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中国人民銀総裁、将来の利上げに含み 「銀行、融資への興味失う」【NEKKEI NET】
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20091121AT2M2002T20112009.html
【北京＝高橋哲史】
中国人民銀行（中央銀行）の周小川総裁は20日、北京での講演で、低金利の長期化について「銀行が実体経済に（おカネを流す）役割を果たそうとしなくなる」と述べた。
銀行資金が貸し出しよりも株や債券などに回っていることに懸念を示した形だ。
将来の利上げに含みを持たせた発言とも受け止められている。
人民銀は昨年９月から12月にかけ、金融危機対応として５回の利下げを実施。
１年物の貸出金利は5.31％、預金金利は2.25％と中国では異例の低さとなっている。
預金金利より貸出金利の方が利下げペースが速かったため、銀行が稼げる利ざやも縮小。
周総裁は「利ざやが小さすぎると銀行は貸し出しへの興味を失い、（市場での）運用部門でカネを稼ごうとする」と懸念を示した。
非上場の民間企業などの資金調達が難しくなっているとされている。(07:00)
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