★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK56 > 941.html
 ★阿修羅♪
【揺らぐ文民統制】<5>オンブズマン 実態公表する仕組みを(東京新聞)
http://www.asyura2.com/08/senkyo56/msg/941.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 12 月 15 日 10:26:48: twUjz/PjYItws
 

http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/bunmin/list/CK2008121402000136.html

【揺らぐ文民統制】
<5>オンブズマン 実態公表する仕組みを
2008年12月14日

 「それは言い訳だと思います」。浜田靖一防衛相は珍しく声を荒らげた。防衛省で五日、行われた記者会見。この日も田母神(たもがみ)俊雄前航空幕僚長の論文問題が取り上げられた。

 安倍晋三元首相が「戦後レジームからの脱却」と言うなど、政治家の発言が影響したのではないか、との問いに、浜田氏は「政治家が言ったから『私(田母神氏)が言っていい』ことにはならない」と否定した。

 では、政治家は自分の言葉で歴史認識を語っているのか。

 歴代首相のうち、村山富市氏が戦後五十年の節目に「植民地支配と侵略によって、多くの国々に多大な損害と苦痛を与えた」との談話を出した。麻生太郎首相は十月、衆院で「(村山談話を)私の内閣でも引き継ぐ」と答弁しただけで、自分の言葉で語ろうとはしなかった。

 語らぬ政治家に代わり、制服組トップが歴史認識を語る逆転現象。だが、田母神氏の論文公表は、該当する条文がなく、自衛隊法違反には当たらないというのが防衛省の見解だ。田母神氏を更迭した根拠について、幹部は「政治判断というしかない」とする。

 偏向が疑われる幹部登用試験、秘密裏に行う政治家への働き掛けなど、これまで見てきた自衛隊の実態は、外の世界から遮断された聖域にある。この聖域の中で、田母神論文が生まれ、さらには毎年九十人前後もの自殺者を出す事態を招いている。

 「国民の目に見えない自衛隊、隊員たちが苦悩する自衛隊」でいいはずがない。解決策として「軍事オンブズマン(防衛監察委員)制度」の導入を提唱するのは、早稲田大学法学学術院の水島朝穂教授だ。

 同じ敗戦国のドイツの場合、連邦議会から選ばれたオンブズマンが兵士からの苦情を受け付け、通告抜きで部隊訪問も行う。

 「苦情の多くは海外派遣。『貧弱な装備で、危険なアフガニスタンでの任務を命じられている』という兵士の訴えが、報告書の形で議会に提出され、大きく報道される。軍内部の矛盾が表に出て、問題として認識されるわけで、風通しのよさは自衛隊とは比べものにならない」と水島氏は話す。

 また、議会が軍人から報告を受ける仕組みは、米英など各国にある。日本でも制服組からの報告を求める声が上がったことがある。

 次期戦闘機選定を議論した一九七六年八月の参院内閣委員会。社会党(当時)の秦豊氏は「制服組は100%知り得ている。内局はせいぜい80%、防衛庁長官は60%、国会は30%も知らされていない」と情報不足を問題にした。「じゃ国会とは一体何か、何をチェックできる、何がシビリアンコントロールだ」と話し、制服組に議会報告させるよう求めたが、「従来の慣行」を理由に一蹴(いっしゅう)された。

 冷戦後、海外活動を通じて力を蓄えた自衛隊。抑える、隠すという従来の手法では、もはや収まらない。 =おわり

 (この企画は編集委員・半田滋が担当しました)


最新記事
<5>オンブズマン 実態公表する仕組みを(2008年12月14日)
<4>首相官邸 司令塔の機能果たせず(2008年12月12日)
<3>参事官制度 疑心暗鬼三つどもえ(2008年12月10日)
<2>政治不信 増える任務『余力なし』(2008年12月9日)
<1>幹部教育 『現場任せ』 残す疑念(2008年12月8日)
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      HOME > 政治・選挙・NHK56掲示板

フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。