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日本は過剰反応！新型インフル対応で米紙
2009.5.23 05:04
新型インフルエンザの感染拡大で各方面に影響が出ている日本。２２日付の米紙ニューヨーク・タイムズ（電子版）は一部パニック状態になっている日本の対応を紹介し、特に感染症など海外からの病気に「パラノイア（偏執症）な国」だと伝えた。これは、日本の女子中高生も同様の意見で、ある意識調査では１５００人の約４割が「騒ぎすぎ」と冷めた見方をしていた。
コンサートやイベントの中止、休校、マスクの品薄状態…新型インフルエンザ流行に“脅える”日本だが、その対応は“神経質”すぎるのか？
２２日付の米紙ニューヨーク・タイムズ（電子版）は、神戸発のルポとして記事を紹介。新型インフルエンザ拡大によって、一部パニック状態になっている対応を伝えている。
日本社会にはもともと「衛生状態への強迫観念」があるとした上で、抗ウイルス剤「タミフル」を世界最大の備蓄国のひとつと報じる。特に感染症など海外からの病気には、「パラノイア（偏執症）な国」だと伝えた。
記事では、首都・関東圏でも感染者が確認されたことから「新たな不安の高みに達した」と指摘。神戸市内のスーパーには日用雑貨を買いためるために客が列をつくり、家から外出しない親子もいると伝えた。
また、日本の医療専門家からは政府や自治体の行き過ぎた対応に批判も出ているとしている。
「過剰反応」という意見には、日本の女子中高生も“同意”している。
携帯電話向けメディアコンテンツなどを手掛ける「ビジュアルワークス」は、全国の女子中高生１５００人を対象に新型インフルエンザに対する意識調査を実施。「弱毒性なのにそこまで騒ぐ意味がわからない」が１６．５％、「マスコミが騒ぎすぎ」が１４．２％、「他国に比べて日本は過剰反応しすぎな気がする」が１０．３％と、新型インフルエンザ騒動に、冷めた目を向ける女子高生が計４割強を占めた。
予防法については「うがい・手洗い」が３６％、「人混みを避ける」が２８％、「マスクをしている」が１３％との結果が出たが、一方で「特に何もしていない」という回答も２２％あった。
http://www.sanspo.com/shakai/news/090523/sha0905230505010-n2.htm
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