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(回答先: 原子力空母火災：「情報公開を」地元住民募る不安 横須賀 （毎日新聞） 投稿者 新世紀人 日時 2008 年 5 月 24 日 16:09:39)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008052490155545.html
米原子力空母で火災 １人けが、放射能漏れなし
2008年5月24日 15時55分
米海軍横須賀基地に配備される予定の原子力空母ジョージ・ワシントン（ロイター＝共同）
【ワシントン２３日共同】米国防総省が２３日明らかにしたところによると、８月から神奈川県の米海軍横須賀基地に配備される予定の米原子力空母ジョージ・ワシントン（１０２、０００トン）で火災があり、乗員１人が軽いやけどを負った。原子炉などの推進システムに損傷はなく、米海軍のデービス報道官は共同通信の取材に対し、放射能漏れは「全くない」と語った。
海軍が詳しい原因や空母の損傷の度合いを調べている。日本に配備される初の原子力空母でもあり、受け入れ先の横須賀などで安全性に対する懸念が強まる可能性もある。
同省によると、火災は同空母が南米沖の太平洋上を航海中の現地時間２２日午前７時５０分ごろ発生。船尾のボイラー室と空調・冷却室の近辺が火元とみられ、熱や煙が通風ダクトを通じて他の部屋にも伝わった。乗員らが消火作業に当たり、鎮火まで数時間かかった。やけどを負った１人のほかに、２３人が長時間密閉型の防護服を着用したときに生じる「ヒートストレス（熱中症）」の疑いで手当てを受けた。
火災発生当時、別の米艦船と海上で積み荷の受け渡し作業中だった。空母は航行に支障はなく、予定通り次の寄港地である米カリフォルニア州サンディエゴ基地に向かった。
デービス報道官は「火災は艦内の孤立した場所で起きたので、（原子炉など）他への影響はない」と語った。
同空母は横須賀を事実上の母港としていた通常型空母キティホークが老朽化で退役するのに伴い、後継艦に決定。４月７日、米東海岸のバージニア州ノーフォーク基地を出発し、演習などを経て８月中旬にも横須賀に到着する予定。
【ジョージ・ワシントン】 １９９２年に就役した米海軍ニミッツ級原子力空母で、初代大統領にちなんで命名。全長約３３０メートル、排水量約１０万２０００トンと軍艦では世界最大。約５６００人が乗り組み、戦闘攻撃機など約８０機を搭載する。小規模の原発に匹敵する加圧水型原子炉２基を有しており、最大速度は３０ノット（時速約５５キロ）超。
（ワシントン・共同）
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