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ブータンのワンチュク国王、「GNHはGNPよりもより大切である」 【日経エコロミー】
http://www.asyura2.com/09/hasan66/msg/474.html
投稿者 hou 日時 2009 年 12 月 16 日 00:15:50: HWYlsG4gs5FRk
 

(回答先: 1千万円当たったら、何が欲しいですか?    【ANAグループ機内誌 /翼の王国 12月号 P120 6行目より】 投稿者 hou 日時 2009 年 12 月 16 日 00:02:01)

http://eco.nikkei.co.jp/column/edahiro_junko/article.aspx?id=MMECc3010011092007

環境を考えるとき、経済成長と本当の意味での幸せとの関連について捉え直す必要があるのではないでしょうか。前回、GDP(国内総生産)に対する概念として、社会の進歩を測る「GPI(Genuine Progress Indicator)」という指標についてご紹介しました。今回は、CSR(企業の社会的責任)にQoL(生活の質)も含めて考えようという動きなどから近年注目を集めているブータンの「GNH」についてご紹介しましょう。GNHとは、Gross National Happinessのこと。GNP(国民総生産)ならぬ「国民総幸福度」ですね。

 

■GNHという開発哲学

 国の力や進歩を「生産」ではなく「幸福」で測ろうというこの「GNH」の考え方は、1976年の第5回非同盟諸国会議の折、ブータンのワンチュク国王(当時21歳)の「GNHはGNPよりもより大切である」との発言に端を発しているといわれています。物質的な豊かさだけでなく、精神的な豊かさも同時に進歩させていくことが大事、との考えです。

 ワンチュク国王は、どのようにしてこのユニークな概念を打ち出されたのでしょうか? 1960年代〜70年代初め、ブータンでは先進国の経験やモデルを研究しました。その結果、「経済発展は南北対立や貧困問題、環境破壊、文化の喪失につながり、必ずしも幸せにつながるとは限らない」という結論に達したそうです。そこで、GNP増大政策をとらずに、人々の幸せの増大を求めるGNHという考えを打ち出しました。「開発はあくまで、国民を中心としておこなわれるべき」――GNHとは、ブータンの開発哲学であり、開発の最終的な目標なのです。



 このGNHという概念のもと、ブータンでは、

1)経済成長と開発、

2)文化遺産の保護と伝統文化の継承・振興、

3)豊かな自然環境の保全と持続可能な利用、

4)よき統治――の4つを柱として開発を進めることになりました。

 もともとは、幸福という概念は主観的なものですし、国際的に一律の尺度で測れるようなものではないため、GNHはあくまでも概念的なものとして考えられていました。しかし、GNHという考え方が知られるようになり、「GNPのように、指標として数値化できないか」という声が高まったこともあって、1999年にブータン研究センターが設立され、具体的な研究がスタートしています。

 現在、まずはあくまでもブータン国内で通用する指標をめざして、幸福という概念を9つの要素に分けて検討しているそうです。その9つの要素とは、

 

◎living standard(基本的な生活)

◎cultural diversity(文化の多様性)

◎emotional well being(感情の豊かさ)

◎health(健康)

◎education(教育)

◎time use(時間の使い方)

◎eco-system(自然環境)

◎community vitality(コミュニティの活力)

◎good governance(良い統治)

だそうです(順不同)。

 

 人々の情緒がどのくらい豊かか、人々がどのように時間を使っているか、地域社会はどのくらいイキイキしているか――こういったことは、GDPにはほとんど影響を与えないでしょう(いえ、逆に、GDPの世界で、お金を稼ぐ仕事以外に、地域社会のために自分の時間を使ったりボランティアで環境を守る活動をしたりすることは、その本人は満足であってもGDPの足を引っぱる「不経済」な行動だと見なされてしまうでしょう!)。

 

■途上国でも森林保護を優先



 でも、「本当の意味での国の進歩を測るのはどちらなのだろう?」と思いませんか? 自分の子どもや孫が大きくなるころ、あなたは「日本のGDPが増えていてよかった」と思うでしょうか、それとも「日本のGNHが増えていてよかった」と思うでしょうか?

 ブータンは、国民1人当たりのGDPは低い発展途上国です。でも、GNHという指標を掲げて自然保護を優先的課題として取り組んできた結果、ブータンの国土の26%は自然保存地区で、72%は森林地区になっています。そして同時に、経済的には豊かでなくても、ホームレスや物ごいのいない社会を実現しているそうです。ブータンでは「あなたは幸せですか?」という質問に対して、国民の90%を超える人が「幸せ」と答えたそうです(日本だったら、何%の人が「幸せ」と答えるでしょう?)。

 「お金や物質的な成長を追い求めることは、本当に幸福のために役立つのか? 逆に、損なっていることはないか?」――ブータンのGNHの考え方は、私たちに「本当の目的」の問い直しを投げかけています。

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コメント
 
01. 2009年12月16日 20:15:56
ブータンは、小国です。
有名な話ですが、昭和天皇の大喪の礼で世界中の元首たちが弔問外交を盛んに行っていました。
ところが、ブータン国王は大喪の礼が終わると、すぐに帰国したそうです。記者が、

「なぜ、すぐに帰ったのですか?」

と尋ねると、

「私は、昭和天皇の弔問に行ったのです。」

と答えたそうです。その後、ブータン国民は昭和天皇のために一ヶ月間喪に服したそうです。
世界の列強国も、ブータンに対する外交には最高の礼を尽くすということです。自国の品位を見られるからでしょう。

「国民総幸福度」

なんという素晴らしい国づくりの羅針盤でしょう。
日本も、そろそろ量より質への転換の時期かもしれません。

「GNHはGNPよりもより大切である」の投稿、ありがとうございます。


02. モトタテ 2011年10月01日 00:29:21: CZzOxTyrpOKGg : CqFDXzVyJw
日本には本当の意味の宗教がない。それゆえに、寛大な心よりも金銭に走る。欲に走る。
そんな気がしてなりません。自分をもう一度神という立場の目で見つめ直せる心を、これからは必要なのではないでしょうか。人々に対しても、自然に対してもあまりにも傲慢な心で経済成長してきたのがいままでの日本ではないかと感じます。今、まさにそれと同じ歩みをしているのが中国のような気がして悲しくなります。(文中で神と言いましたがそのような見方)
日本の教育は受験とか進学、良い会社へ就職、そのための勉強が主でなかったか。本当の意味の教育とは、常に自分を見つめ直す勇気とそれを忘れない、人としての柱を築くのが教育ではないでしょうか。
日本はもう一度、高速道路よりも緑も花も豊かな自然の多い路を、みんなが励まし合いながら歩むべき時を迎えた気がします。ブータンを見ているとまさにその道を努力して歩んでいるように思います。
ただ、政治家や一部の人達は、ブータンの言ってる「開発は国民を中心としておこなわれるべき」という本質をはきちがえているような気がします。
これからの日本をささえる子供達の教育を大切にし、小学校から高校までの間でどれだけ自分に自信を持ち、周りを大切にする人材を築けるかにかかっている気がします。日本国民総幸福を祈ります。

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