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都議会海外調査の驚くべき実態−海外調査は中止し再検討すべき(日本共産党東京都議団)
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投稿者 gataro 日時 2008 年 12 月 17 日 08:23:13: KbIx4LOvH6Ccw
 

http://www.jcptogidan.gr.jp/html/menu4/2008/20081216171005.html

都議会海外調査の驚くべき実態−海外調査は中止し再検討すべき

2008年12月16日
日本共産党都議会議員団

 盗用問題まで連続して発覚した東京都都議会の豪華海外調査にたいし、都民の批判が高まっており、都議会としてこれまでの経過と実態を明らかにし、全面的に再検討することが求められています。日本共産党都議団は、すでに2005年にそれまでの4年間における海外調査の実態が、税金を使ってまで実施する意義がほとんどなく、視察費用が高額でムダだらけであることを具体的に明らかにし、海外調査を中止するよう提案してきました。その後も、海外調査が提案されるたびに反対し、全面的に再検討することを求めてきました。しかし都民やわが党の批判に背をむけて海外調査が継続されてきました。
 そこであらためて、今期における3年の海外調査の実態について全面的に調査し分析してきました。その結果、明らかになった実態は以下のとおりです。

1、3年間の都議会海外調査の概要について

 東京都議会では、今期がスタートした2005年8月以降、自民、民主、公明の3党によって6回の海外調査が行われました。内訳は自民党4回、民主党2回、公明党3回(自民、公明合同は3回)。参加議員は全体で31名でした。
 訪問先は、アメリカ、ブラジル、ギリシャ、アラブ首長国連邦、カタール、イギリス、ドイツ、エジプト、フランス、スペイン、デンマーク、アイスランド、フィンランド、ベルギー、スウエーデンなど15カ国23都市に及び、全地球規模で実施されました。
 調査目的は、主に「災害対策」「オリンピック開催関連」「エネルギー政策」「観光振興」「都市政策」や「都市交通」となっていますが、調査の内容は世界遺産や文化施設、観光ポイントなどを見て回るものが多いうえ、調査報告書を見ても、国内で書籍やインターネットを使って調べればわかるものが多く、高額の公費を使っていく意義はきわめて乏しいものでした。また、高齢者、障害者などの福祉施策や教育施策の調査は皆無です。オリンピック開催関連調査の調査理由は、「オリンピック開催都市に向け、IOC関係者等に働きかけを行う」というものであり、「海外都市の施策の実態」などの調査という本来の目的から逸脱するものです。
 3年間の海外調査に使われた都民の税金は総額約5864万円、1人当たり約189万円となり、1人当たりで最高額は民主党の北欧諸都市調査で約270万円、ついで自民党のエジプト・スペイン・フランス調査で約228万円です。
 なお前期は02年から04年に9回の海外調査が実施されましたが総額約5645万円、1人当たり148万円であり、浪費が前期よりもいっそうひどくなっていることがわかります。


2、全国の道府県議会との比較
(1)昨年度実施は17都道府県議会、全体の3分の1に


 あらためて全国の道府県議会での海外調査の実施状況を調査しましたが、実施議会は年々減少し、05年度は34議会、06年度は25議会、そして昨年度は17議会で、全議会の3分の1程度となり、実施議会は年々少数になっています。「制度はあるが中止」したと回答した議会も12議会ありました。それだけに、いまだに海外調査を議員の特権であるかのように当然視する都議会の自民、民主、公明3党の認識が問われます。

(2)浪費ぶりは都議会が突出

 1人当たりの経費を比較すると、東京を除く全国平均は約82万円ですが、東京都議会は約189万円で、全国平均の2倍以上でした。さらに調査団別に1人当たり経費を比較すると、都議会の6回の調査は、経費が高かった全国上位10位までのなかにすべて入っています。都議会民主党が07年に行った北欧調査の1人当たり約270万円がずぬけて1位、2位も都議会自民党によって07年に実施されたエジプト・フランス・スペイン調査の1人当たり約228万円でした。このように、都議会の海外調査の浪費ぶりは突出していることが浮き彫りになりました。
 経費節約の努力についても調べました。その結果、1人当たり80万円など費用の上限を設ける議会が8議会あり、海外調査を実施している議会であっても多少は経費節約の努力がされていました。しかし、都議会の場合は上限すらないため、総費用が青天井で膨らんでいるのです。

(3)調査目的について

 他の議会の場合、調査目的として、都議会と同様に都市計画や観光振興策、環境対策などもありますが、少子化対策でフランス、福祉施策でデンマークやスウエーデン、教育問題でフィンランドなど、福祉・教育施策のための調査目的があげられていたことは、その実際の調査内容は別として都議会の調査とは異なる点です。また、他の議会では中国、韓国、ベトナムなど近隣のアジア諸都市を対象に、県内進出企業などの調査をおこなっています。この点もその内容は別として、都議会とはちがうところでした。


3、都議会海外調査の驚くべき実態
(1)浪費の実態
@青天井の経費積み上げ

 都議会の場合、北欧や南米など移動距離の長い調査が多いのが特徴です。航空費や宿泊費の規定がありますが、航空費はビジネスクラスです。そのうえ、これも上限がありません。費用がかさむ原因の一つです。また、添乗員、通訳、移動費用は何の規定もなく、ここに野放図に費用が払われていることが、調査費用を膨らませる重要な原因になっています。

●現地調査費だけで394万円――自民党のエジプト・スペイン・フランス調査

 例えば2007年10月に実施された自民党5人のエジプト、フランスなどの訪問では、通訳、添乗員、専用車の費用が8日間(※日本から現地への往復の日数を除いた日数)で約394万円、1人当たり約79万円もかかっています。
 10月27日(土)は、パリ市内の「環境、公共交通・都市政策等」の調査日でしたが、調査報告書には何の記載もありません。通訳をつけていないので、立ち入った聞き取りはないと思われますが、8時間の「市内調査」の専用車、添乗員費用として34万5900円も支払っています。

A節約どころか使い放題――30分の移動に12万円
●民主党の北欧調査

07年10月の民主党4人による北欧5カ国訪問では、専用車費用だけで8日間で総額約199万円もかけています。例えば、コペンハーゲン空港からホテルまでのわずか30分程度の移動なのにわざわざ専用車を使い、片道約12万円、往復で約24万円も支払っています。ちなみに、宿泊したホテルは中央駅から徒歩5分ですが、空港から中央駅行きのリムジンバスを利用すれば1人約560円(35デンマーククローネ、※08年12月12日の為替相場、1デンマーククローネ=約16円として計算)、4人で2240円ですみますし、タクシーに分乗しても、1台あたり約2400円(150デンマーククローネ)、2台で4800円ですみます。
 北欧専門の旅行社にコペンハーゲン空港からホテルの移動の専用車を試算してもらったところ、片道で約3万円ですむということでした。

B深夜まで添乗員をつけ、専用車を乗り回す

 調査とはいいがたい行動にも、平気で通訳や添乗員、専用車を使うことが、費用をおしあげる一因になっています。

●ミュンヘンでの自民党、公明党

 たとえば、自民党、公明党5人の06年11月のオリンピック招致に係る課題等調査のなかで、23日にフランクフルトからミュンヘンに移動した後(ミュンヘン到着は17時5分)は、添乗員をともない、専用車を使用して、19時から23時20分まで行動し、21万6952円を支出しています。くわえて、利用しなかった通訳のキャンセル料6万7973円を支払い、添乗員、専用車、通訳の費用総計28万4925円を支出しています。調査報告書でも、事前の計画書でも、この日のミュンヘンでの調査日程は入っていませんが、いったい深夜まで専用車を乗り回し、何をやっていたのか、都民に明らかにすべきです。

●マドリードでの自民党

 07年10月の自民党のエジプト・スペイン・フランス調査でも、25日午後のマドリード視察は、調査報告書によれば、市の国際活動戦略本部と観光局を訪問し、現地視察をしただけです。ところが、添乗員をともない、専用車を使って、午前11時から深夜11時30分まで行動し、37万6300円も支出しています。深夜まで何を「調査」していたのか、都民に明らかにすべきです。

C支度料だけでも総額156万円

 誰もが海外旅行に行くような時代になっており、議員の場合には一般の勤労者より高い報酬をえていながら、いまだに3年間以上のブランクがあれば、海外出張の「支度料」として、1人当たり5万3900円が支給されています。今期は、6回で31人中29人が支給をうけ、総額156万円が支払われています。

(2)観光旅行といわざるをえない実態

 6回の調査は、すべて明らかに観光的といわざるをえない部分がありますが、とりわけ観光的要素が強いものは以下のとおりです。

@丸1日かけて観光地モン・サン・ミシェル訪問――自民党のフランス調査

 07年の自民党のエジプト・スペイン・フランス調査のなかで10月28日(日)はパリからナントへの移動のみの日になっています。しかし、わざわざ専用車で140キロメートルも大回りして(※「グーグルマップ」にもとづく日本共産党都議団の試算)、調査目的にもなっていない世界的観光地であるモン・サン・ミシェルを訪問。ナントまで鉄道を利用すればはるかに安く、早く着くのに、専用車を12時間30分使い、33万4000円も支払っています。ちなみにナントからパリに戻るときは鉄道を利用し、2時間5分でパリに到着しました。その運賃は8万5000円です。せめて差額の24万9000円は返却すべきではないでしょうか。

A観光地見物と盗用――民主党のブラジル視察

 総額765万円、1人当たり191万円も使った民主党4人の06年のサンパウロ、イグアス、クリチバ訪問の現地滞在した7日間のうち、世界的な観光地であるイグアスとイタイプー発電所では、通訳もつけず、管理事務所などを訪問して話を聞いた記述もありません。観光コースをまわっただけと推察されます。
 しかも、最大の目的であったブラジルにおける環境・エネルギー政策についての報告は、調査に行く前から国内で発表されていたレポートをほぼ丸写しに盗用していたことが明らかになりました。通訳までつけて調査した成果は報告書ではまったく見受けられません。東山農場についての報告も盗用でした。

B9泊10日で5カ国を飛び回り、移動のみの日が4日も――民主党の北欧調査

 そもそも、海外調査についての都議会の申し合わせでは、調査日程について「対象とする都市において十分な調査が実施可能な」日程と定めています。ところが1人当たり最高の約270万円を使った07年の民主党北欧諸都市訪問は、8日間で5カ国を回るというツアー旅行顔負けの飛び歩きです。
 「移動」だけの日が4日もありますが、そのなかには「空白」の時間が多くふくまれているのも特徴です。10月10日(水)は調査日程はなく、コペンハーゲンからレイキャビクへの移動だけですが、フライト時間は1時間10分です。残る時間に何をやっていたのかは「空白」になっています。コペンハーゲンでは、空港からホテルまでは30分程度で移動できるにもかかわらず、専用車が3時間5分使われたとの記録があり、市内観光したのではないかと思われます。2日もまともな調査をしないような日程は組むべきではありません。
 また、13日(土)も、調査報告書では、ヘルシンキからブルージュへの移動だけの日程となっていますが、ヘルシンキ到着後、専用車で約6時間動き回り、添乗員とあわせて33万9500円も払っています。翌日の14日(日)がブルージュ視察ですから、13日の6時間は何をしていたのか、これもミステリーです。


4、盗用は都民を裏切る反社会的行為

 今回の調査の結果、現時点で、06年2月の自民・公明調査団によるニューヨークなどの調査報告、06年10月の民主党のブラジル調査報告で、すでに発表されていた専門家や研究者の論文を盗用していた事実が明らかになっています。

@盗用であり、謝罪すべき

 民主党の調査報告では4ページ、自民・公明党の調査報告では8ページにわたった、すでに発表された報告や論文をほぼマル写しにしており、明白な盗用です。民主党は「盗作といわれてもやむをえない」と認め記者会見で謝罪しました・しかし、自民・公明党の場合、盗用ではなくて引用であるして謝罪すらしていませんが、8ページにわたって2人の研究者の論文をほぼそのまま引き写しておきながら「引用」などと開き直る態度は許せません。

A都民を裏切る行為

 自民・公明党のニューヨーク調査では都民の税金1275万円が使われ、民主党のブラジル調査では765万円が使われました。これだけの都民の血税を使いながら、報告書が盗用だったということは、都民を裏切る行為であり、何のための海外調査であり、何のための税金投入だったのかが問われる行為です。

5、中止して抜本的再検討を

 わが党は、これまでくりかえし海外調査は中止し、全面的に再検討することを求めてきましたが、今回の調査で明らかになった、歯止めのない税金の浪費、観光といわざるをえない実態、さらに報告書の盗用などという事態をこれ以上放置するわけにいきません。こうした問題を真摯に検討することなく、海外調査を継続することは、都民の納得は得られません。また、全国で制度の見直しや、中止がひろがっている状況にも目を向ける必要があります。
 これまでも海外調査のあり方は、1997年3月に都議会各会派幹事長で「当面自粛」が確認され、2000年までの4年間、海外調査は中止されました。また以前実施していた場合でも、超党派で議会代表として派遣する方式がとられていました。調査の必要性や調査先についても全会派の検討会で協議し結論を出す努力も行われてきました。現在のような事実上、会派として調査するという方式は01年以降のことです。
 現在の方式で実施して8年が経過してさまざまな問題が明らかになったわけですから、現在のやり方について抜本的、全面的に再検討することは当然のことです。税金の使い方をチェックすべき都議会自身が、自らの浪費には目をつむり、再検討もしないことは許されません。
 あらためて、現行方式での海外調査は中止し、全面的に再検討することを求めるものです。

以上


【添付ファイル】 資料(http://www.jcptogidan.gr.jp/html/menu4/2008/20081216171005_10.pdf


 

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