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(回答先: 一党独裁よりマシという意味で紹介。アメリカを見て、二大政党の危険は知ってますよ 投稿者 ブッダの弟子 日時 2008 年 10 月 05 日 05:43:42)
レスありがとうございます。
私の前記のコメントは、ブッダの弟子さんに対するものではありません。
私のコメントは、自民党県連役員氏の考えに対するものです。
貴兄を指したものと受け止められていたなら、拙文の至らなさとご容赦ください。
役員氏は、文面の限りでは、「２大政党が国民により選択されている。・・・これが真の民主主義だ。」として民主主義は２大政党にあると妄信し、それが孕む危険性に対する問題意識がまったく欠如しています。
２大政党の危険性は、
１.少数意見には先見性の優れたもの（それ故、一般には理解され難い）も数多くあるが、あたかも世には２つの考えしか無い如く、少数意見を軽視または存在しないものとされる恐れがある。
２.大きな社会的影響力を持つ政党が２つしか無いため、対立する側や裏権力による、ターゲットの絞り込み及び賄賂・党の弱みを握った工作など、権謀術数をしやすい。その場合、雪崩的に一党独裁的な議会運営に陥る恐れが大きい。（これは民主党が下院選を大勝したその後の、下院の議会運営の変節を見ればわかる）
３.少数意見は無視あるいは公平な密度で取り上げないなど、メディアの偏向報道が一層
促進する恐れがある。
と私は考えます。
２大政党制とは、人々を２つの考えに分けて是非を問うものであり、一神教的発想です。本来の民主主義制度の原点からすれば異常なものです。
その発想の究極の姿が、イラク侵攻や、世界中に欧米式民主主義を押しつけるというバカげた世界の惨状に通じるものだと私は考えます。
世界は決してニ分出来るものではありません。
直近の問題として、腐敗した政治に対する、政権交代の手段とする気持ちは判りますし、今の腐り切った与党はなんとしてもChangeしなくては未来は無いと思います。ただ、２大政党制には一歩間違えると、それこそ止める者も居ない大きな危険性を孕んでいるということです。一神教思想で鍛えられたわけでもなく、２大政党制に対するセーフティネットも構築していない私たちは、そのことを徹底的に肝に銘じなくてはならないと思います。
自民党県連役員氏の、無批判に２大政党制に迎合する考えは、極めて危険なものと言わざるを得ません。
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