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新型インフルエンザ：ホテル封鎖、香港厳戒 メキシコ人男性、上海経由で到着後発熱【毎日ＪＰ】
http://mainichi.jp/select/world/news/20090502dde007040002000c.html
◇アジア初感染者
【台北・大谷麻由美】香港で１日夜、アジア初の新型インフルエンザ感染者が確認されたことを受け、感染者が宿泊していたホテルでは、防護服にマスク姿の衛生当局者や警察官によって封鎖作業が行われ、物々しい雰囲気に包まれた。香港特別行政区政府は独自のインフルエンザ警戒度を上から２番目の「厳重」から最上級の「緊急」に引き上げ、厳戒態勢を敷いている。
香港メディアによると、感染が確認されたメキシコ人男性（２５）は４月３０日昼ごろ、中国・上海経由で香港入りした。到着後に発熱し、１日夜に病院で診察を受けた結果、感染が確認された。男性は友人２人と旅行しているほか、香港人男性１人とも接触していた。この３人も病院で検査を受けている。
封鎖されたホテル内では消毒薬がまかれ、宿泊客とホテル従業員の計約３００人が隔離されて検査を受けている。また、外出から戻った宿泊客はホテル内に入れず、マスク姿で大量の買い物袋を抱えながら、ホテルの外で途方にくれる姿も見られた。ホテルの封鎖は１週間続くという。
衛生当局はメキシコ人男性の搭乗した旅客機の便名、座席も公表。前後３列に座っていた乗客に連絡を求めるとともに、客室乗務員の健康状態を確認している。特区政府は社会活動や学校の授業については通常通りとしているが、今後の感染状況によっては対応を検討するという。
香港は０３年の新型肺炎（ＳＡＲＳ）流行で約３００人の死者を出した教訓もあり、警戒を強めてきた。しかし、メキシコ人男性は到着後に発熱したため、空港での検査をすり抜けてしまった模様だ。
- 香港でアジア初の新型インフル確認 利用ホテルの客など隔離 ワヤクチャ 2009/5/02 20:49:11
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