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(回答先: ＳＴＯＰクラスター：第１３部 廃棄へ／上 活況示す解体会社 （毎日新聞） 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 7 月 18 日 08:38:04)
http://mainichi.jp/select/world/news/20080718ddm007030153000c.html
ＳＴＯＰクラスター：第１３部 廃棄へ／中 最新型、欧と米明暗
「これからチャンスだ。日本にぜひ売りたい」。パリで先月、開かれた欧州最大の兵器見本市「ユーロサトリ」の一角。ドイツのロケット弾「スマート１５５」を前に、担当者のハラルド・ビッハさんは力を込める。
スマートは不発率の低い「最新型」のクラスター爆弾とされてきた。しかし、仏独など有志国が参加する軍縮交渉「オスロ・プロセス」のクラスター爆弾禁止条約案（５月）では、スマートなど仏独の最新型は禁止対象から外された。従来のクラスター爆弾の代替兵器として注目が集まる。ビッハさんは「売れ行きは芳しくなかったが、市場に出るのが早過ぎただけだ」と商機に色めき立つ。
禁止対象でない最新型の「ボーナス」を開発した仏ネクスター社のティエリ・ブレディ副社長は「標的を識別して確実に破壊する。大量の子爆弾をまくより効率的で費用対効果で勝る」と胸を張る。
◇ ◇
「売却は不可能になりそうだ」。米東部の軍需企業「テクストロン・ディフェンス・システムズ」のロバート・バックリー上級副社長は残念そうに話す。
同社は米空軍の最新型クラスター爆弾「センサー信管付き兵器」（ＳＦＷ）を製造する。ＳＦＷをトルコやオマーンにも売却。さらに日本や北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）加盟国とも交渉してきた。
しかし、ＮＡＴＯ加盟国も多く参加するオスロ・プロセスの条約案でＳＦＷは禁止対象とされた。条約が発効すれば８年以内にＳＦＷを含む同爆弾を廃棄しなければならない。
条約案は仏独の最新型は禁止せず、ほぼ同じ機能のＳＦＷは禁止した。子爆弾「１０個未満」「４キロ超」を禁止対象から外したのだ。子爆弾が１０個、３・４キロのＳＦＷは禁止対象だが、子爆弾が２個で４キロを超える仏独型は禁止されない。バックリー氏は明暗を分けたのは、参加国の「恣意（しい）的判断」と断言する。
「彼ら（仏独）は（条約作りに）参加した。われわれ（米国）はいなかった。その結果だ」。“欠席裁判”を懸念し、同氏はイラク戦争でのＳＦＷの「実績」を説明しようと、オスロ・プロセスでの説明を何度も申し入れたが、主催者側に「断られた」という。禁止条約作りを批判する米国への反発とみられる。【パリ福井聡、ワシントン大治朋子】
毎日新聞 2008年7月18日 東京朝刊
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