| Tweet |
さらわれた「日の丸石油」 イランは中国と手を組んだ
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/mideast/285142/
配信元:
2009/08/02 01:24更新
記事本文
イラン南西部にある中東最大級の油田で、イラン核問題を受けて日本が自主的に権益を縮小したアザデガン油田の７０％の権益を中国の国有石油大手、中国石油天然ガス集団（ＣＮＰＣ）が獲得する見通しになった。イラン石油省が運営するシャナ通信が１日までに伝えた。
日本は核問題をめぐる状況が改善すれば権益を回復することも視野に入れていたが、世界各地でエネルギー資源獲得に動く中国にさらわれた格好。同盟国・米国を刺激しないよう大型投資を一時見合わせた判断が裏目に出た。
アザデガン油田をめぐっては当初、日本の国際石油開発（現・国際石油開発帝石）が７５％の権益を保有していたが、核開発を続けるイランへの投資再考を求める米国の意向に配慮し、２００６年に権益を１０％に大幅縮小。操業権もイラン側に返上した。
しかし、イラン側は日本１０％、国営イラン石油公社９０％というこれまでの権益比率の変更を決定。シャナ通信によると、ＣＮＰＣが全体の７０％、イラン石油公社が２０％の権益を保有するとの覚書が交わされた。中国が開発費用の９割を負担する。
国際石油開発帝石が持っている１０％の権益は変わらない。日本側はアザデガン油田開発に３０億ドル（約２８００億円）の支援を行ったが、イラン石油公社は「世界の経済状況の変化で、現状の枠組みでは資金の手当てがつかなくなった」と中国への権益売却の理由を説明した。
バラク・オバマ米政権は今年３月、イランへの経済制裁を延長。日欧企業にイランでの新規事業を自粛するよう求めていた。（共同）
アーザーデガーン油田
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
http://ja.wikipedia.org/wiki/アーザーデガーン油田
アザデガン油田とは、1999年にイラン国営石油会社（NIOC)によって発見されたイランにある油田のこと。ペルシャ語で（イラクから）逃げてきた人々の意味。イラン西部、イラク国境よりに存在し、推定260億バレルに及ぶ世界屈指の埋蔵量を誇る。戦争などで開発が遅れ、採掘に日本の企業体とイラン国営企業で共同開発することが決まったが、イランの核開発問題が国際的な問題となり、度々アメリカ合衆国から開発中止の要請、圧力が掛かった。2006年の日本企業の大幅権益縮小も、その影響が大きかったと推測される。
イランのアザデガン騒動は「省益油田の挫折」
失われたのは経産省の面子、日の丸油田の夢と混同するな
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20061009/111321/
- 加速する中国石油企業の海外進出 【サーチナ】 など きすぐれ真一 2009/8/13 04:47:25
(0)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,ＭＬを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。