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【与党に不都合な事実は電波から排除?】思考停止だらけのジャーナリズム業界【誰も通らない裏道】
http://www.asyura2.com/09/hihyo9/msg/261.html
投稿者 傍観者A 日時 2009 年 4 月 23 日 08:36:05: 9eOOEDmWHxEqI
 

http://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2009/04/post-3808.html

2009/04/22

多少、遅きに失してしまったが、先週金曜日(4月17日)放送のアクセスについて書きたいと思う。

私はAMラジオのファンで、それももっぱらTBSラジオ党ではあるのだが、、、

この日はスペシャルウィークということもあり、麻木久仁子、二木啓孝のレギュラーに加えて高野孟とTBSラジオ政治記者の武田一顕がスタジオ出演し、さらに毎日新聞論説委員の与良正男や時事通信の政治部長、そして平野貞夫などが電話で出演した(時事通信の政治部長の話は聴いていない)。
一見、面白そうなメンバーではあるのだが、結論から言うとひどい放送だった。
TVタックルやサンデープロジェクトのように見るからに偏向している番組ではない。が、それだけに印象操作がうまいこと散りばめられているのである。

この日のテーマは「今の政治は面白いのか?つまらないのか?」。この問いかけの底流には、せっかく政権交代が近づいてきていたというのに小沢一郎の西松問題によって、その熱気が冷めつつあるのではないかという問題設定がある。
当然、小沢一郎の話が中心になるわけだが、出演者の言葉の端々に小沢は「金まみれ」「旧態依然の体質」という表現が、さも当然のようにサラッと出てくる。印象づくり、印象操作という観点からすると、このようにさり気なくやるのは非常にタチが悪い。
そしてこの場を仕切っている麻木久仁子。「これだけのメンバーが揃った」ということで興奮気味にまくし立てているが、やはり「小沢のお陰で政権交代が遠のいた」という「空気」を印象づけようとしている(荒川強啓にも同じ傾向がある)。

しかし、何よりも驚いたのは電話で出演した毎日新聞の与良である。この男は「自分は誰よりも政権交代を望んでいる」ということを述べた上で、「実はこれはテレビでは言えないが、自分のところに来るメールは100%(小沢を批判する)自分に批判的である」「なぜマスコミは信用されないのか。検察のリーク情報をそのまま書いているというような批判があるが、検察がこう書きなさいよということを書いているわけではない」とひとしきり愚痴り、さらに次のように話を続けたのである。
「小沢が違法か違法でないかはこの際、問題ではない。なんで小沢があれだけ多くの金をもらってしまったのかということに説明責任がある」
いやー、これには驚いた。この人は西松の件はもはや違法性の問題ではなく「あれだけカネをもらっていたことが問題で、それを説明しろ」というのである。そして自分たちは検察の言うなりではないというが、もちろん検察が露骨に「こう書け」というわけはない。が、うまく誘導はしているわけで、そのテクニックが抜群なわけだ。それに記者が見事に引っかかっているというに過ぎない。
この程度の認識しかない人物が、もはや落ちる一方とはいえ、一応、日本の有力新聞社の論説委員であり、社説をリードする一方でテレビに出演してしたり顔で「政局」を語るのだから、メディアのレベルは推して知るべしである。
高野や二木、あるいは武田も「カネをもらったのは事実で、小沢は金権体質」という認識では共通している。

しかし、小沢よりはるかに多額の献金を多方面から受けている連中が自民党にはわんさかいるわけだ。であれば野党議員より与党議員の方が、はるかに高い説明責任を求められてしかるべきではないのか。
あるいは今回の新しい千葉県知事の問題。自民党支部の名義でカネを集めてそれを自分の政治資金として流用した疑いがもたれている。その額は1億5千万円を越える。小沢は次期総理候補のナンバーワンとはいえ、現状では所詮、野党第一党の党首でしかない。一方、千葉県の知事といったら県民にとっては野党の党首よりもはるかに強大な存在である。にもかかわらずこの知事を追及するメディアの声は小さい。
そうして秋田、千葉で民主が連敗すると「小沢の責任論」をここぞとばかりに書き立てるのに、先週末に行われた複数の市長選で与党が負けを重ねるとひっそりと結果を載せるだけ。これにはほとほとあきれ返る。
小沢は森田なんぞとは比較にならないほどきちんとカネを集めてオープンにしていた。その表の献金の記載を間違えただけである。それでも金額の多寡が問題だというのならば、与良あたりはアメリカへ行ってオバマやヒラリー、あるいはマケインに「カネをたくさん集めるのは問題だ。きちんと説明するべきだ」とか言ってみたらどうか? ま、それは無理だろうからアメリカのメディアにそういう主旨の投稿でもしてみればよろしい。笑われるだけだが、、、

話を元に戻すと、私はこの与良や高野、二木のコメントを聴いていて感じたのは(あるいは「読むに堪えない」文章を書く岸井成格も同様だが−ちなみにこの男はザ・ジャーナルに寄せられた100を越えるコメントをガン無視することにしたようである−)、彼らは意図して印象操作に加担しているのではなく、むしろ完全な思考停止に陥っているのではないかということだ。
本人たちは反権力であり、いまの政権与党ではダメだと思っている。高野孟にしても、西松問題での小沢の身の処し方については代表続投論者のようだ。にもかかわらず何の疑問もなく「小沢は旧態依然の体質」と決めつける。本当に小沢が「旧態依然」で「カネまみれ」なのかを西松問題を通じて深く検証した形跡はなく、いとも簡単に世間に漂う(元々はメディアが作り出した)「小沢は田中角栄の流れを汲んでいてダーティ」という「空気」に乗って発言してしまう。私はここにジャーナリストと称する連中の根本的なたがの緩み、思考停止を感じるのである。
なかでもとくにその傾向が顕著なのが記者クラブにどっぷりと浸かった新聞記者連中で、それに比べるとまだしも高野や二木はマシな部類には入るということなのだろうが、、、

以上が金曜日のアクセスを聴いた感想である。
聴き終えたあとしばらくは腹が立ってしかたがなかったが、翌日、黒柳徹子が2時間丸ごとゲスト出演した「久米宏 ラジオなんですけど」を聴いて、やっとその腹立ちがおさまった。
それから、安住紳一郎が日曜日の午前中にやっている「日曜天国」はなかなかいい。  

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