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2008年09月23日
「サンケイスポーツ」政治コラムがなかなか鋭い指摘
☆甘口辛口 ９月２３日 （サンケイスポーツ）
http://www.sanspo.com/column/amakara/080923/amk0809230500000-n1.htm
いまの世の中、大衆は右か左か、ＡかＢかといった、わかりやすく一過性の現象を求めている。２、３日前に『麻生Ｖｓ与謝野』のように２人ぐらいに絞って決選投票の形で盛り上げるならともかく、最後までぞろぞろと５人揃っての“顔見世興行”では国民がうんざりするのも当たり前だ。
★大衆（特に男性）に対して強い影響力を持つスポーツ新聞の政治関係記事の風向きが、衆院選を大きく左右するものと思われる。
■関連記事「サンケイスポーツ」
http://www.sanspo.com/column/amakara/080923/amk0809230500000-n1.htm
コラム：甘口辛口
【甘口辛口】９月２３日
2008.9.23 05:00
「自民党総裁は政権を投げ出せても、国民は生活を投げ出せない」。民主党・小沢代表の所信表明で出た言葉は、まさに至言という感じがした。小沢氏が『総裁選ごっこ』と批判した自民党総裁選も、１０日の告示後、お祭り騒ぎを続けて麻生新総裁の選出でようやく終わったが、一体この２週間は何だったのかとも思う。
いまの世の中、大衆は右か左か、ＡかＢかといった、わかりやすく一過性の現象を求めている。２、３日前に『麻生Ｖｓ与謝野』のように２人ぐらいに絞って決選投票の形で盛り上げるならともかく、最後までぞろぞろと５人揃っての“顔見世興行”では国民がうんざりするのも当たり前だ。
ある政界関係者は、こう指摘した。「カリスマ性のあるリーダーは、祭り上げて作ることはできる。総選挙まで切羽詰まったいま、どうせ麻生さんになるなら、こんな見え透いた総裁選などやらずに、うそでもいいからリーダーとしてどんどん祭り上げ、一丸の麻生態勢でいくんだとアピールしてもよかった」。
一方、総裁選の騒ぎに埋没してしまうのではと危機感を抱いた民主党は、小沢代表が「日本を変えるチャンス。政権をとりたい」と熱意を訴えるまっとうな手法で、ここにきて存在感を見せつけてきた。自身の“国替え出馬”などインパクトのある話題作りで、着々と総選挙モードに引き込んでいる感じだ。
セ界では、この追い込み期に入って、一時１３ゲームという大差をつけられていた巨人がとうとう阪神をとらえた。こちら政界では、前回総選挙で１３ゲームどころではない絶望的大差をつけられた民主党が、巨人のような大逆襲を見せるのか。覇権争奪戦はこうこなきゃいけない。（今村忠）
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