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【新型インフル】疑い症例十数カ国に拡大 メキシコへの渡航自粛勧告も【産経】
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090428/amr0904281924015-n1.htm
2009.4.28 19:19
入国する乗客の体温を示すモニター＝２８日午後、韓国・仁川国際空港（共同）
新型インフルエンザの感染か感染の疑いがある症例が２８日、発生源のメキシコがある米州大陸から欧州やアジア、オセアニアなど、十数カ国に拡大した。
各国政府はこれを受け、メキシコへの渡航自粛を呼び掛けたり、薬の備蓄を確認したりするなど、新型インフルエンザの拡大に警戒感を強めている。
メキシコを旅行したニューヨークの私立学校の生徒ら、４０人以上に感染者が出ている米国は、政府が２７日、米国民に対し、感染が広がっているメキシコへの渡航を必要でない限り、避けるよう勧告した。
ただ、米ホワイトハウスは２７日、オバマ大統領が４月中旬にメキシコを訪問した際、案内役を務めた国立人類学博物館の館長が２３日に死亡したのは、新型インフルエンザが原因ではないとの声明を出した。大統領への感染を懸念する声を打ち消した形だ。
英国でも、同じくメキシコから帰国した旅行者２人が発熱と呼吸器の異状を訴え病院に入院。ウイルスが検出された。メキシコの大学に留学して帰国したスペイン人男性も感染が確認された。英国やスペインの保健当局は薬剤の備蓄が十分にあることを強調。欧州連合（ＥＵ）も、メキシコや米国など感染地域への渡航自粛を求めている。
韓国保健福祉家族省は２８日、メキシコ旅行から帰国した韓国人女性１人が、感染の可能性が高い「推定患者」であると発表した。感染が確認されればアジアで最初の感染者となる。
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