| Tweet |
(回答先: タリバンの攻撃で露呈、アフガニスタン駐留軍の補給ルートの脆弱性（AFP） 投稿者 ダイナモ 日時 2008 年 12 月 13 日 09:28:27)
タリバンなど武装勢力の増大で治安が悪化するアフガニスタンの最新情勢に迫りました
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00145783.html
11月、アフガニスタンとパキスタンとの国境地域で撮影された映像には、軍用車両の上で奇声を上げる人物が映っていた。
この人物は、タリバンだという。
軍事評論家の宇垣大成氏は、「実はこれ、タリバンによって、アフガニスタンに駐留する部隊のための補給物資を積んだ車列が襲われ、捕獲されてしまったという映像です」と話した。
映像には、コンテナを積んだまま奪われたトレーラーが映し出されていた。
現在、アフガニスタンにはアメリカ軍およそ3万を含む、ISAF(国際治安支援部隊)の6万5,000人が展開している。
この欧米軍を支えるのが、パキスタンとの国境地域、カイバル峠を経由する物資の補給ルート。
しかし、この補給ルートが今、タリバンや武装勢力に襲われ始めているという。
宇垣氏は「アメリカ軍やISAFが運用する装備や兵器は、部品の交換、燃料の消費からいって、常に補給が続かなければ部隊の維持ができず、当然作戦も維持できません。いわば、人の体にとっての重要な動脈なのです。かつて、この地を侵略した旧ソ連も、駐留部隊への補給ルートが十分確保できないまま、ゲリラとの戦いを強いられ、結局は敗退しています」と語った。
山道でアメリカ軍の車列が、遠隔操作の爆弾で襲われたり、砲弾を改造した爆弾を積み込んだ自爆攻撃も続いている。
また、大きな被害を生んでいるのが「RPG」という旧ソビエト開発の携帯式の対装甲ロケット。
1発で装甲車の撃破も可能なこのロケットによる被害は、まだ広がっているという。
これまで欧米軍は、タリバンや武装勢力を封じ込めるべく、その拠点を捜索し、攻撃する戦術を続けてきた。
特にアメリカ軍は、無人機とミサイルを組み合わせた作戦を実行した。
だが、現地のカールトンスミス駐英軍司令官からは「われわれはこの戦いに勝てない」、また、国連アフガニスタン支援団のカイ・エイダ代表からは、「軍事力でわれわれが勝つことは不可能」との声が上がっている。
一部の国際シンクタンクは、すでにタリバンは国土の70%で影響力を確保したと発表している。
こうした明らかな状況悪化の背景にあるものについて、放送大学の高橋和夫教授は「端的に言って、誤爆と誤射だと思いますね。一般住民が武装していますから、その区別が非常に難しい。実際に反米勢力でない人たちを誤爆・誤射した場合は、ただ単に民間人を殺したという結果ですよね」と話した。
アフガニスタンのカルザイ大統領は「アフガンで続いている一連の誤爆を何とか止めなければいけない。アメリカ次期大統領が就任したら、真っ先に要請するのは、アフガンの誤爆を終わらせることだ」と述べた。
高橋教授は「伝統的に男は武装してますよね、それが自分たちと家族を守る方法じゃないですか。誤爆・誤射で民間人が殺された場合は、それはその周辺の人たちの報復を招くわけですから、敵を自らつくるようなものですよね。ある意味で不必要な戦争を引き起こしているという側面は強いと思います」と話した。
また、高橋教授によれば、中央政府の腐敗など行政にも問題が多く、アフガン社会は混迷を深めているという。
高橋教授は「かつてモンゴルが敗れています。イギリスも敗れています。そして、ソ連も敗れている。そういうふうに考えると、ここは超大国の墓場ですよ。兵力を送っただけでは勝てないですね」と話した。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,ＭＬを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。