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占領下のイラクで増える未亡人 (イラク情勢ニュース)
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投稿者 新世紀人 日時 2008 年 7 月 10 日 18:02:37: uj2zhYZWUUp16
 

http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/2008_Dahr_Jamail_20080619.html

イラク情勢ニュース URUK NEWS > 2008 解放への道
占領下のイラクで増える未亡人
Home to Too Many Widows
ダール・ジャマイルの中東速報
2008年6月18日付
** Dahr Jamail's MidEast Dispatches **


Inter Press Service 
By Ahmed Ali and Dahr Jamail

バクーバ発、6月18日、IPS(インター・プレス・サービス) −− 占領の結果、イラクでは誰もが落伍者であることについて言えば、女性の右にでる者はいない。それを物語る顕著な兆候の一つが、ひじょうに多くの未亡人の存在である。


 アラブの放送局アシャルク・アル・アウサトは、2007年末に、イラクには230万人の未亡人がいると推計した。この数字には、1980年〜88年のイランとの戦争で未亡人となった人も含まれている。イランとの戦争では50万人が死亡した

 未亡人にとっては、あらゆるものが同じである。闇なのだ。

 IPSの取材に匿名で応じたディヤラ大学の教授は、「未亡人になるということは、今日のイラクでは死を意味する」と語った。「それはものすごい責任が彼女の肩にかかってくるからだ」。

 未亡人は占領の犠牲者であるが、同時に社会的な偏見がつきまとう。女性がミスを犯すとは思われてなく、ミスったときには、許されることはめったにない。女性は証拠もなしに安易に「悪事を働いた」と非難される。

 未亡人となった女性たちは自力で奮闘するしかなく、夫を失っても生きて行かなければならない。しかし彼女たちは、働くことや通常の日常的な活動に加わることさえ、容易には認められない。

 地元の商人はIPSに、「女性がそうした掟を破ると、彼女は周囲からの敬意を失うどころか、悪く言われるかもしれない」と話した。「これはイラクの地方社会の多くが前近代的で教育も受けてないからだ」と。この商人もまた、他の多くの者と同様に、報復を恐れて名前を明かそうとしなかった。

 ある宗教者はIPSに、「イスラムは夫を失った女性に自由を与えるが、人々は無知なるがゆえに、彼女に厳格な制約を課す」と語った。

 占領された間に何百万人もの生活が打ちのめされた。アメリカのJust Foreign PolicyとイギリスのOpinion Business Researchという2つのグループは、占領下で死んだイラク人の数を120万人以上と推計する。

 これは衝撃的な数字である。男は概して生計を立てる稼ぎ手であり、夫が死ぬということは、妻にかぶさる仕事が倍になるという意味である。つまり、生活費を稼ぐことと、子どもの世話および家事が妻に負わされる。そのうえに彼女は、未亡人はかくあるべきと期待される通りに、自分を律していかなければならないのである。

 夫を殺されたある女性は、「思いもよらなかった」問題を抱えているとIPSの記者に話した。

 「子どもは5人います。一番上が11歳で、一番小さいのが2歳。私は働いてないし、死んだ夫の給料も入らないので、とても負担になります」と彼女は言った。

 「生活がおそろしいほど厳しくなっているところに、夫を失ってしまったことは新たな痛手でした。1人ぼっちになったのに、家族は大勢で責任ばかり重くなりました。何年も悲嘆に暮れるのに、喜びの時間はほとんどありません。占領がひじょうに重い苦難をもたらしたのです」。

 バクーバ市(ディヤラ州都、バグダッドの北東40キロ)の大通りにある民兵の検問所で、夫を2年前に殺されたという別の女性は、自分の生活は地獄のようだと語った。

 「私の夫が人生のすべてでした。彼はバクーバでは有名な実業家でした。民兵が夫を釈放するのに5万ドルを要求したので、私は金を渡しましたが、夫は帰って来ませんでした。彼(の遺体)を死体管理所で発見しました。」

 「夫が生きていたときの豪勢な生活は過去のことで、今は親類からの助けを求めています。しかし私や私の子どものことをかまってくれる人はいません。私たちは忘れられてしまったのです。」

 夫を失った女性にできるのは、物乞いと屈辱の生活である。

 4人の子どもを抱える未亡人はIPSに、「何かが必要なときは、親類に泣きつかなければなりません」と話した。彼女の夫は米軍に射殺された。「だけど繰り返される頼みに親類もウンザリしていて、私も頼みごとをする気になれません」。

 彼女はさらに続けた−−「家族のことは先ず私が1人で責任を負わねばならないことに疲れました。一番上の子は12歳ですが、私の言うことを聞かず、どう扱ったらよいのかわかりません。家では夫がすべての采配をとっていました。そんな大事なことは私の手に負えないと気づきました」。

 ある地元住民は、死の恐怖が家族に何がおこるのだろうという恐怖も招いていると話した。「私が殺されて家族が荒野に置き去りにされるかもしれない。私はその恐怖で一杯なんです。家族は私にとってすべてです。家族が私の後を追うと考えるだけでもイヤです」。

 政府が未亡人たちの苦境を気遣うことはほとんどない。州の役所では、IPSの取材に職員が、「もし誰かが暴力事件や乱射で殺されたときには、家族は2000ドルの一時金を寄付される」と話した。

 だが「この寄付金は何の問題解決にもならない」とソーシャル・ケア・オフィスの職員が指摘した。彼もまた匿名を条件に話した。「本当の解決策はそれぞれの家族に毎月の給付を出すことでしょう」。


(*Ahmed, our correspondent in Iraq's Diyala province, works in close collaboration with Dahr Jamail, our U.S.-based specialist writer on Iraq who travels extensively in the region)


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