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【円相場は数カ月内に1ドル=100円に近づく可能性も−内海元財務官】--- (ブルームバーグ)
http://www.asyura2.com/09/hasan65/msg/217.html
投稿者 ミスター第二分類 日時 2009 年 10 月 01 日 09:33:14: syFUAx3Wc1pTw
 


http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aJnflGjtrSzU


【円相場は数カ月内に1ドル=100円に近づく可能性も−内海元財務官】---- (ブルームバーグ)


10月1日(ブルームバーグ):元財務官の内海孚・日本格付研究所社長はブルームバーグ・ニュースのインタビューで、円の対ドル相場が円高傾向で推移していることについて、「円が特段強くなる要因はあまりない」とした上で、数カ月内に反転して1ドル=100円に近づく可能性もある、との見方を示した。インタビューは先月28日行った。

 藤井裕久財務相は24日、米ピッツバーグで記者団に対し、安易な為替介入に反対する姿勢をあらためて示した。
 こうした発言を受けて28日の東京市場で一時、同88円台前半まで円高が進行。29日の会見では「異常に動いたら国益のためにしかるべき措置を取ることもあり得る」と述べ、一転して為替介入も辞さない構えを示した。

 内海氏は「基本的には安定が大事だということが発言のベースになっている。発言の内容も状況を見ながら柔軟な構えになっている。はっきりしているのは、一定の水準を守るために膨大な介入を行うようなスタンスは取らないということだろう」と語った。ただ、「国際的なルールとしても乱高下には対応する。安定的な為替相場を維持していくという点については基本認識としてあると思う」と述べた。

 為替相場が円高傾向で推移している背景については「大きな資本の流れからすると、昨年の終わりから今年初めまでドル高が続いた。ドルが安全資産として資金の逃避先になったわけではなく、米国で激しい金詰りが起こり、猛烈な勢いで投資が回収されたためだが、今年初めくらいからその勢いがなくなってきた」と指摘した。


【税制改正というワイルドカード】

 内海氏がかねて注目していたもう1つの動きが、今年4月から日本企業が海外留保利益を日本に還流する際の課税を優遇する税制改正が行われたこと。「この影響がどの程度出るか懸念したが、比較的大したことがなかった。しかし9月中間期末をにらんで、そうした資金が相当猛烈に動いた。これがワイルドカードになる形で円の独歩高にかなり影響したと思う」と指摘した。

 そういった大きな資本の流れとは別に、もう少し細かい動きとして、内海氏は「ドルの短期金利が円の短期金利を下回るという事態が発生し、ドルをベースにしたキャリートレードという今まで想定もしなかったことが起こっている。このため、ドルは円に対してだけでなく、ユーロその他に対しても安くなっている」という。

 今後の動向については、@日本経済が米国、欧州に比べて良いわけではないA金利差があると言っても、ドルから円にシフトするほど大きいわけではないB日本の経常収支、貿易収支は大きく減っているC投機筋の円買いがかなり積み上がっている−と指摘。「そういう状況からみて、円が特段強くなる材料はあまりない」ことから、「円高傾向がどんどん進むとは思わない」との見方を示した。


【キャリートレードの巻き戻しに警戒】

 ドル自体についても「今はドルを売って、新興国の通貨を含めてキャリートレードが行われていると言われるが、新興国通貨のリスクは取引市場や経済も含めて、指摘されているよりかなり大きいと思う。何かのきっかけで巻き戻しが起こったときの急激なドル高、つまりキャリートレードの巻き戻しには当然警戒が必要だ」という。

 内海氏はその上で、円ドル相場の先行きについて「今のところ1ドル=90円から95円、さらに場合によって同100円に近づくシナリオが数カ月という期間ではあるのではないか」としている。東京外国為替市場は30日午後6時40分現在、同89円43銭近辺で推移している。

記事に関する記者への問い合わせ先:東京 日高正裕 Masahiro Hidaka mhidaka@bloomberg.net


更新日時: 2009/10/01 06:00 JST

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(コメント)
 問題点を歯切れの良く伝えていますね。低レベルのバカ記者の報道では、同じものがボケボケになってしまう事が多くて困るのですが・・・
 以下ツッコミを入れてみます。
>>>・・・ドルが安全資産として資金の逃避先になったわけではなく、
>>>米国で激しい金詰りが起こり、猛烈な勢いで投資が回収された・・・

※これが問題です、今までのドル高はヘッジ・ファンドなどの別働隊が新興国から「貸し剥がし」をした為に発生したものです。
 以前から言っていますが、これだけ世界がドルにドップリと浸かった状態で、巨大金融資本が新興国の金融機関や企業から貸剥がしをしたらどうなるか・・・どちらが先に倒れるか・・・その力関係を分かっていないとダメなんですよ。
 それをやったのが金融資本であり、ヘッジ・ファンド、通貨の投機筋(彼らは投資家といっていますがね・・・)なのです。
 ドイツがなぜ、トービン税なるものをG20で持出したか、それは別働隊としての「ヘッジ・ファンド」潰しなのです。


>>>ドルをベースにしたキャリートレードという今まで想定もしなかったこと
>>>が起こっている。
>>>何かのきっかけで巻き戻しが起こったときの急激なドル高、
>>>つまりキャリートレードの巻き戻しには当然警戒が必要だ・・・

※キャリートレードの巻き戻しが再発する場合はどういう状況でしょうか。考えられるのは米国の金融危機の再発、あるいはヨーロッパでの経済危機の発生(要注意はイギリス)などが考えられます。
 このような事態が発生した場合、ドル資金の貸し剥がしが再発する可能性があると言うことです。


 これは現実には世界がドルの人質になっている事を示しています。
 大規模なドル資金のキャリートレード・・・・破裂しないことを祈るしかありません。
 結局、世界はいやでもドルの長期継続的なデバリューを受け入れざるを得ない状況なのですよ・・・・・

 為替差損はジリジリと増えるばかりか・・・・・・
 

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