京大のｉＰＳ特許（製法特許）、２社に初供与　（産経新聞）
　
　
　

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090408-00000583-san-soci

京大のｉＰＳ特許、２社に初供与

　　　4月8日19時43分配信 産経新聞

　京都大学が持つ人工多能性幹細胞（ｉＰＳ細胞）の作製法の特許を管理する「ｉＰＳアカデミアジャパン」（京都市）は８日、創薬支援の「リプロセル」（東京都港区）と、研究用試薬製造の「タカラバイオ」（大津市）の民間２社との間で、使用を認めるライセンス契約を結んだと発表した。京大のｉＰＳ細胞の特許使用契約は初めて。

　リプロセルは、京大の４遺伝子を使った作製法で人の心筋細胞を作り、創薬メーカーなどに販売する計画。同社ではサルの胚性幹細胞（ＥＳ細胞）を使った心筋細胞をすでに販売しており、今後はｉＰＳとＥＳ両細胞の創薬基盤技術の開発に取り組む方針。ｉＰＳ細胞を使った心筋細胞の製造・販売が始まれば、商業ベースによるｉＰＳ細胞商品の初の取引となる。

　一方、タカラバイオはｉＰＳ細胞を作るための試薬の製造販売が目的。ｉＰＳ細胞作製のための研究受託サービスも行うという。

　契約期間は京大の特許が有効な平成３８年１２月まで。特許料やロイヤルティーは公表されていない。

　ｉＰＳアカデミアジャパンでは、ほかにも約１０社と使用についての交渉を進めており、使用がさらに広がり、ｉＰＳ細胞の研究が進むことを期待している。

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最終更新:4月8日19時43分

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