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外務省の対中外交に知恵を与える(天木直人のブログ)
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投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 7 月 15 日 11:35:30: twUjz/PjYItws
 

http://www.amakiblog.com/archives/2008/07/15/#001010

2008年07月15日
外務省の対中外交に知恵を与える


  傍目で見ていて気の毒に見えるほど、とくに最近の外務省の外交は行き詰っている。

  対米従属外交の破綻のことではない。

  日本の対アジア外交の行き詰まりだ。

  小泉喧嘩外交の反動で、福田外交の協調路線が目立つようになった。

  しかし、国際政治はそれほど生易しくはない。

  戦略なき外交は、甘く出れば出るほどなめられる事になる。

  「人の嫌がることはしない」という福田外交は、基本的には正しいと思う。

  しかし、その事と、事なかれ主義とは似て非なるものがある。

  一連の対中国、韓国、北朝鮮外交は、アジアを敵視、蔑視する右翼ならずとも、首を傾げたくなるほどの譲歩振りである。

  一番最近の例では竹島領有権をめぐる教科書要領「解説書」騒動だ。

  文部科学省に無念な思いをさせてまで外交的配慮をしたにもかかわらず、猛烈な批判を韓国から受けている。福田首相にしてみれば、どうすればいいんだ、という心境に違いない。

  そんな中で、外務省に読ませたい記事を見つけた。7月15日の東京新聞「本音のコラム」の中で、「五輪と偏見」と題して鎌田慧が重要な指摘をしていた。

  北京五輪を三週間後に控えた中国が「精神病、ハンセン病、性病、開放性肺結核などの伝染病に罹患している」外国人は入国を拒否する、とHPに掲載しているという。

  これを見つけた「ハンセン病市民学会」は驚き、そして行動を起こす事にした。

  ほかの病気の患者さんの入国禁止も問題だが、とにかくハンセン病については中国政府に方針撤回をするよう、中国大使館と日本政府(厚労省)に要望書を提出し、記者会見を行なったのだ。

  これに参加した鎌田氏は次のように書いている。

 「・・・6月の国連人権理事会では、日本政府が提案して『国連加盟の各国はハンセン病患者とその家族に対するすべての差別を撤廃するための措置をとる』との決議案が可決され、中国もその共同提案国だった・・・参加がモットーの世界的な祭典で、差別と偏見が助長されるのは時代への逆行であり、悲しい事だ・・・」と。

  鎌田たちの要請を受けて外務省は、近く北京で開かれる局長級の「日中人権対話」で是正を働きかけるという。

  外務省は本気で中国に撤回を求めるべきである。

  その交渉過程と中国の対応を公開すべきである。

  理は日本側にある。中国側としても対応を変更せざるを得ないであろう。

  筋を通せば中国の政策も変えさせる事が出来る、この事を外務省は天下に示すべきである。

  この交渉の成り行きを日本のメディアはフォローして国民に知らせるべきである。

 

 

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