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(回答先: 【防衛利権 蜜月の構図】防衛利権＜上＞ 大物ロビイスト活動再開（中日新聞） 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 5 月 12 日 09:28:49)
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/ntok0011/list/200804/CK2008042002005167.html
【防衛利権 蜜月の構図】
防衛利権＜中＞ 金丸「日戦研」の衰退
2008年4月20日
「防衛（利権）の流れは２５年前からたどった方がいい。最初はうちなんか、誰も相手にしなかった」
昨年１１月、防衛ロビイストの秋山直紀氏は電話取材にそう話した。防衛商社・山田洋行元専務の宮崎元伸被告（６９）が東京地検特捜部に逮捕される数日前のこと。秋山氏は逆に質問してきた。「日戦研（にっせんけん）は知ってるのか」
日戦研とは１９８０年に発足した防衛問題のシンクタンク「日本戦略研究センター」。旧防衛庁長官を務めた金丸信・元自民党副総裁が創設し、長く会長を務めた。事務局長は陸上自衛隊第１空挺（くうてい）団の元師団長。理事には自民党の防衛族議員や旧防衛庁の大物ＯＢらがずらりと並んだ。ＯＢらは防衛関連企業の顧問も務めており、日戦研は“政官業一体”の場だった。
日戦研は「現実的な核政策」といったタカ派的提言で注目されたが、それだけではない。「防衛利権の総本山と呼ばれていた」と話すのは、重工大手の元幹部。ある防衛コンサルタントも「金丸さんは日戦研を使って政治資金パーティーを開き、年数千万円を集めていた」と証言する。
９２年に金丸氏はヤミ献金問題で議員辞職した。翌年、同氏の腹心だった小沢一郎・元自民党幹事長（現民主党代表）が日戦研会長に就いたが、その年に自民党を離党。政権奪取にも成功した。旧防衛庁の航空機選定をめぐり、日戦研に絡んだ疑惑が浮上したのもこのころだった。
同庁ＯＢで日戦研副理事長だった田村秀昭参院議員（故人）が、米ガルフストリーム社製の次期多用途支援機（ＵＸ）を格安でチャーターし、海外視察したことが発覚。「ＵＸの受注と関連しているのでは」と、自民党の野中広務元官房長官らが国会で追及した。田村氏も自民党を離党した１人。野中氏は「（日戦研の活動に）危ないことが始まったと思った」と振り返る。
結局、ＵＸはガルフ社製に決まったが、激しく追及された日戦研は影響力を失い数年後に自然消滅した。元防衛庁幹部は「小沢氏らが野党になり、日戦研がなくなったことで、防衛利権をめぐる構図は大きく変わった」と証言する。
日戦研人脈に代わる勢力として、政界では防衛庁長官などを務めた久間章生、額賀福志郎両氏らが力をつけ、政官界と業界パイプ役の秋山氏も影響力を強めた。防衛省では前次官守屋武昌被告（６３）が出世の階段を駆け上がり、守屋被告に急接近した宮崎被告は業界で頭角を現した。
年間２兆円に上る防衛装備品調達費。その分捕り合戦は、永田町の暗闘とともに繰り返されてきた。
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フォローアップ:- 【防衛利権 蜜月の構図】防衛利権＜下＞ 装備調達 水増し横行（中日新聞） クマのプーさん 2008/5/12 09:32:51
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