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(回答先: 例えば自分自身の存在意義を何によって確保するのか？という問題がございます。 投稿者 ワヤクチャ 日時 2009 年 4 月 26 日 21:22:38)
人間の存在意義といいますと、私の様な頭の働きに自信の無い者は、こんがらがってしまいます故、「人間の値打ち」と置き換えさせて下さい。
そうですね、人間自らが人間に値打ちを付け、神を上位に置き、その下に人を置いた所から、宗教というものが始まったのだと思います。
本来ならば人の値打ちなど、付けるべきでは無いし、付け様も無いはずだったのが、言葉という物を持ったが為に、他と自分を比べる様になり、そこに優劣の差が出来たと。
しかし、その前の人間はどうだったのでしょう？
言葉も無く、値打ちという言葉による優劣も無い世界での人間。
力の強い者が、弱き者を抑え、食料を確保していたのでしょうか？
それとも、皆で分け合って平等に営んでいたのでしょうか？
これはあくまで私の推測ですが、最初人間は力の強き者が、弱き者達を抑え生存競争に打ち勝っていたのだと思います。
それに対し、弱者であった者達が、生き残りを懸けて言葉と言う物を作り出したのではないかと。
それにより、「あなたに服従するかわりに、私に食べ物を分け与えてもらえませんか」という流れになっていったのでは無いでしょうか？
そうしますと、実は人の値打ちを付け始め、それによって救われたのは他でもない、始めの弱者だったのではないでしょうか？
そしていつの間にか、言葉の巧みな者が上位に立ち、本来は強者であった筈の者が下位の者に従わされる時代に転換していったのでは無いでしょうか？
だからこそ、今懸命に体を張って働いている者（元強者）が、頭を使って働いている者（元弱者）に搾取されている事への怒り、不平等感を感じているのでは無いかと感じます。
人類が言葉を持って以来、言葉巧みな者が上位に立つシステムが着々と構築されて来た様に思います。そして今や、軍隊兵器、武力という力まで持っているのです。
さて、今や全てにおいて何も持たざるであろう我々は、いったいどうして生き残っていけば良いのでしょうか？
ワヤクチャさんのおっしゃる通り、人の値打ちという問題をもう一度チャラにするという事、この解決は不可能なのでしょうか？
言葉に負け、値打ちを付け替えられ、今や弱者となった者達の生き残る術は？
言葉でしょうか？
システムでしょうか？
それとも既に不可能なのでしょうか？
私には答えは解りません。
ただ、自ら信じる道を行くことしか。
それが例え気休めだとしても。
その時にのみ、自らの道を生きていると思うのです。
- 言葉は命令であると考えます。 ワヤクチャ 2009/5/02 18:46:33
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