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示単:生きとし誰もが不二の性(心生) 
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投稿者 金十字架 日時 2009 年 8 月 11 日 00:42:31: mfAWtS4GF8MpY
 

以下転載

「坐禅和讃」 白隠禅師


衆生本来仏なり    しゅじょう ほんらい ほとけなり

水と氷のごとくにて     みずと こおりの ごとくにて

水をはなれて氷なく     みずを はなれて こおりなく

衆生の外に仏なし    しゅじょうの ほかに ほとけなし

衆生近きを知らずして    しゅじょう ちかきを しらずして

遠く求むるはかなさよ    とおく もとむる はかなさよ

たとえば水の中に居て    たとえば みずの なかにいて

渇を叫ぶがごとくなり    かつを さけぶが ごとくなり

長者の家の子となりて    ちょうじゃの いえの ことなりて

貧里に迷うに異ならず    ひんりに まように ことならず

六趣輪廻の因縁は      ろくしゅりんねの いんねんは

己が愚痴の闇路なり     おのれが ぐちの やみじなり

闇路に闇路を踏そえて    やみじに やみじを ふみそえて

いつか生死を離るべき    いつか しょうじを はなるべき

夫れ摩訶衍の禅定は     それ まかえんの ぜんじょうは

称歎するに余りあり     しょうたんするに あまりあり

布施や持戒の諸波羅蜜    ふせや じかいの しょはらみつ

念仏懺悔修行等       ねんぶつ さんげ しゅぎょう とう

其の品多き諸善行      そのしな おおき しょぜんぎょう

皆この中に帰するなり    みな このうちに きするなり

一座の功をなす人も     いちざの こうを なすひとも

積みし無量の罪ほろぶ    つみし むりょうの つみほろぶ

悪趣いずくに有ぬべき    あくしゅ いずくに ありぬべき

浄土即ち遠からず      じょうど すなわち とおからず

辱なくも此の法を      かたじけなくも こののりを

一たび耳にふるる時     ひとたび みみに ふるるとき

讃歎随喜する人は      さんたん ずいき するひとは

福を得ること限りなし    ふくを うること かぎりなし

いわんや自ら回向して    いわんや みずから えこうして

直に自性を証すれば     じきに じしょうを しょうすれば

自性即ち無性にて      じしょう すなわち むしょうにて

すでに戯論を離れたり    すでに けろんを はなれたり

因果一如の門ひらけ     いんが いちにょの もんひらけ

無二無三の道直し      むにむさんの みちなおし

無相の相を相として     むそうの そうを そうとして

行くも帰るも余所ならず   ゆくも かえるも ことならず

無念の念を念として     むねんの ねんを ねんとして

謡うも舞うも法の声     うたうも まうも のりのこえ

三昧無礙の空ひろく     ざんまいむげの そらひろく

四智円明の月さえん     しちえんみょうの つきさえん

此の時何をか求むべき    このとき なにをか もとむべき

寂滅現前するゆえに     じゃくめつげんぜん するゆえに

当処即ち蓮華国       とうしょ すなわち れんげこく

此の身即ち仏なり      このみ すなわち ほとけなり

私たちは本来仏なのである。
それは水と氷の関係のようなもので
水がないと氷ができないように
私たち以外に仏はありえないのである。
ところが、私たちが仏であるにもかかわらず
自分の外に仏があると思ってあちこち探しまわっている。
それは水の中にいて
のどが渇いたと叫んでいるようなものである。
また、裕福な家の子に生まれたのに
貧しい里をさまよい歩いているのと同じである。
いつまでも迷いの世界から抜け出すことができないのは
真実を知らぬからである。
迷いに迷っていて
いつ苦しみを離れることができようか。
大乗の禅は
私たちの大きな支えとなる。
他人への施しや自身への戒め
念仏や懺悔(反省)、他への信心、自力の修行など
数々の善行があるが
それらは皆「禅」の中に包括されるのである。
一坐の功を成す人も ひととき、心を落ち着け坐った人は
積みし無量の罪ほろぶ 今までの迷いや不安は無くなり
悪い出来事などどこにもありはしない。
浄土は今ここにあるのである。
ありがたいことに、この法(おしえ)を
一たび耳にしたとき
讃え、喜び、信じ、受け入れる人は
必ず幸福を手に入れるであろう。
ましてや自ら修行して
本来の自分が分かれば
迷いや不安などはなく
それはもう、すでに煩悩から離れたのだ。
私たちは今、仏と一体となり
そこに、真実の道が真直ぐに通っている。
無常の相を実相とし
どこに行っても、こころの安らぎを見いだそう。
雑念を起こさなければ
謡うことや舞うことなども仏の法(おしえ)であり、仏の声である。
こだわりのない心は、大空のように自由に果てしなく広がり
"柱の四つの美徳"悟りとういう美しく清らかな月が輝く。
この時何の求むべきものがあろう。
迷いや不安がなくなり心の安らぎが得られた今
ここが浄土で
この身がそのまま仏なのである。

       

原因をただ突き止めて
前向きに物事を考える
そのきっかけさえも
人に与えさえすれば良い

しかし人のいがみ合う原因など
些細なものである
馬鹿馬鹿しく愚かしい
故に憐れむのである

そう考えると
原因などというほどのものは
おびただしいほどの
個体個体の責任としてあるものではない
そんな気がするのである

儚くも命は
愛を求め
愛を語り
愛を形と成し
この世に形となりて
生まれてそして散っていくのである

すべて愛を求め与えるが故の存在である
すべてが愛の形である

力に執着して己を迷わし気狂いする勿れ
そこに本来の力など一向に働く事など無い

人本来「ただ在るだけで幸せ」なり
「すべて」を赦せる存在なり
「すべて」を慈しむ力が備わっているなり
「すべて」を愛す力が備わっている也

ただ愛せ
人を赦せ
人を愛せ

事ある毎に
ただ感謝を捧げ
心につとめよ

本来の力というべきものはそこに生まれる  

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