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戦後のアメリカ軍は日本人の思想統制を行い、反対する日本人は追放された。政府による田母神航空幕僚長罷免はその延長なのだ!
http://www.asyura2.com/08/senkyo55/msg/805.html
投稿者 TORA 日時 2008 年 11 月 10 日 15:30:02: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu179.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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戦後のアメリカ軍は日本人の思想統制を行い、反対する日本人は
追放された。政府による田母神航空幕僚長罷免はその延長なのだ!

2008年11月10日 月曜日

◆民主党・ハチャメチャ防衛論  11月10日 せと弘幸
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/

☆緊急!

 参院外交防衛委員会は大東亜戦争などに関する歴史認識で、政府見解に反する論文を発表して更迭された田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長(11月3日付で定年退職)を、平成20年11月11日の委員会で参考人招致し、質疑を行うことを全会一致で議決した!

 野党側は、田母神氏に対して歴史認識や問題発覚後に自発的な退職に応じなかった経緯、退職金の自主返納の意思などを質す考えのようだが、そもそも新任の空自幕僚長が国民に謝罪する必要もなく、「侵略国家が濡れ衣」論文で国民の信頼は何ら揺らいでいない!


 【場所】 国会議事堂と議員会館の間の通りで、国会側に面した道路

 【時間】 11月11日 午前9時半より開始

 【呼び掛け】

主権回復を目指す会、せと弘幸Blog『日本よ何処へ』、NPO外国人犯罪追放運動、在日特権を許さない市民の会、
外国人参政権に反対する市民の会・東京

【連絡】
西村修平(090−2756‐8794)
有門大輔(090−4439−6570)

※雨天決行、プラカードの持参歓迎


◆神州の泉は田母神俊雄航空幕僚長の論文を強く支持する!! 11月2日 神州の泉
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/11/post-3661.html

ついに待ち望んでいたものが自衛隊の上層部から出た。かなり遅きに失した感は否めないが、航空幕僚長である田母神俊雄(たもがみ としお)氏が実に素晴らしい論文を世に出した。タイトルは「日本は侵略国家であったのか」である。日本航空自衛隊はこの人物をトップに戴いたことを誇るべきである。戦後、憲法第九条の愚かな拡大解釈に翻弄され続け、自衛隊の身分は宙を揺曳したまま、浮遊霊のようにさまよっている。

 日本はアメリカに守ってもらうわけであるから自衛隊は必要ない。首都に横田基地があり、交戦権の永久放棄と武力不行使の九条がある日本は、自ら軍事力を持つ理由がない。しかし、この現状を少し違う角度から見つめなおしたらどうだろうか。沖縄を中心として、日本各地にアメリカの最強軍隊が常時いてくれる安心感から一旦離れ、少し考えてみたらどうだろうか。

 我が国に駐留軍を置いている国が、年次改革要望書なる取り決め文書を交わし、日本の規制緩和や商習慣の変革など、市場構造の急速な改変を指導した。その結果、国内大手企業は外資に半分も株を買われ、各地の優良資産も安く買われた。その上、一握りの富裕階級と極貧に向かう大勢の国民が出現し、格差分極社会が出てきた。おまけに、郵便局が有している350兆円の国民資産は、近い将来、外の連中の手に渡ろうとしている。このようなことをする国が友好国と言えるのか。そして、このような国がいざという時に日本を守ってくれるのだろうか?

 答えは明らかにノーである。米国はいざという時に日本を守らない。二国間同盟は有名無実と考えるべきだ。同盟国の富を効率よく収奪する画策を立て、それを実行するようなあざとい国が、日本を守ると思うこと自体が馬鹿げている。米国は日本に利用価値がなくなるか、あるいは他国との力学関係で不利になると判断した途端に日本を放り出す。米国史を少し振り返ってみればそういう国だということがわかる。ならば、戦後から今まで日本各地にいる米軍は何のためにいるのだろう。答えは簡単である。日本が占領地だからだ。だから占領軍がいるのである。

 戦後、この状況が恒常的に続いてしまった原因は、実は日本側の精神の深部に横たわる、この問題に対する思考放棄にある。終戦後の占領期から現在まで、アメリカの対日占領支配は継続中である。その事実から目を逸らし、九条の拡大解釈で自衛隊という軍隊の浮遊霊を存在させてきた。この状況自体が、戦後日本人が、内なるレジティマシー(正統性)を喪失していることの証しである。これに一石を投じた軍隊浮遊霊の精鋭が出た。田母神俊雄航空幕僚長である。彼が投じた田母神論文こそ、自衛隊憂国派による乾坤一擲の意志の表出である。日本の崩壊を心配する祖霊が彼に働きかけたのかもしれない。この論文を読んで、日本にはまだ救いが存在すると確信するのは私だけだろうか。

 戦後の日本人は、東京裁判史観に雁字搦めに囲繞(いじょう)され、コミンテルンによって醸成された赤化思想の思潮的揺曳感にいまだに翻弄され続けている。その結果、国民全体に宿る通念的世界観に、国家意識の危殆的な希薄化がもたらされている。これがどれほど民族の自尊心や国益を毀損しているか、その弊害は絶大である。

 終戦直後、GHQが国際法を無視した私設軍事裁判所を東京市ヶ谷(旧陸軍省参謀本部)に造営した。極東国際軍事裁判である。それはドイツ・ニュルンベルグ裁判を凝らし、日本軍の戦争犯罪人を裁くためと、日本人全体に、戦争はすべて一方的に日本が悪いという戦争犯罪史観を刷り込むために無理やり開いた法廷だった。これが国際法無視や国際的な慣行無視と言われるのは「法の不遡及」の原則が踏みにじられているからである。これは法治社会の不文律を破る野蛮性があり、人類史が生み出した法体系の精神から言って許されざる暴挙だ。

 GHQとは、体裁は「連合国軍最高司令官総司令部(General Headquarters)」、つまり見かけは複数の戦勝国の軍事司令部代表機関のようになっているが、その実質的な運用実体はアメリカであり、マッカーサーであった。GHQは日本の為政者や知識人など、指導層には東京裁判を、一般大衆には新聞とラジオ放送によって、日本悪玉史観を植えつけた。これら大々的な洗脳のための情報宣撫作戦をWGIP(War Guilt Information Program)と言う。

 占領軍によって用意周到に遂行された、占領期のこの情報作戦によって、日本人は徐々に精神の深部を蚕食され、日本人というのは先天的に悪い素質を持つ最低の民族なんだなという自国毀損、及び自国侮蔑史観が徹底的に刷り込まれた。特にマスメディアや教育界はWGIPの継続的伝播を国民にもたらした。この文脈で言えば、先日更迭された中山前国交相の日教組批判はまったく妥当なものである。

 極東国際軍事裁判(東京裁判)が生み出した洗脳史観を「東京裁判史観」と言うが、これによって、国民に染み付いてしまったのは、国家は悪、大東亜戦争も悪、日本はアジアや世界に大迷惑をかけた「人類の鬼っ子」という、自虐的かつ贖罪的なイメージであった。WGIPによる東京裁判史観は、太古から受け継いだ日本人の清新な精神を徐々に摩滅させ、日本人本来の馥郁たる情感や美的観念、長い伝統で培った互助精神、愛他精神を破壊していった。

 固有の美しい伝統や先祖の内面的特性は漸次消失し、平成の小泉政権時代を通過して、日本人は急速に日本的霊性を失ってしまった。米国の収奪主義、強欲主義が凝集した年次改革要望書を進んで受け入れ、同胞を騙し続け、アメリカや国際金融資本に卑屈な笑いを浮かべながら阿諛追従する売国日本人が多数輩出している。そのような現代の状況も、根底には東京裁判史観の猛毒が作用しているのだ。自民党の清和政策研究会、あるいは民主党の凌雲会などという政策研究グループも、典型的な東京裁判史観の崇拝者なのだ。つまり、骨の髄までアメリカの精神奴隷である。彼らには日本文明の真髄を誇る意識も、先祖の遺徳を崇める感謝の心も皆無だ。亡国の徒が二大政党の中枢に巣食っている。

 このように、最近の日本は自国の正統性(レジティマシー)も、自立自存の気運もまったく省みない亡国的思潮、亡国的政治風潮が色濃くなっていた。このような潮流にあって、11月1日のニュースに驚くべきことが出ていた。それは、航空自衛隊の最高責任者である田母神俊雄航空幕僚長が、ある論文を発表したが、この内容が政府の見解と食い違い不適切だということで、浜田靖一防衛相によって急遽解任されたというニュースだった。

 その論文は「アパグループ」によって開催された、第1回「真の近現代史観」懸賞論文であるが、これに応募して田母神空幕長はみごとに最優秀賞受賞者の座を射止めた。その論文の題名は「日本は侵略国家であったのか」である。「神州の泉」管理人は早速、この論文を精読してみた。読み終えて感動し、久々に目頭が熱くなった。論文の基底的骨子は、わが国がはたして本当に侵略国家であったのかという、大東亜戦争の通念的な歴史感に真っ向から強い疑問を投げかけ、その認識の修正を迫るものである。いわゆる日本の思想的戦後史を囲繞してきた東京裁判史観に真っ向から立ち向かう勇気ある論述である。

 戦後の日本人は多かれ少なかれ、WGIPによる日本悪玉史観に汚染されており、大東亜戦争を評価する時、左翼史観や東京裁判史観と異なる見解を示した途端に、拒否感情や怒りの感情を惹起させる。それは政府の要人であろうが、財界人であろうが、有識者であろうが、一般国民であろうが、軒並み強い汚染度を示している。日本人はよく反省する必要がある。我々の精神に住み着いている、大東亜戦争に関する基本的な歴史認識は、実は占領期のWGIP、つまり、東京裁判や新聞報道、ラジオ放送で行われた「真相箱」などの情報操作作戦で刷り込まれたものであることをよくよく考えたほうがいい。

 学校で教わった近現代史、特に大東亜戦争に関する知的情報の摂取は骨格そのものが大間違いなのだ。その重要部分はアメリカによる太平洋戦争史観であり、アメリカや当時の戦勝国に都合の良い捏造の戦争史観なのである。日本という国は、来日したアインシュタイン博士が喝破したように、古い伝統を誇るアジアの盟主、アジアの高峰である。わが国は本来、立派な伝統文化や良い国柄(くにがら)が残存する、世界に誇れる美しい国だった。それが終戦を経て経済大国になっても、国民は自国の伝統文化の本質を忘却し、日本人として生きるにあたり、いっこうに気持ちが満たされないという精神の貧困に喘いでいる。

 それにははっきりとした理由が存在する。アメリカによって刷り込まれた誤まった歴史観によって自分を見失っているからである。現在、経済的にも日本は青息吐息の土壇場に差し掛かり、活路を求めて足掻いている。しかし、アメリカ発のサブプライムローンから発生した世界金融危機によって、アメリカの真の正体が見えてきた。アメリカは今も昔も民主主義の聖なる殿堂ではけっしてない。この国にはいっさいの憧れを抱かずに、プラグマティックに賢く付き合う覚悟を持つことだ。この国に、親に対するような信頼感を持った途端に、骨の髄まで収奪されてしまうことになる。もう気付いた方がいい。

 アメリカが、プロテスタンティズムやカトリシズムが支配するキリスト教国であり、新約聖書でイエスが説いた、あの美しく慈愛溢れる「山上の垂訓」が息づいていると思ったら大間違いである。もしそうなら、イギリスを脱出した清教徒たちは現住民(インディアン)の土地を奪ったり虐殺したりすることもなく、奴隷船でアフリカから黒人を連れてきて強制労働などはさせなかっただろう。人種差別のどこに人類愛があるというのか。アメリカを聖書的に表現するなら、その性格は新約聖書にはまったく見つからず、むしろ旧約聖書に頻繁に記述されている古代イスラエル民族の闘争本能が具現化したような野蛮な行動原理を内包すると見た方が正確であろう。

 日本人はそういうことをきちんと見定めた上で、アメリカと付き合っていかなければならない。アングロサクソンは非常に頭のいい人種である。しかし、融和性、協調性、親睦性などの裏に、どれ一つとっても気を許せない奸智が透けて見える。大国で軍事力も強大、その上いたって狡猾。日本人は彼らの狡猾さを見究め、彼らの上を行く知略を持たなければならない。しかし、彼らの野蛮さを身に付けることはご法度だ。それをやれば国際社会が味方しない。最後には良心と誠実さが勝つだろう。要は本来の日本人に戻ればいいのだと思う。

 田母神論文は日本人が持つべき正統な歴史観を正直に提示している。これを航空自衛隊のトップが開陳したことに重大な意義がある。皆さんも大きな問題意識を持って彼の論文を読んで欲しい。日本がいつまで経っても幸福になれないのは、間違った歴史観がメジャーになってしまっているからだ。その根本的原因を解明した方がいい。

(私のコメント)
「株式日記」ではアメリカと中国による日本封じ込め政策について書いた事がありますが、オバマ民主党政権が誕生した事でクリントン民主党政権時代の悪夢が復活する事を懸念しています。ブッシュ共和党政権でも発足当初は対中強硬路線でしたが、二期目は対中融和路線に転換して、チベット問題があるにも拘らず北京オリンピックの開会式に参加した。さらには日本の反対にも拘らず北朝鮮のテロ支援国家指定解除に動いた。

当面の日本の軍事的脅威は中国と北朝鮮にあるのですが、アメリカはイラク戦争で手一杯になり極東方面の事は手が回らなくなり沖縄の海兵隊もイラクに釘付けだ。だから中国や北朝鮮には宥和政策にならざるを得ない。台湾に対しても台湾独立を抑え込んで国民党政権を誕生させた。これでは中国が台湾に武力占領してもアメリカは抗議はするだろうが反撃はしないだろう。

中国はアメリカに多くのエージェントを送り込んで、民主党を中心に親中派が増えて米中による対日包囲網を形成するかもしれない。これでは何のための日米軍事同盟か分からないのですが、キッシンジャー周恩来会談によれば米軍の日本駐留は日本を永久占領する為のものであり、憲法9条と日米安保で日本の真の独立は出来ないだろう。

吉田内閣の頃は吉田ドクトリンでアメリカの戦争政策に直接協力しないという事を憲法9条で守りましたが、イラク戦争では自衛隊も協力させられている。朝鮮戦争やベトナム戦争には左翼の反米活動で参加せずに済みましたが、ソ連崩壊後は左翼はスポンサーを失って政治勢力を失った。

中国は、万年野党の社会党を見捨てて自民党内の経世会を中心に親中派を形成して左傾化して行った。野中広務が実権を握って現在の民主党以上に左傾化したときもある。その後親米派の清和会の小泉内閣と勢力を挽回しましたが、親米政権であり決して保守政権ではない。その証拠に平沼赳夫議員のような保守派議員を追放している。

このように日本ではアメリカや中国から支援を得られないと政治活動は出来なくなり、自主独立の政治路線は政治勢力にはならない。自民党も民主党もアメリカと中国の又割き状態になり動きが取れなくなっている。つまり反米的な事を言っても口を封じられ中国を刺激する事も言えない事大主義的な政治家が国会を占領している。

だから田母神論文のような意見は、たとえ正論でも親米親中の双方から袋叩きにされる。学界からは小学生並みと貶されるしマスコミからは文民統制違反と叩かれている。擁護支援しているのはネットの一部であり、保守政治家の一部に過ぎない。ネットならアメリカや中国に援助されなくてもいい為に自由な事が言えるからだ。日本では本当の保守はネット空間にしか存在しない。西村眞吾議員も日本では数少ない保守派の議員だ。


◆「強い国」とは歴史の真実を堂々と明言できる国・さらば村山富市 11月1日 西村眞悟
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=386

 次に、田母神航空幕僚長の論文であるが、産経新聞に報道されていた論文要旨を読んだが、当たり前のことを述べておられる。同感である。
 もちろん、田母神氏の論文要旨は、村山富市氏の「談話」とは内容も歴史観も異なる。しかし、そもそも、航空幕僚長たる者、村山富市氏と同じ認識であることこそ更迭に値するのである。何しろ、村山富市とは総理大臣になっても暫くの間は、「自衛隊は憲法違反」と認識していた社会党の御仁であるからだ。
 しかるに、この村山富市氏の歴史認識と反することを書いたという理由で航空幕僚長を更迭したのが現内閣である。逆ではないか。その理由は、野党が国会で幕僚長と内閣の歴史認識の違いを内閣攻撃の武器にするからであろう。
 何とも情けないではないか。そこまでしても、自虐史観の社会党的歴史認識に閉じこもらなければ国政が運営できないと思い込んでいるとは。また、自国を悪い国だという前提で内閣を攻撃しようとする野党質問の低次元さも目に見えるようだ。
 自虐史観で内閣を攻撃しようとする野党と自虐史観に閉じこもって攻撃をかわそうとする政府の閣僚。ともに、祖国への愛をもっているのであろうか。

 以上、本日の朝刊が報ずる二つの事件から、
「強い日本」、「明るい日本」そして「誇りある日本」への改革とは何かが具体的に明らかになったではないか。
 その第一は、歴史の回復、即ち、自虐史観からの脱却である。
 であるのに、「強い日本」、「明るい日本」を所信表明で語った総理の率いる内閣が自虐史観に閉じこもってどうする。

 もっとも、現在の政治情勢の中では、航空幕僚長たる者、軽々しく、野党に武器を与えるような論文を発表するとは何事かと、苦々しく思う内閣の気持ちもよく分かる。
 しかし、それを発表してしまったのだから苦々しく思っても仕方がない。
 私は、逃げるなと言っているのだ。犬と一本道で出くわしたことがある人なら分かるだろう。逃げれば弱い犬に限って追いかけてくる。何ともないと前進すれば道をあける。

 最後に、航空幕僚長は「軍人」の最高位であるとすれば、本件も、「政治と軍事」の関係と捉えておくことも必要である。
 政治は問題解決を外交の領域から軍事の領域に移すか否かを決める。これが、シビリアンコントロールの本質である。そして、政治から目的を与えられた軍は、その目的達成の為に指揮官の命令により行動を起こすことになる。
(日本海軍の真珠湾攻撃に際して、ルーズベルト大統領は軍の最高指揮官を顧みて「君たちの領域に移す」といったといわれる。これがシビリアンコントロール発動の典型的情況である。)
 
 この時、その軍事目的の達成のために部下将兵のもつべき歴史観はこれだと指揮官が確信するならば、指揮官は堂々とそれを部隊に示して周知徹底しなければならない。
 仮に指揮官が、内閣のもつ歴史観によれば、部下が任務を全うできないと思えば、内閣の歴史観に迎合してはならない。迎合するのは官僚であって軍人ではない。迎合すれば軍事目的が達成できず国家の存立を危うくするからである。
 本件更迭に即して言えば、航空幕僚長が、村山富市歴史観では部下は日本人としての誇りをもつことができず軍人としての任務を全うできないと確信すれば、それが内閣の歴史観であっても従う必要はない。従えば、任務を全うできず何のために日々訓練をしているのか分からなくなるからである。
 
 「日本は侵略戦争を続けて悪いことをした悪い国であった。従って日本に軍隊をもたせてはならない。だから自衛隊は軍隊ではない」
 この社会党的歴史観で部下に祖国を防衛させようと思っている指揮官こそ更迭に値する。何故なら、そもそもこの歴史観では祖国のために命を投げ出して戦えないからである。

 この度の更迭であるが、航空幕僚長の思想傾向をチェックして内閣が決めた。ここで、ふと連想するのは、かつてのソビエト軍のなかの「政治将校」と言われる存在である。
 政治将校とは、部隊の指揮官達がスターリンの満足する思想を持っているか否かを監視するために政治から送り込まれる官僚のことである。部隊の指揮官達は、軍人としての能力ではなく、この政治将校のお眼鏡にかなうか否かで地位を得るか失うかがきまる。つまり、ごますりでなければ高級将校になれない。実に陰惨な組織を政治将校の思想チェックが作りあげていたのだ。
 そこで、スターリンの政治将校と同様に、我が国では村山富市の政治将校が健在で、そのお眼鏡にかなうごますりでなければ高級自衛官を続けることができないとすれば、実に馬鹿馬鹿しい。これほどの国益喪失があろうか。我が国の「村山富市の政治将校」とは政党、マスコミ、文化人そしてむちゃくちゃな判決をする裁判官である。
 航空幕僚長更迭のニュースに接し、この通り憂慮する。


 

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