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(回答先: トヨタ、２期連続営業赤字の見通し＝６年ぶりに販売７００万台割れへ 投稿者 gikou89 日時 2009 年 4 月 12 日 23:09:22)
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090410ddm008020015000c.html
◇国債増発で売り膨らむ
９日の東京債券市場で長期金利が上昇（債券価格は低下）し、指標となる新発１０年物国債の利回りは一時、前日終値比０・０３ポイント高い１・４８％と、昨年１１月中旬以来約４カ月半ぶりの高水準をつけた。背景と今後の見通しをＱ＆Ａで探った。【小倉祥徳】
Ｑ なぜ長期金利が上昇したの？
Ａ 政府・与党が８日、追加経済対策の財政支出を約１５兆円とすることを決めました。財源の大半は国債で賄います。そのため、市場では「需要を大幅に上回るほど多くの国債が発行され、いずれ値下がりする」との懸念が広がりました。投資家は、値下がりする金融商品を持ちたくないので、国債の売り注文が膨らみ、価格が下落し金利が上昇しました。
Ｑ ３月中旬以降、上昇傾向にあるようだけど。
Ａ 市場関係者が元々、景気対策に伴う国債増発は予想していたからです。また、日銀が１日発表した３月の全国企業短期経済観測調査で、先行きの景況感が若干改善するなど、金融危機後の景気悲観論が足元で一服していることも影響しています。企業業績の悪化懸念から株を売って、安全資産とされる国債を買う動きが小休止し、投資資金が再び、国債からリスクの高い株式に向かったのです。金利上昇と同時期、株価は回復傾向をたどっています。
Ｑ 長期金利が上昇するとどんな影響が出てくるの？
Ａ 大手銀行は４月１日から固定型の住宅ローン金利を引き上げました。また、企業の利払いが増え、設備投資資金などの調達コストがかさみます。金利上昇が続けば、企業の設備投資意欲が一層弱まり、景気回復への悪影響は避けられません。さらに巨額の借金を抱える国の利払い負担も重くなり、社会保障などに予算を回しにくくなります。
Ｑ 今後、長期金利はどうなりそうなの？
Ａ 国債が今後も増発されるのではとの不安感から、金利が急騰する可能性はあります。一方、世界経済の先行きが依然不透明で、投資資金が再び株を敬遠し、国債に向かいやすくなることも予想されます。本格的な景気回復が見込めない中、国債増発と景気悪化という二つの懸念の綱引きは今後も続きそうで、長期金利の不安定な動きは今後も避けられそうにありません。
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