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【サウジ:石油決済通貨はドル、変更協議していない−報道否定(Update1】-- (ブルームバーグ)
http://www.asyura2.com/09/hasan65/msg/341.html
投稿者 ミスター第二分類 日時 2009 年 10 月 07 日 00:12:00: syFUAx3Wc1pTw
 


http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=ai9.xoMotnfk

【サウジ:石油決済通貨はドル、変更協議していない−報道否定(Update1】--- (ブルームバーグ)


10月6日(ブルームバーグ):サウジアラビア通貨庁(SAMA、中央銀行に相当)のジャーセル長官は6日、同国は他の産油国とも中国などの大手消費国とも、石油取引の決済通貨をドルから変更することについて協議していないと述べ、英紙インディペンデントの報道を否定した。

 同長官はトルコのイスタンブールで記者団に語った。インディペンデント紙は同日、湾岸産油国が中国とブラジルを含む消費国と、石油取引の決済通貨としてドルの役割を徐々に低下させることについて秘密裏の協議を持ったと報じていた。

 ジャーセル長官はこの報道について、「全く正しくない」とし、サウジアラビアと諸外国との間にそのような協議は「全くなかった」と述べた。

 同長官の発言を受けてドルは下げ幅を縮め、ロンドン時間午前7時52分(日本時間午後3時52分)現在、対ユーロで1ユーロ=1.4713ドル。インディペンデントの報道を受けて一時は1.4749ドルまで弱含んでいた。ニューヨーク5日は1.4648ドル。対円では1ドル=89円34銭(前日は89円53銭)。一時は88円86銭まで下げていた。

 インディペンデント紙は湾岸諸国の複数の当局者および中国のバンカーの話として、ロシアと中国、日本、ブラジル政府の閣僚と中銀当局者が、2018年までに導入予定の決済通貨変更計画に向けて会合を持ったと報じていた。

 日本の藤井裕久財務相は6日、東京での記者会見で報道について尋ねられ、何も承知していないと述べた。

翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:アムステルダム 木下 晶代 Akiyo Kinoshita akinoshita2@bloomberg.net Editor:Keiko Kambara記事に関する記者への問い合わせ先:Camilla Hall in Dubai at chall24@bloomberg.net

更新日時: 2009/10/06 17:02 JST

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【アラブ諸国、原油取引での米ドル利用止めを協議=英紙】---(ロイター)
 http://www.asyura2.com/09/hasan65/msg/326.html
 投稿者 ミスター第二分類 日時 2009 年 10 月 06 日 13:43:05: syFUAx3Wc1pTw

 Re:より詳しい続報です。
 http://www.asyura2.com/09/hasan65/msg/327.html
 投稿者 ミスター第二分類 日時 2009 年 10 月 06 日 13:50:18: syFUAx3Wc1pTw


(コメント)
 どうも英米は協調路線を解除するのではないか ? 英インディペンデント紙の報道が否定された事から疑念がわき上がっています。
 英国はドルに見切りを付け、ポンドを捨ててユーロ圏に入るのではないか・・・そんな予感さえしています。

 真相は闇の中です。秘密協議との報道なので、誰も本当の事は確認できません。否定報道ですがマーケット筋はガゼネタとは、受取らないでしょう。(もっとも投機筋からすれば、真偽なんかどうでも良い。値段が動けばよいのだから)
 経営不振の英国系金融機関に儲けさすために、ありそうな話としてインディペンス紙にネタを流した可能性もあります。

 この記事が大騒ぎの原因となるのは、サウジアラビア等の中東産油国が、石油代金として米ドル以外の通貨を受取らないため、その事で米ドルの通貨としての「使用価値」が担保されていた事です。
「石油を買うためには米ドルが必要」という仕組みは、米ドルが機軸通貨として認められてきた重要な条件のひとつで、米ソ冷戦期に結ばれた「米・サウジ密約」が起源とされています。
 「米・サウジ密約」は公式には、その存在が認められてはいませんが、「米ドル以外ではサウジは石油代金を受取らない。」その見返りに「米国はサウジアラビアの安全を保証する」とされています。

 書籍「エコノミック・ヒットマン」では、後年に「王家の安全と体制を保証する。」見返りに「石油代金から一定額の米国債を購入する。」、「サウジアラビアは米国債を売却しない。またその利息で米国企業にサウジアラビアの社会資本整備を発注する。」事が付け加えられたとされています。

 イラクが米国から攻撃を受けた理由も、経済状況に困窮したフセイン体制が、ユーロにより石油代金の決済をはじめた事が要因であると一部では言われています。
 いずれにしろ、必須の資源である石油を確実に購入できる通貨は、ユーロが台頭するまでは、米ドル以外に無く、ドルの使用価値の裏づけとしては最も強力なものです。

 従って米ドルと石油との兌換が停止される事になれば、確実に米ドルは機軸通貨の地位からすべり落ちますが、米軍の中東への展開状況を考慮すれば、それは現時点では「と論」でしょう。(ましてや、中東大戦争が起きるとするのなら・・・)

 私が金(ゴールド)をあまり歓迎しないのは、金の使用価値が低い事にあります。石油の使用価値は金とは比べ物になりません。
 また、物理的な存在量に限りのある金は、現在の通貨システムとの整合性は非常に低く、金兌換を始めたとたんに、世界は超デフレ社会にまっしぐらになります。

 一部の投資銀行家が盛んに金を有望な投資先として囃しているようですが、米国人が米ドルのヘッジに買うならいざしらず、米ドル以外の通貨からの金の購入には賛成できません。  

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