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UPDATE1: Ｇ２０首脳、通貨の競争的切り下げ回避で合意へ＝声明草案（ロイター）
2009年 03月 30日 23:14 JST
［ロンドン ３０日 ロイター］ ４月２日に開催される２０カ国・地域（Ｇ２０）首脳会合（金融サミット）では、他国の経済に悪影響を及ぼす為替政策を回避することで合意する見通し。ロイターが３０日に入手した共同声明の草案で明らかになった。
草案は「他国経済への影響に関して責任のある経済政策を実施し、通貨の競争的な切り下げを控えることを約束する」としている。
草案は国際通貨基金（ＩＭＦ）、国際開発銀行（ＭＤＢ）、貿易金融に関する財源拡大で合意する一方、具体的な額は空欄になっている。
財政出動については「長期的な財政の持続性を確保しながら、成長回復に必要な努力を継続することを確約する」とした。
またＧ２０中央銀行は「非伝統的な手段を含めて、物価安定と一致するあらゆる金融政策上の措置により」必要に応じ拡張的な政策を続けることを約束してきたと指摘。
金融・財政措置を合わせた景気刺激策はこれまでにない規模と強調し「われわれの目標は世界経済を２０１０年末までに成長させることだ」としている。成長率は空欄としてある。
草案はこのほか、ＩＭＦなど国際機関首脳の関与強化や、保護主義的な貿易措置の回避に言及している。
「コミットメントの進ちょく状況を評価するために、（Ｇ２０首脳は）年内にもう１度会合を行うことで合意した」としている。
http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPnJT834421020090330
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