的な問題が存在しない国しか訪問できない慣例があるようだ。その意味からすると天皇の中国訪問は異例中の異例だったのだ。

昭和天皇陛下がアメリカをはじめて訪問されたのは1975年の事ですが、それは沖縄返還が1972年にあったからであり、日米間の領土問題が解決したからだ。日米間ですら天皇訪米が戦後30年も経ってからというのは長い気もしますが、沖縄が返還されるとは私も意外な気がした。アメリカから見れば沖縄は戦略の要衝であり、当時の野党は本土の沖縄化だと反対した。

それだけ天皇の外国訪問は外交的にインパクトが強くて、中国は天安門事件で制裁を受けて孤立した事に対して、日本の天皇訪中を要請して流れを変えてしまった。だから北京オリンピックで皇室の訪中を外交ルートを通じて要請していますが、チベット問題や尖閣諸島問題や東シナ海のガス田問題などがあってはとても皇室外交は出来ない。

韓国の李大統領も天皇の訪韓を要請していますが、これで竹島問題を決着させようという意図があるからだろう。天皇が訪問したと言うことは、暗に外交問題も決着したと言う暗黙の了解が出来てしまうからだ。特に韓国は領土問題だけではなく、靖国問題や従軍慰安婦問題など外交課題が山積みだ。

ロシアもソ連時代を通じて天皇陛下は訪問されていませんが、これも北方領土問題があるからで、去年の5月にバルト三国を訪問されましたが、ロシアの心境は複雑だっただろう。天皇陛下がバルト三国を訪問してロシアを訪問されないと言うことは、皇室外交としては異例かもしれない。バルト三国としては国家として認められたことであり、ロシアにとっては屈辱だろう。

しかし今上天皇陛下も高齢であり皇后陛下もそろっての外国訪問は限られてくる。若い皇太子殿下は雅子妃が長期の病気療養中なので、夫婦そろっての外国訪問は難しいようだ。その分高齢の天皇陛下御夫妻に負担がかかってしまうのですが、皇太子一家の天皇への私的訪問も年に2回しかないことがニュースになった。現天皇が皇太子時代には毎週のように私的訪問をしていたのに比べると異例だ。

このように皇太子を含めての皇室外交が思うように出来なくなると日本にとってもマイナスであり、このままでは皇太子自身が板ばさみになってしまう。キャリア官僚の娘をもらったばかりに、その嫁に振り回されている姿は皇室の権威を損なうものだ。皇室にキャリア官僚の娘が入る事は、そのキャリア官僚を通じて皇室人事にも影響が出てくるのであり、皇室典範の改正も小和田氏の差金だろう。

もしこれが一般人の問題なら、皇太子もえらい嫁をもらって大変だなですみますが、公務をドタキャンされては宮内庁も大変だろう。スキーや乗馬が出来るのに病気とも見えないのですが、報道も奥歯が挟まったような報道でよく分からない。病気でもないのに公務や宮中祭祀も拒否されるのなら皇太子が決断を下すべきだろう。

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