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12月８日、地方分権改革推進委員会は第二次勧告を麻生首相に提出した。国の出先機関にいる約９万6000人の職員のうち、36％にあたる３万5000人程度を減らすことを勧告したのだ。
この新聞記事を読んだときの私の感想は、「地方分権改革推進委員会のメンバーは、いまの時代が大失業時代であることを知らない人々の集まりなのか、もしいまが大失業時代であることを知っているなら、おそろしく非人間的で冷酷な精神の持ち主なのか」――というものだった。
いまは大失業時代である。これ以上失業を増やしてはいけないのだ。政府は失業者を減らすために全力をあげなければならないときである。それなのに政府の正式機関の一つである地方分権改革推進委員会は、国の機関にいる職員の大量人員整理をせよと政府にいうのである。あまりにも無神経である。あまりにも非人間的、非人道的である。
小泉構造改革は冷たすぎるほど冷たい改革だった。これを推進した人々は小泉首相と同類の冷たい人間性の持ち主だった。その小泉構造改革を推進した冷たい心の持ち主がまた蠢動し始めた。小泉元首相が再び表舞台に出てきて、郵政民営化推進派は議員連盟「郵政民営化を堅持し推進する集い」を発足させた。郵政民営化見直しをつぶそうというのだ。
日本にとって暗い兆候である。数年前、小泉構造改革で踊ったネオコンの残党が復活してきた。テレビもネオコン派に乗っ取られた感がある。由々しき状況である。
次の総選挙で小沢民主党政権が生まれる可能性が高まっているが、小沢代表ら民主党幹部はいまだにネオコン・市場原理主義から脱却できていない。アフガニスタン戦争にも加わる方針だ。世界各国政府がネオコン・市場原理主義から脱却し、政府主導による経済危機突破の努力を始めているときに、日本はネオコン・市場原理主義の軛から脱することができないのである。日本の危機は深刻だ。危ない時代になってきた。
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コメント
はぁ？一体何を見てきたんだよｗ 小沢らカルト詐欺新自由主義者らは。馬鹿なのかコイツラは。一体アメリカの何を見てきたんだ？最後に投機のツケは税金で救済でちゅよｗｗｗ
国民を舐めてんなよ。積極的に支持されていると思ったら大間違いなんだよ。勘違いすんな。
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