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油談議 好々爺ジム・ロジャース氏の相場観を疑う。
http://www.asyura2.com/09/hasan62/msg/461.html
投稿者 Ddog 日時 2009 年 4 月 28 日 13:49:53: ZR5JcjFY1l.PQ
 

世銀は4月7日の「東アジア太平洋地域報告書」で、中国経済は09年半ばまでに底入れし、2010年に安定軌道に乗るという見通しを示した。

また、米国の経済指標の幾つかは改善の兆しがみえているる。ISM 製造業PMI、新築・中古住宅販売、自動車販売、チェーンストア売上高などの経済指標に改善の兆しがある。

意外に良好だった金融機関の決算、不良資産の買取、時価会計の緩和、そして大型の景気対策、その結果が、24日開いた7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の共同声明につながった。世界経済の見通しについて「経済活動は今後年内に回復を開始するであろうが、下方リスクは継続している」と指摘した。

【7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)共同声明 2009年 04月 25日 09:08】
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK026559120090425

ただし、まだ今は景気悪化が緩和し、底打ちしたかもしれないという段階で、景気が拡大に転じたわけではないが、日本でも追加経済対策が漸く実施され、米政府が減税やインフラ投資を行うので、景気状況が改善しても不思議ではない。

豚インフルエンザは、2003年冬に発生した[http://ja.wikipedia.org/wiki/SARS/ SARS]騒ぎと同様に今後世界経済に少なからず悪影響を及ぼすであろうとは思うが、2003年もITバブル崩壊9.11による景気底入れ時期に発生しているので、豚インフルエンザの発生は、意外に世界経済の底打の[http://kotobank.jp/word/%E7%91%9E%E5%85%86/ 瑞兆]となるかもしれません。7〜9月頃世界経済の底打ちを予測するアナリストも多い。

米国の景気と信用の収縮が収まり、金融機関に滞留していたマネーが非金融部門に循環し始めても、景気の回復が明確になるまではFRB の流動性吸収が急速には進められず、ドルが供給過剰となって下落するリスクがかなり大きいのではないかと思っています。

世界経済の底打がより明確となれば、年後半はリスク選好の円安を供給過剰のドル安が上回り、ドル円は下落に向かう可能性がある。

基本的に世界景気が底を打つとドルの実効為替レートは、基本的に世界景気や商品相場と逆相関関係にあり、ドル安となる傾向がある。

ドルが下落し、商品、原油、金などのコモディティの価格は上昇傾向に転じる可能性が強くなり、事実ここ一ヶ月ほどは、反転傾向だ。

商品・原油相場が上昇しだすと、最近決まって注目されるのはジム・ロジャース氏の言説である。

ジム・ロジャース氏(Jim Rogers、1942年生まれ)は、ウォーレンバフェット氏、ジョージソロス氏、と並ぶ著名投資家で、ジョージソロス氏とクォンタム・ファンドの共同設立者で伝説のファンドマネージャー。1990年代から商品市場が強気相場になることを予見するとともに投資を実践し、21世紀初めの商品相場の高騰を的確に捉えた。原油相場WTIが140ドルを超え、その後30ドル台まで暴落した後も、大型油田の発見が無いことをもとに強気相場の終焉を否定しています。

人物的には嫌いな人物ではないのですが、私は、彼の意見には違和感がある。詳しくは後で書きますが、コモディティ(商品1次産品)の強気相場を固く信じるロジャーズ氏の根拠は、原油の供給が減っていること、米国での生産設備への投資は35年間、低水準が続いていること、大油田も発見されていないこと、世界中の中央銀行が史上初めて同時に紙幣を増刷していることを挙げている。

【ジム・ロジャーズ氏インタビュー、金融危機後の投資術】
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20090420/192412/

私は、サマーズとガイトナーは強いドル政策を採り続けると思うのだが、4/26日高義樹のレポートを視ていて驚いた、オバマはこの後ドル安インフレ政策をするだと?寝ぼけて聴いていたので耳を疑ったが確認でき次第このブログは修正します。が、もし愚かにもオバマがドル安インフレ政策を採用するならば、世界は再び世界恐慌のリスクが再び訪れる事は必至だ。

インフレ政策を採用した途端、極端なハイパーインフレとなるか、スタグフレーションに陥り、再び恐慌の淵に立たされるはずだ。結局は日本が味わったデフレスパイラルへ陥るのではないかと懸念します。過剰な貯蓄をしている日本や中国ならば、理解できるが、貯蓄が無い米国でインフレ政策の効果が出るわけが無い。

コモディティや原油相場を語る時、一般的に原油価格が上昇する理由として、中国の需要の急上昇が挙げられるが、中国経済は米経済の1/3以下で世界経済に占める割合も6〜7%にすぎない。中国が商品価格を上昇させているわけではない。実際中国経済は一要素にすぎないのである。

我々バブル崩壊を味わった日本人以外の投資家にとって、2008年までの世界的な好況な世界経済は永遠に続くような幻想を与えていた。経済は右肩上がりで成長し、新興国特に中国インドの経済発展は、石油、金、穀物などの商品はいずれ不足し必ず値が上がるという見方だ。ロジャーズ氏の相場観や昨年のコモディティ価格特に原油価格の異常な高騰は、そういった心理が底流に流れているのではないだろうか?

中国とインドの成長、油田の多くは掘り尽くされ、ベネゼイラのチャベス大統領の台頭など資源ナショナリズムが激しさは資源価格の上昇をもたらすように思えた。

わたしは、米国の国家戦略を侮っては見ていない。逆に恐ろしく天才がシナリオを書いているように思えてならない。原油価格が上昇し、冷戦で完膚なきまでに敗北したロシアが再び米国の軍事的ライバルへ復活し始めた。そしてユーロが台頭し米ドル基軸通貨の地位が危うくなったところで、グルジア戦争が勃発、原油価格の暴落、リーマンショックの金融危機が立て続けて発生したのである。

結果だけを見れば、ドルは対ユーロで強くなり、ロシアは再び冷戦終結直後の経済状況へ追い込まれ米国の懸念は収まった。これは米国の国家戦略以外の何物ではないと思う。陰謀論者は国際金融資本が仕組んだと妄想しているが、金融危機の一番の敗者は国際金融資本である。原油価格下落の被害者は中東の石油王であり、ロシアであり、資源ナショナリズムを振りかざす反米指導者達だ。

私は、仮説金融危機自作自演説の立場である。
【金融危機自作自演説】
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/19753668.html
【ビックスリー救済法案否決と、オバマ幻想 (仮説:金融危機自作自演説-A)】
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/21154137.html


話はまた逸れだしたので修正する。

原油価格は人類が利用し始めた200年の長期波動で見れば、下落傾向にあった。テクノロジーの開発と採掘方法の効率化、そして代替原料の利用のおかげだ。原油市場が大きく下がるときの要因になってきたのは供給より需要だ。需要が盛り返し価格が上昇すると、新たな油田の開発と新たな資源の探査や開発がされる、原子カエネルギーや天然ガス、そして最近では風力やエコな環境エネルギー利用など新しいエネルギーが登場する。

長期的にはエネルギー価格の下落は新しい油田の開発が止まる、ジム・ロジャーズ氏の言わんとする大型油田の開発が無いことが原油価格の上昇要因となるのではなく、原油価格の下落が大型油田開発の停滞となっている。

実際に、原油の埋蔵量は減っていない、原油は有限ではあるが、その生成は従来の科学的定説は覆されようとしているので、ジムロジャース氏の考え方は間違っていると私は考えています。

詳しくは [http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/20597693.html/ 原油無機説 『「石油の支配者」浜田和幸 著 文春新書』を読む]をご一読されたし。「世界の石油は急速に枯渇する」という考え方が180度変わります。

日本とヨーロッパ諸国は80年代も高成長を続けたが石油消費は横ばいであった。その間に燃料効率を改善し、天然ガス、原子力など代替エネルギーへ移行した。

60〜70年代には日本と欧州諸国の製造業の復活によって銅やニッケルなど工業用金属が値上がりした。世界経済に占める総消費量は銅が60年代半ばに0.45%ニッケルは70年代に0.2%とそれぞれピークに達したが、その後、アルミニウムやセラミック製品など高騰した金属の代役を果たす素材が出現し商品価格は高騰し続けなくなる。

同じように、米国やインド中国もバイオ燃料混合燃料や、燃料効率の改善、新エネルギー利用が発展すれば、国民1人当たりが消費するエネルギー資源や原材料は減る可能性もある。中国とインドの好景気で原油や他の国際商品の価格が急騰するというのはただの通説にすぎないのだ。

いつの時代も世界には新しい経済大国が台頭してくるが、商品相場は下がり続けてきた。90〜00年代中国は平均9%で成長していたが、それでも大半の商品価格が共に上昇ラインを描くことはなく2008年の原油商品市況の高騰はむしろ例外であったと思う。

2003〜2008年の国際商品に対する異常な需要増はロシア、中国、インドが自由主義世界経済に組み込まれ、世界経済が初めてフラット化する過程で発生した歴史的な世界成長によってもたらされた世界的な好況であって、似たような現象が近い将来また起こる可能性は無い。商品は好況の最盛期に世界経済が過熱して需要が供給を上回るわずかな間にだけ値を上げる傾向がある。今のところは逆で、ほぼすべての商品の供給が需要をはるかに超えている。

原油価格上昇主義者で世界経済に楽観主義のジム・ロジャーズ氏は原油や他の商品価格は上昇すると言う。世界経済悲観派は世界各国の中央銀行が資金供給を増やしていることから、インフレ対策として商品市場に投資しているが、どちらも私には違和感を感じてならない。

では、原油価格はどうなるか?結論として昨年ゴールドマンサックスが1バレル=200ドルを予想したレポートが出た昨年5/29に私が書いたレポート[http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/9561559.html][http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/8723465.html]で『1バレル50〜60ドル台まで再び下落することもありえると思っております。」と予想したいところだが、少し弱気で中国インドの新興諸国をギリギリ生かさず殺さずのライン70〜100ドルあたりではないか?』と書いています。70ドル近辺。どうもこれが来年の原油価格となりそうだと思っています。どうだ!ゴールドマンサックス!

【Ddogのプログレッシブな日々】
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/26367103.html  

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