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最近のＣＯＰ１５にまつわる情勢を面白い推理を立てて解説してたのでのっけときます。
まりお
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“コーヒーとモカエクレア”より
http://coffee-eclair.at.webry.info/200912/article_18.html
ようやくＣＯＰ１５が終わり、各国の合意が取られたようですね。喜ばしいことに実質失敗に終わり、これで環境世界政府の樹立は見送られることになった。
オバマ米大統領、温暖化対策での合意称賛 2009年 12月 19日 08:55 JST
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-13026620091218
ＡＦＰに書かれている合意前の草案によれば、こんなところか。
■地球温暖化
・「気温上昇をセ氏2度に抑える」
・2020年までの温室効果ガス削減目標（罰則規定なし）を2010年2月1日までに示す
・二酸化炭素の排出量を減少に転じさせる具体的な時期についての言及なし
・先進国は2010〜2012年の3年間に100億ドルを途上国の気候変動対策に拠出（ＲＥＤＤ）
・2020年まで年1000億ドルを「政府・民間、二国間・多国間その他の幅広い財源から」、共同で拠出するという目標を設定
・２０５０年までのＧＨＧ半減目標の設定なし
・法的拘束力なし
法的拘束力さえなければどうということはない。ＲＥＤＤもまあいいだろう。問題なのは２０２０年までに１０００億ドルという金額を拠出する点であって、「鳩山イニシアチブで１５０億ドル」負担しなければならなくなりやしないかということだ（多分、そうなるんだろうなぁどうせ…）
しかし２０２０年なんて先の話だし、ドル建てならドル安なるのだから負担額も減るだろうけど。
「コペンハーゲン協定」草案の概要、COP15 2009年12月19日 10:57
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2676580/5062634
これで石油需要も当面安泰なのだろうし、逆に原子力推進派にとっては苦虫ってところだろうか。
ところでイランがイラクの油田を占拠した、なんて報道がされているけど、「イラン側は全面否定」なんて、こんなことあり得るのだろうか。本当に占領されたのであれば否定なんてしてもウソであることなど分かってしまうのに。どうも変だなと思ってしまう。過去にもウソから始まった戦争などあるだけに、非常に気になるところだ。
このニュースのおかげで石油の値段が上がったので、風説の…ＣＯＰ１５の結果もあったし…ＣＯＰ１５の行く末に掛けた保険だったのかも？
イラン軍がイラク油田を占拠、即時撤退求める＝イラク政府 2009年 12月 19日 08:18 JST
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-13026120091218
とはいえ、先日の北朝鮮より到着した貨物機に大量の兵器が見つかった事件で、行き先はイランであったとも報じられている。ただ断定されているのかどうなのか。国連決議違反だから押収されているけど、一般に武器の貿易は当たり前のことだし、最も武器を輸出しているのは米国でしょ。なのでこれをわめきたてるのもちょっとどうかと。
勿論これと対日問題との関係は別物だけどね。
タイで押収の北朝鮮武器、イラン向けの可能性＝関係筋 2009年 12月 17日 10:03 JST
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-12988020091217
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