http://www.christiantoday.co.jp/main/international-news-2604.html
Christian Today
2009年11月30日

アイルランド教会での児童虐待、政府が謝罪

　【ＣＪＣ＝東京】アイルランド政府が１１月２６日、同国カトリック教会ダブリン大司教区の聖職者らによる児童虐待問題に関する調査報告書を発表した。

　イボンヌ・マーフィー判事らがまとめた報告書は、１９７５年から２００４年にかけて大司教区内の教会が運営する児童施設で子ども３２０人以上に行われたとされる虐待について調べたもの。聖職者４６人も調査対象となった。１００人以上の子どもに性的虐待を行ったことを認めた聖職者、２５年以上にわたり２週間に１回、子どもを虐待していたことを告白した聖職者もいる。

　報告書は大司教が恒常的に児童虐待を行った聖職者をかばい、虐待の事実を知っていながら警察に通報しなかった、と結論している。

　ディアミューイッド・マーティン大司教は記者会見で「被害にあった方１人ひとりに謝罪する。一連の事態を心から悔やみ恥じている」と述べた。

　報告書発表の直後、同国政府も、教会を特別扱いし、明確な対応を取らなかったことについて「事件で国家が犯した過ちを謝罪する」とする声明を出した。

　０９年５月には、１９３０年代から、カトリック教会が運営する施設で子どもたちに対し、性的、肉体的、精神的な虐待が広く行われていたという事実を初めて明らかにした調査結果が発表されている。

　カトリック系の孤児院、更生施設、障害者施設など２００カ所以上で、８００人を超す聖職者や修道女らが性的、肉体的、精神的虐待に関与した。証言者の９０％以上が殴られたりけられたりしたほか、ムチや水、火を使った虐待を経験。半数が性的暴行を受けていた。

　証言者の３０％は現在もトラウマ（心的外傷）を抱え、自傷、うつ病、アルコール・薬物依存症などに悩まされている。

　被害者には既に１人平均６万５０００ユーロ（約８５０万円）の賠償金が政府から支払われている。しかし報告書では加害者名は明らかにされておらず、刑事訴追の証拠にはならないとして、被害者や支援団体は激しく反発していた。

ブレイディ枢機卿、虐待について教会の隠蔽を謝罪
http://www.christiantoday.co.jp/main/international-news-2603.html
2009年11月30日

　【ＣＪＣ＝東京】英公営ＢＢＣ放送によると、ダブリン大司教区で行われた虐待についてアイルランド政府が報告書を発表したのを受け、アイルランド・カトリック教会首座（アーマー）大司教ショーン・ブレイディ枢機卿は、虐待について教会が隠蔽して来たことを謝罪した。

　問題の聖職者は他教区に配置替えされたが、そこでも虐待を繰り返したという。

　教会が対処して来なかったことについて、枢機卿の謝罪はアイルランド市民全てを対象にしたものになっている。「誰も法より上位にはいない。カトリック者は皆、法に従うべきだ」と述べている。

マーティン大司教の謝罪文にミサで抗議の声 ダブリン
http://www.christiantoday.co.jp/main/international-news-2602.html
2009年11月30日

　【ＣＪＣ＝東京】ダブリン北部のオーグリム・ストリートのカトリック教会では１１月２９日のミサで、マーティン大司教の謝罪文が読み上げられたが、その際に身元不詳の女性が「小児愛者を連れてローマに戻れ」と叫んだ、と現地紙アイリッシュ・タイムズが報じた。

　その女性は、神は人々の心の中におられ、教会堂の中にはいない、と述べアメイジング・グレイスを歌ってから立ち去ったという。

　同教会のモンシニョール・デルモット・クラークは着任１５年で初めてのことだとして、「彼女は自身が傷を持っており、それを吐き出さなければならかったのだ」と語った。

★★★★★★★　★★★★★★★　★★★★★★★　★★★★★★★　★★★★★★★　

カトリック教会も出費がかさむね。 　

コメント
全く持って、この世に神などいないということを証明してしまったではないか。 2009/12/05 19:06
ダメリカから広がった司祭のロリコン性虐待はカナダ　メキシコ　中南米、そしてアイルランド　ついに　ヨーロッパへと　広がりを見せています。 カトリックという　大型カルトの崩壊を感じます。 特にアメリカはこの数十年間　ロリコン性虐待を　 やり続けて　今まで　２０億ドル　という途方もない賠償金を支払っていた。 「平信徒のお金をなんだと思っている！」 と騒がない信徒も信徒だ。 カルト化されてしまって　キリスト教の異端になりはてました。 2009/12/05 23:03
宗教は人間による「人間支配ツール」に過ぎない。あらゆる信者はこれを知らなければならない。 神を生み出したのは人間。神を語るのも人間。キリストは史実として、その時代に存在していなかった事が、当時の歴史書に一切記されていないことからも証明されている。 キリスト教は、ユダヤ教のパクリであり、ユダヤ教はエジプト神学のパクリである。つまり人間による、連鎖文化に過ぎない。 宗教というおとぎ話に代わる、「人間の存在意義（心）」と「政治経済（身）」を統合した「人間の為の人間社会」をこれから人間自身が創り出すことで、新たな人類の幸せな時代を築くことが出来る。 2009/12/06 10:40
04 2009 年 12 月 06 日 19:54:05 神を生み出したのは人間。神を語るのも人間。キリストは史実として、その時代に存在していなかった事が、当時の歴史書に一切記されていないことからも証明されている。 それはおかしいんじゃない史実なんて言うモノは全てを記載しているものではない。 記されていないということが事実であって、記されていないから事実で無いと言うことにはならない。後世の歴史家がその人の主観で記録するものが歴史である。 キリスト教がカルトならその時代の史実としていろいろな偽りの文献を作るだろう。 別に必要がないし、聖書があればそれでいい。 知ったかぶりして上から目線で歴史をうがった見方で見る方が恥ずかしくさえ思える。 そういう安直な見方は慎んだ方がいい。 私は2009/12/05 23:03のコメントをした者です。
05. 2009年12月08日 01:51:40 多くの教会では聖職者の非行は、ひどいスキャンダルにならない限り、教区の転任か矯正だけで終わることが少なくないみたいなんだよね。 処分が手ぬるいのは、破門してったら聖職者がいなくなるからなんて言われてる。 やっぱり聖職者の独身制ってのは罠になるね。 「霊は、終わりの時の間，ある人たちが信仰を放棄し、欺きの霊や悪霊からの教理に耳を傾けるようになることをはっきり述べている。……彼らは、結婚は禁じられていると言う」。―テモテ第一 4:1、3，「エルサレム聖書」。 （ピノキ）

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