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【セブンイレブン】、赤か青のどちらのコーヒーカップ？大統領選プロモ発動
セブンイレブンは１日、紙コーヒーカップに民主党のオバマ候補を支持するものと、共和党のマケイン候補を支持する２種類を用意し、アメリカ大統領選挙プロモーションを開始した。
2000年、2004年に続いて３回目となる大統領選プロモーションでは、オバマ氏は青色カップ、マケイン氏は赤色カップとなり、浮動票（確実な政党支持者でない人）用のカップもある。カップの購入状況は逐次、特設サイト『７-エレクション08』にアップデートされ、各州の優勢候補も見ることが可能だ。
尚、アル・ゴア氏が僅差で敗れた2000年の大統領選挙では、ブッシュ氏のコーヒーカップの差は１％と実際の選挙結果と同じであった。またジョン・ケリー氏とブッシュ氏の04年の選挙戦でもパーセンテージまで同じ結果であった。
⇒共和党の副大統領候補ペイリン氏と民主党のバイデン副大統領候補によるテレビ討論会の視聴者が約7,000万人に上り過去最高を記録しました。テレビ討論会があった２日、友人と日本食レストランで食事をしていましたが、いつもは４割程度いるアメリカ人客は一組も見ませんでした。インタビューで一部見当違いなことを喋って、ネタにされていた「サッカーママ」ことペイリン氏に相当な関心が集まっていたのです。
⇒私は録画してこの討論会を見ましたが、ペイリン氏は経験不足による失言もなく「討論会用に３日間の集中トレーニングを積んだだけのことはあるなぁ」という感じでした。ただ視聴者の多くもペイリン氏のソツのない受け答えは、特訓によるものだということも見抜いているようです。結果、政治経験の豊富さを見せつけたバイデン氏に軍配を上げました。ちなみに彼の戦略はオバマ氏と同様、金融危機とマケイン氏を結びつけたものです。
⇒大統領候補者による２回目のテレビ討論では、一般参加者からの質問に答えるタウンミーティング形式です。生活や経済がテーマになりますから、住宅不況やローンの貸し渋りなどについてキツイ質問があるでしょう。また３回目（15日）の最終回は、金融・経済問題がテーマと決まっています。したがって金融危機を招いたブッシュ大統領の政策を支持していたマケイン氏の挽回戦術に注目が集まります。
⇒さて、セブン・イレブンはアメリカに6,000店以上を展開しています。これまでの大統領選挙プロモーションでは、約600万人がコーヒーカップ投票を行ったようです。「お客にブルーカラーが多いので民主党に偏るのでは？」と思うのですが、過去の実績では実際の大統領選挙の結果とほぼ同じというのも興味深いところです。で、途中結果のページ（RESULTS）（上の画像）をみると、今のところ青色（オバマ氏支持）の州が圧倒的です。
ブッシュ大統領は３日、75兆円もの公的資金を投じる金融安定法案に署名しました。莫大な血税で金融業界を救済することに憤慨する人は少なくないです。青カップのコーヒーで、怒り静める人が増えますね。
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