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原潜火災で２０人以上死亡 ロシア海軍が発表
モスクワ──ロシア海軍は９日、試験航行中の原子力潜水艦で８日に火災があり、２０人以上が死亡したと発表した。原子炉には異常はなく、放射能レベルは正常値とされる。
火災は艦内の消火システムの誤作動時に発生したとされるが、誤作動の原因は不明。死者にはロシア水兵と造船関係者が含まれていた。原潜は９日、自力で軍港ウラジオストク近郊のボルショイカーメニに戻った。
原潜には２０８人が乗っていた。負傷者数は２１人と発表されたが、２２人との情報もあり、原潜から駆逐艦に救出され、ウラジオストクに移送された。タス通信は、死者のうち１４人は民間人、６人はロシア水兵だったと伝えた。
国営ロシア通信が太平洋艦隊関係者の発言として伝えたところによると、火災発生箇所は原潜の船首部分だったため、船体中心に近い原子炉には影響はない。
原潜の名前は不明だが、原潜を建造したアムール造船工場の関係者は、日本海での試験航行中に火災が発生したと発言。後にロシア海軍も、原潜が日本海を航行中だったと発表した。原潜の試験は先月開始され、先週初めて潜水。軍港ウラジオストクがあるプリモライ地域に向かっていた。
ロシアでは２０００年８月にも原潜クルクスの沈没事故が起き、１１８人が死亡している。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200811090003.html
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