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山鳥坂ダム：「判断できる段階でない」 民主党検証委、２回目の会合−−大洲 ／愛媛【毎日JP】
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20091108ddlk38010320000c.html
山鳥坂ダム（大洲市肱川町山鳥坂）の必要性を論議する民主党県連の同ダム検証委員会（委員長・高橋英行衆院議員）の２回目会合が７日、建設予定地近くの風の博物館であった。
委員約１０人が、国土交通省の担当者の説明を受けた。
終了後、高橋委員長は「推進、反対も含め判断できる段階ではない」と語った。
一方で「まず建設ありきで、雨量や洪水のパターンなどのデータを集めてきた印象」とも話した。
国交省の担当者が、過去にあった洪水の４例を基に、流量を毎秒５０００トンと想定してそれぞれあてはめ、山鳥坂ダムの効果を説明した。
委員は、死傷者１５０人以上を出して実際に毎秒５０００トンの流量があったと推定される１９４５年９月の洪水について、「（山鳥坂ダムがあった場合の）効果は試算していないのか」と質問。
担当者は「当時と雨量などの計算の仕方などが違い比較できない」などと答えた。
委員からは、「住民の中に、山鳥坂ダムができたら（１９４５年９月規模の）洪水が防げるとの誤解がある」と指摘もあった。
委員会は今後、地元住民や、商工業関係者から意見を聞くなどして、来月下旬には中間報告をまとめる予定。
山鳥坂ダムは、前原誠司国土交通相が新段階への移行凍結を発表したうちの一つ。
【津島史人】
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毎日新聞 2009年11月8日 地方版
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