弱者への暴力、とりわけ少女への性暴力は許しがたい。しかしそれは残念ながら基地の町、そして戦場で常に繰り返されることでもあります。抑圧された兵士たちの性欲が抵抗できない少女に向かう。基地がある限り、戦争が続く限り、なくならないのかもしれません。 もしレイプされたのが自分だったら、あるいはわたしの娘だったら・・。米兵に力づくで犯された少女がどれほど怖かったか、痛かったか、悔しかったかを思うと体が震えてきます。心身にダメージを受けた少女に対して、「夜遅くに出歩くのが悪い」「派手な格好をしていたのがいけない」という言質がとびかう日本という国は狂っています。傷つけられた者をさらに苦しめることを平気でいう人たち。イラク人質事件のときの「自己責任論」に群がった人たちと同じ、陰湿な、権力に寄り添う人たちの存在が、こうした暴力を陰で支えています。 沖縄の北谷はわたしもよく行くところ。観覧車があり、美味しいレストランがあり、沖縄の若者達の集まる場所で決して危険なところではありません。少女がおしゃれをして自分の町を歩いていたことが責められるのはおかしいです。そこに米兵がいること自体が、おかしいのです。 米軍が沖縄を占領してもう63年です。 米兵たちへ:そろそろ自国に帰って、米国本土を防衛しなさい。セックスをしたいなら、愛し合う人としなさい。少女をレイプしてはいけません。 To US Soldiers: You've been here too long. Go home and protect your own country. Make love with who you love and who loves you. Do not rape young girls. 2月10日に岩国市長選挙で福田さんを選んだ人たちは、このニュースに接して後悔しているのではないでしょうか。米艦載機移転を受け入れ、米兵の数が増えれば、基地にまつわる犯罪や騒音も増えることは必至です。 「米艦載機移転を受け入れないなら金はやらない」とすでに支払いが決まっていた交付金を突然カットし、苦渋の選択を岩国市民に強いた日本という国の金の力を使った暴力に、はらわたが煮えくりかえります。(こんな思いでいるのは体に良くないので、ホ・オポノポノの深呼吸で気を鎮めています) そのお金は元はといえば、わたしたちの税金です。日本政府、図々しいぞ、恥を知れ。この件に関して天木直人さんのブログに共感しましたのでお読み下さい。(以下、一部引用します) ーーーーーーーーー このブログで私が強調したい事はただ一つ。それは今度の選挙に勝った政府や福田新市長は、これからが苦悩する時であるということだ。福田氏に投票した岩国市民は、果たしてこれでよかったのか、と、福田市政が続く限り自問自答していかなければならないという事だ。