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スペインとフランスの諜報部が欧州での新たな「アルカイダ=CIA」テロを未然に防いだ!(T・メイサン)
http://www.asyura2.com/08/wara1/msg/148.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2008 年 2 月 10 日 22:01:22: SO0fHq1bYvRzo
 

(写真は、パキスタン大統領ムシャラフと米国大統領ブッシュ)

スペインとフランスの諜報部が欧州での新たな「アルカイダ=CIA」テロを未然に防いだ!(T・メイサン)


スペイン語版ボルテール・ネット(レッ・ボルテール)は2月8日に、主筆のティエリ・メイサンの文章で、次のような記事を掲載しています。

その見出しと記事紹介の部分を和訳し、内容をご説明します。

***************************************
http://www.voltairenet.org/article155062.html
La programada guerra de Pakistán que «los amos del mundo» la están fabricando tendrá que esperar
『世界支配者』がでっち上げているパキスタンの戦争計画を予想しなければならない
De cómo los servicios secretos españoles de Zapatero impidieron una nueva ola de atentados de Al Qaeda-CIA en Europa
サパテロのスペイン諜報部が、欧州でのアルカイダ−CIAによるテロ攻撃の新たな波を未然に防いだように

por Thierry Meyssan
ティエリ・メイサン 筆

Una amplia campaña de atentados islamistas que sembraría el terror en Europa estaba prevista entre el 20 y el 28 de enero. Pero fue desarticulada en el último momento por los servicios especiales de Francia (DGSE) y España (CNI), bajo la supervisión de José Luís Rodríguez Zapatero. Pero la OTAN contaba con esos atentados para justificar una intervención militar en Pakistán. Thierry Meyssan revela los entretelones de la fracasada maniobra.
ヨーロッパでテロ活動を行おうとしていたイスラム過激派の攻撃が1月20日から28日の間に予定されていた。しかしフランス(DGSE)とスペイン(CNI)秘密諜報部によって、ホセ・ロドリゲス・サパテロの指揮の下で、その最後の瞬間に未然に封じられた。しかしNATOはこれらのテロ計画をパキスタンへの軍事介入を正当化するものとして利用した。ティエリ・メイサンがこの失敗した計画の深部を暴露する。
***************************************

1月18日のことです。バルセロナの旧市街にパキスタン人たちが固まって住んでいるところがあるのですが、スペインの国家警察が、英国、フランス、ポルトガル、ドイツで数日内の「自爆テロ」を計画していたイスラム過激派のアジトを急襲し、数名を逮捕したと報道されました。(実を言いますと、私は「どうせいつものでっち上げ事件だろう」とたかをくくって無視していましたが、メイサンによるとどうやらそんなものではなかったようです。)

このテロ攻撃の事前情報をつかんだのはスペイン諜報部(CNI)なのですが、それは一味からの脱走者(メイサンはフランス諜報部のスパイかもしれないと語っていますが)からの告発からであり、CNIとDGSEは直ちに首相のサパテロに連絡し、サパテロと判事イスマエル・モレノが秘密裏に指令を下した、ということです。CNIとDGSEは以前から各国諜報部と協力して欧州各地にいるパキスタン系の過激派の動向を探っていました。

そしてこのバルセロナでの逮捕劇を皮切りに数日の間に欧州各地で「アルカイダ」メンバーが次々と逮捕されました。ちょうどパキスタン大統領ムシャラフが欧州各国を歴訪している最中でした。

このパキスタン人「アルカイダ」グループの首謀者と見なされているのはBaitullah Meshudという人物ですが、パキスタン政府と米国政府によって「疑いようも無くブット暗殺の首謀者(CIA長官マイケル・ハイデン)」とされています。

しかし、1月24日に英国で逮捕された6名は、1名が大統領ムシャラフを支えるパキスタン与党Pakistan Muslim League Quaid-i-Azam (PML-Q)の党首Chaudhry Shujaat Hussainの実の兄、3名は実の従兄弟、残りの2名も同党の党員であることが明らかになりました。しだいに内幕が明らかになってきますね。

アルカイダがCIAの子飼いの組織であり、さらに以前からCIAはパキスタン総合情報局(ISI)などの手下の組織を通してパキスタンのイスラム過激派組織をテコ入れしてきたことは有名ですが、メイサンによると、ムシャラフが欧州歴訪中に各地で「テロ事件」を起こし、ブット女史(オサマ・ビンラディンがとうの昔に死んでいたことを明らかにした)暗殺とあわせてBaitullah Meshudを「新たなビンラディン」として世界に印象付け、欧州をパキスタン〜アフガニスタンへの軍事介入により深く引きずり込もう、という戦術だったようです。

しかし、欧州各国の諜報部が協力してそのCIAの謀略をつぶしてしまった可能性が高い、といえます。どうやら米国を支配する者たちと欧州との間に深刻な対立があるようで、メイサンによれば、今回の事件での各国諜報部およびスペイン首相サパテロの対応がそれを物語っているようです。

(参照)
http://www.asyura2.com/08/wara1/msg/140.html
ゲーツ米国防長官:アフガン・イラク戦はヨーロッパで支持されていない【AP通信】(どこへ行く、日本。)
投稿者 gataro 日時 2008 年 2 月 10 日 14:51:22

なお、上の阿修羅投稿によると、ゲーツは一生懸命に「アフガニスタンとイラクは別だ」とわめいているようですが、欧州はそんな嘘をとっくに見抜いている、ということでしょう。

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