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【ユーロ、対ドルで上昇失速の可能性−過去2カ月で最大の下げが示唆】----(ブルームバーグ)
http://www.asyura2.com/09/hasan64/msg/243.html
投稿者 ミスター第二分類 日時 2009 年 8 月 16 日 15:40:27: syFUAx3Wc1pTw
 

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003001&sid=asM9_M1Tbl7U&refer=commentary

【ユーロ、対ドルで上昇失速の可能性−過去2カ月で最大の下げが示唆】

 8月10日(ブルームバーグ):7日の外国為替市場でユーロがドルに対し、過去2カ月余りで最大の下げを演じたことは、ユーロにとって今年最善の時期が終わったことを示唆している可能性がある。

 ユーロは7日、世界の株式相場の指標、MSCI世界指数が0.4%上昇したのにもかかわらず、対ドルで1.1%下落した。今年3−6月にユーロは世界的な株価に歩調を合わせ上げたが、MSCI世界指数に連動して上昇しなかったのはこの1カ月で2回目だった。

 ユーロが1ユーロ=1.3390ドルから1.40ドルまで上昇すると5月に予測し的中させたBNPパリバは、この相関関係の崩れはユーロの力強さが衰えていることを意味するとしている。4−6月(第2四半期)にトレーディング益が1億ドルを超えた日数が過去最大の46日に上ったゴールドマン・サックス・グループは、ユーロが「失速」すると予想する。

 BNPパリバの為替ストラテジスト、イアン・スタナード氏(ロンドン在勤)は「これまではユーロ上昇にとってほぼ完璧な情勢だったことを考慮すれば、最近のユーロ・ドル相場が極めて期待外れとなるなか、上昇余地は限定的だ」と分析した。

 ユーロ圏経済の回復が米経済に後れを取ることを示すデータの増加に伴い、投資家はユーロに背を向け始めている。7月の米雇用統計で雇用者数の減少ペースが鈍化したことを受け、ドルは7日に大幅上昇。一方、ユーロの7日終値は1.4183ドルと、5日に付けた今年最高値の1.4447ドルから反落した。

 7月27日までの2週間、MSCI世界指数は12%上昇したが、ユーロのドルに対する上昇率は2.1%にとどまった。3月9日から6月11日までの期間はMSCI世界指数が45%上昇したのに対し、ユーロは12%上げた。

  「相関関係の弱まり」

 ユーロの最近のMSCI世界指数との相関は0.48と、カナダ・ドルの0.71やスウェーデンのクローナの0.72、豪ドルの0.76を下回る。相関の値が大きければ大きいほど、同様な動きを示す可能性が高い。

 ユーロが対ドルで、3月4日に付けた今年最安値の1.2457ドルから12%上昇したのは、投資家の高リスク資産志向が高まったことや、世界の中銀が一部のドル外貨準備を振り替えたことなどが原因。

 過去5カ月の大半、低金利の国で資金を借り高金利資産に投資するキャリー取引がユーロの追い風となっていた。欧州中央銀行(ECB)が政策金利を米フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標よりも高い1%に据え置いたことが有利に働いた。

 「ユーロ買いのインセンティブなくなる」

 年初の時点では、ドイツ10年債の利回りは同年限の米国債を74ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上回っていた。しかし現在は米国債の利回りがドイツ債を34bp上回っている。5日はこのスプレッドは41bpと、過去2年間で最大となった。

 ユーロ圏経済の回復が米国よりも遅れる見通しのなか、利回りのアドバンテージがなければトレーダーがユーロを買う要因はほとんどない。ブルームバーグ・ニュースがまとめたストラテジスト17人の予想中央値によると、ユーロ圏の成長率見通しは今年がマイナス4.3%、来年がプラス0.5%となっている。一方、米国は今年がマイナス2.5%、来年がプラス2.1%と見込まれている。

翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 城塚 愛也 Aiya Shirotsuka ashirotsuka@bloomberg.net Editor: Kanta Watanabe記事に関する記者への問い合わせ先:Matthew Brown in London at mbrown42@bloomberg.net ;

更新日時 : 2009/08/10 12:01 JST

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(コメント)
 金が「永遠の価値」や「普遍的な価値」を持つなどと言うのは貴金属商の単なる「宣伝文句」であり「神話」でしかないのと同様に、「ユーロ最強神話」は崩壊した。

 ユーロの価値の低下はユーロを特別な存在でなくする。

 かねてから私が主張して来たとおり、米ドルの崩壊は起きなかった。少なくとも現在は起きていない。
 基本的には崩壊は無いと見ている。あるとすれば価値の減価だけであろう。

 しかし、ドルの持つ基本的な問題である長期的には必ず価値が低下するといった問題は解決されていない。

 この解決策として注目されているのが、SDRだと思っている。

 IMFは知ってのとおり、米国主導の組織である。
 もし、SDRについて外貨準備残高で世界のベスト5までの国家が推進を積極的に後押ししたらどうなるであろうか。
 中国、日本、韓国、台湾・・・・。

 SDRは急速に普及する結果となるであろう。

 これは結果的には米国主導で世界通貨が創造される事となり、結局は米ドルがIMFのSDRに代わっただけの結果になるのではないのだろうか。

 「米ドルの危機」→「ユーロ・シフト」→「信用バブル崩壊によるユーロ破壊工作」→
                   →「IMFのSDR強化」→「米国主導の世界経済システムの存続」
 
 「ユーロ・クラッシュ」から出てきたもの・・・・それは結局は、米国主導による世界通貨の創造ではなかったのか・・・・

 米国は中国とのG2を主張しているが、これは中国を取りこぼさない為の策であろう。
 ドルは米国景気の回復が印象ずけられるに従いユーロに対し高値を回復すると思われるが、円に対してはどうなのであろうか。
 再度の危機は来年3月以降と想定されるが、それまでゆっくりと相場を楽しむ事ができれば良いが・・・
 

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