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グーグル、検索サービスに新メニューを追加【NIKKEI NET】
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCUQ2584.html
ニューヨーク（ウォール・ストリート・ジャーナル）米グーグル（Nasdaq:GOOG）は12日、検索結果をさらに幅広い要素で絞り込めるようにするため、結果を表示するページに新メニューを追加したと明らかにした。また同社は、検索結果をスプレッドシートにまとめるオンラインサービスも発表した。
こうしたサービスは、検索結果をユーザーにとってさらに役立つものにする新しい方法を提供しようとするグーグルの最新の取り組み。新たな機能により、ユーザーは情報の新しさなど、さまざまな要素によって結果を絞り込めるようになった。これまではグーグルのアルゴリズムに基づいてランキングされた検索結果が概観できるように表示されていた。
この検索オプションの新メニューを利用するには、検索結果上方の「検索ツールを表示」のリンクをクリックする。検索するキーワードに関するそれぞれのトピックを車輪のスポークの1つのように表示する「ワンダーホイール」など、結果を表示する形式も選択できるようになった。グーグルの検索製品およびユーザーエクスペリエンス担当副社長、マリッサ・メイヤー氏は記者団に対し、こうした新機能により「これまでにない、まったく新しい検索方法が利用できるようになる」と語った。
オンライン検索市場で圧倒的シェアを維持するグーグルは、こうしたサービスのほかにも今後いくつかの改良を加えると発表した。米調査会社コムスコアによると、1月に米国内で実行されたすべてのオンライン検索のうち、グーグルのサイトで実行されたものが63％を占めた。
グーグルや競合他社は、業界の発展ペースが速く、迅速な対応が求められるとしている。そうしたなかで注目を集めているのは「どのような製品を購入したらいいか」、「休暇にはどこに出かけたらいいか」といった一般的な質問に、より適切な回答を見つける方法に関連する分野。こうした大まかな質問への答えを導き出すには、検索エンジンがウェブサイト上のデータをよく把握していることが不可欠。データを単なる文字の羅列ととらえるのではなく、例えば数字が示しているのは気温なのか飛行時間なのかを識別できるようにしておく必要がある。
米ウルフラム・リサーチが間もなく正式公開する新検索サービス「ウルフラム・アルファ」は、事実に基づくデータによって一部の質問に回答するとされている。
グーグルもこの日、そうした方向での一歩となるサービス「Google Squared（グーグル・スクエアード）」を発表。同サービスは検索によって得た結果を自動的にスプレッドシードにまとめるもの。例えば「マウンテンバイク」を探しているユーザーには「価格」や「色」など、クエリーに対して最も関連性の高い結果を検索し、どの列とどの段の関連性が高いかを判断する。スプレッドシートの項目には、由来するウェブサイトへのリンクがついている。
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