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怪しい「中国のシンドラー」を調べていたら芋ヅル式に出て来た、講談社も絡む「命のビザ産業」の醜態
http://www.asyura2.com/09/holocaust6/msg/123.html
投稿者 はちまき伍長 日時 2009 年 4 月 10 日 06:56:59: Zpc9bbdVkJn3c
 

今回は外国語ページの内容が多すぎてとても紹介しきれませんので、調べ物の取っかかりのメモ書きのような投稿になってしまいますが、興味のある方はぜひ自力でもっと調べてみてください。

「中国のシンドラー 何鳳山」というのがつい最近もニュースになっていました。
【上海で「中国のシンドラー」写真展】
http://www.china-news.co.jp/society/2009/03/soc09040303.htm

何鳳山氏は1938年から40年まで中国のオーストラリア[ママ]・ウィーン駐在総領事を務め、その間数千人のユダヤ人に「命のビザ」を発給し、ナチスの暴虐から救った。このため2000年にイスラエル政府から「国際的正義の人」という称号が授与された。

アレ、変だな。と思うでしょう。1938年といえば南京陥落の翌年で、中国に入国できるルートは日本の支配下にあったわけですから、重慶政府の発給したビザなんて一体何の役に立つのかしらん。

なぜこんなことを考えたかというと、先日「ドイツのユダヤ人にビザを発給した満州国外交官」という中国語の記事を見つけていたからです。
【王替夫:見過希特勒的『中國辛徳勒』】
http://wwwbig5.hljnews.cn/by_shb/system/2005/11/01/000115627.shtml
黒竜江省のローカルニュースサイトで、2005年の記事です。
王替夫さんはベルリン駐在満州国公使館の書記官で、回想録を一冊残しているのですが、それによると1939年5月にドイツ外務大臣リッベントロップと次官のヴァイツゼッカーから公使館に対し、
「アメリカのユダヤ人団体がドイツのユダヤ人を受け入れてくれるというので、満州国の通過ビザを出してやってほしい」
という要請を受けたので、アメリカ大使館に居たユダヤ人共済会長トーマスという人と連絡を取り合って発給作業を始めたのだそうです。
ドイツの積極的ユダヤ人出国政策については、以前の阿修羅投稿
【ヴェッカート『第三帝国からのユダヤ移民』:モサドとナチスの協力関係】
http://www.asyura.com/08/holocaust5/msg/114.html
で紹介したヴェッカートの『Jewish Emigration from the Third Reich』に詳しいです。

役に立つはずもないビザの話から怪しい臭いを嗅ぎつけたので調べてみると、
「ドイツは目的地の入国ビザを見せなければ出国を許可しなかったので、何鳳山氏のビザは"出国ビザ"として役立ったのだ」
という弁解が見つかりました。ますます怪しい
ネット上で更に検索してみると、ミネソタ大学の「ホロコースト&ジェノサイド研究センター」というところに
『The Question of Visas to Shanghai Given by Dr. Feng Shan Ho: Another View by Joan Deman』という記事が見つかりました。
http://www.chgs.umn.edu/museum/exhibitions/rescuers/dissent.html
上記の「出国を許可しなかった」という妙なストーリーが論駁されているのですが、その話をあちこちのユダヤ人新聞に書き散らしていたのはEric Saulという人で、それをイスラエル国立ホロコースト記念館ヤド・ヴァシェムのMordechai Paldiel博士という人がそのまま額面通りに受け取って「諸国民の中の正義の人」賞を出してしまったようです。
何鳳山氏の娘さんの書いた文章
『Remembering my father, Dr Feng Shan Ho』
http://english.rednet.cn/c/2007/09/26/1330991.htm
によると、1997年に亡くなられた何鳳山氏自身は回想録も残されず、生前も「ユダヤ人ビザ」の話はしておられなかったのです。「中国のシンドラー」は作り話確定だと思います。

それではこの話を流布した張本人Eric Saulという人が何者なのか調べてみると、isurvived.orgというサイトに
『The Eric Saul Case and his "Visas for Life: The Righteous Diplomats" Project --An Issue of Credibility and Accountability--』
http://isurvived.org/4Debates/EricSaul/EricSaul-01_opening.html
というページがありました。
Eric Saulという人は、『命のビザ:正義の外交官たち』プロジェクトというのを立ち上げて、巡回写真展をやっている香具師(やし)だそうです。そのデタラメな所業は記事を読んでいただくとして、このペテン師はサイモン・ウィーゼンタール・センターの「学芸員(笑)」なんだそうです。実際SWCの「マルチメディア学習センター」というサイトに「命のビザ」コーナーがあって、Saulの名前が出ています。
http://motlc.wiesenthal.com/site/pp.asp?c=gvKVLcMVIuG&b=394653
どうやら日本でも盛んにメディアが取り上げている「命のビザ」というのは、ヤド・ヴァシェムがいかさま興業師と組んで「正義の外交官」をでっち上げては大安売りするというイスラエル政府の宣伝作戦のようです。

もうこれだけでもゲップが出そうですが、この記事の関連リンクに
『Solly Ganor's Deceit and Fabrication in the PBS Documentary on Sugihara Masterminded by Eric Saul』
(エリック・サウルが黒幕となった杉原千畝に関する公共放送ドキュメンタリーでのソリー・ガノールのペテンと捏造)
http://isurvived.org/Ganor-Sugihara_PBS.html
というページまで出て来ました。
講談社から出た『日本人に救われたユダヤ人の手記』の著者ソリー・ガノールもペテン師だというのです。ガノールの著書の英語版『Light One Candle』も講談社アメリカから出ています。ホロコースト生存者団体からもペテン師と激しく非難されるSWC学芸員(笑)と自称生存者の売り込んで来た企画をまるで裏も取らずに買ってしまったんでしょうか。講談社に取材してみたら、案外「イスラエル大使館から売り込まれた企画だった」なんて話が出て来るかもしれませんね。  

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