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05/8/2メディアが完全無視した竹中の「ウソ答弁」とゼーリック米通商代表の手紙――郵政民営化特別委員会 桜井議員の質疑
http://www.asyura2.com/09/lunchbreak15/msg/676.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2009 年 2 月 02 日 11:52:44: 4sIKljvd9SgGs
 

05/8/2メディアが完全無視した竹中郵政民営化担当大臣の「ウソ答弁」とゼーリック米通商代表の手紙――郵政民営化特別委員会 桜井議員の質疑より(2005.8.11)

桜井 充参議院議員(民主党)ホームページ http://www.dr-sakurai.jp/ 

参議院インターネット審議中継ホームページ

http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php 

05/08/02(火) NHK中継入り

http://www.webtv.sangiin.go.jp/generator/meta_generator_rm.php?ssp=3809&on=1123147677&si=8bf9671bdaaaa25f02d3b4598f574ecf2&ch=y&mode=LIBRARY&pars=0.5978389013917884 より

 去る8月2日、NHKテレビで生中継された「郵政民営化に関する特別委員会」において、竹中郵政民営化担当大臣は、一般国民が注視する中で、平然と「ウソ答弁」をくり返した。小泉首相はこれに対し、《いいことだなあと思っております。・・・特別、問題になるとは思っておりません》などと得意の「ハグラカシ答弁」で擁護したが、何故か、(というより“やはり”と言うべきか、)主要メディアはこれを完全無視した。小泉・竹中コンビの言う「郵政民営化」の“売国的”実態が、かくして、一般国民の眼前で暴露されたにもかかわらず、あたかも、何事もなかったかのように、小泉“クレイジー”首相は“「郵政民営化」に賛成か反対かを全国民に直接問う「郵政・ガリレオ解散」”などと称して、衆議院解散を強行し、9.11総選挙へと暴走を続けている。(ホームページ管理人作成。2005.8.11)

[参考記事]

■戦前を知る人々の憂い――2005年森田実政治日誌[232](2005.8.11

■前衆院議長綿貫民輔代議士が郵政民営化に反対する理由とは? 阿修羅(2005.8.11)

■郵政民営化はウォール街のためか――米国から9.11総選挙の意味についてのメッセージ 2005年森田実政治日誌[230](2005.8.10)

■郵政民営化の首相の言い分すべてまやかし 大阪 市田書記局長が批判 「しんぶん赤旗」(2005.8.10)

■2005/08/09 緊急メッセージ このまま小泉首相を居直らせてよいのか 天木直人のホームページ(2005.8.9)

■主張 郵政法案否決 道理のない小泉政治の落城 「しんぶん赤旗」(2005.8.9)

■二つの「紙の舟」 森田実の時代を斬る(2005.8.8)

■いまの日本で最も重要な情報を隠す「政府・マスコミ」連合権力  大新聞は、民主党櫻井充参議院議員の「年次改革要望書」に関する質問(8月2日)を、なぜ無視するのか?!  政府、マスコミあげての「年次改革要望書」隠しに抗議する 森田実政治日誌[222](2005.8.3

■郵政民営化法案 関連業界や米国が関与 金融・物流など郵政準備室へ 天上がり13人 米国政府や民間関係者 意見交換17回 参院郵政特 小池議員が指摘 「しんぶん赤旗」(2005.7.16)

■「郵政広報」の“仰天”企画書 天木直人メディアを創る (2005.6.28)

■日中関係と郵政  森田実の時代を斬る (2005.5.29)

■「郵政民営化法は『米国による日本改造』プログラムの一環だ」――関岡英之氏(『拒否できない日本』の著者)のインタビュー(『月刊日本』6月号)を読む 森田実の時代を斬る (2005.5.28)

■関岡英之氏の偉大な発見 「年次改革要望書」 森田実 (2005.5.8)

【抜粋】

35:20

[桜井 充君] あのー、じゃ、竹中大臣ですね、大臣はたとえば外国の要人の方からですね、大臣がよく民営化を一生懸命頑張っていると、それから、まあ、金融改革ですか、銀行のとか、そういうことに関してですね、評価されているとか、そういうことも一切ないんですか。

つまり、いま、外国の要人と会ったこともない、何もないというようなお話をされていますが、僕は、そうするとですね、大臣は、大臣になってアメリカに何回行かれたか、ちょっと分かりませんけど、僕は、議運の理事としてですね、どこどこ大臣の方が、大臣がどこどこに出張したいと、そういう風におっしゃるから、はい、国益のために行ってきてくださいと、そうやって、こちら側はお願いする立場にございます。

 そうすると、大臣は、あのー、アメリカの方とこういう問題について話し合ったことすらないんですか。

 そして、そういうような、たとえば、竹中大臣よく頑張ってらっしゃいますね、われわれと一緒にやって行きましょうとかね、そういうような(笑い)、たとえばの話ですけど、そういうようなやりとりなんていうことはないんですか、ホントに。

36:23

[竹中国務大臣] あのー、郵政の問題につきまして、外国の方から、直接要望を受けたことは、一度もございません。

 これ、あの、先方からですね、会いたいとか、こういうことは当然きますけど、私はそういう立場にはありませんので、それはお断りをしております。もちろん、国際会議等々に出て、日本の経済全体のこと、マクロ経済のこと、そして金融改革のこと、これは小泉改革全体についてお話しはします。そういう点に関して、その評価を頂いておりますし、しっかり頑張ってくれと、こういうことはございます。

 しかし、これは個別のアイテムについてですね、保険はこうしてくれ、株はこうしてくれ、そのような要望に関して、外国の方から私が、具体的な要望を頂いたこと、そのような場をもうけたことは一度もございません。

37:08

[桜井 充君] えー、それではですね、ここにですね、アメリカの通商代表の、まあ、この間まで、前(ぜん)ですね、ゼーリックさんから竹中大臣に宛てた手紙がございます。現在は、国務副長官でございます。その方から竹中大臣に宛てた手紙の写しがございます。

これ、ちょっと、あの、確認して頂きたいのですが。委員長、ちょっと、議事止めて頂いていいですか。

37:36

[陣内委員長] はい、速記を止めてください。

ただいま速記を中止しておりますので、音声は放送しておりません

38:16

[桜井 充君] はい。ここにはですね、ま、要するに、これはどういう手紙なのかといいますとね、これは、竹中大臣が、郵政担当大臣・経済財政担当大臣に再任されたときのお祝いの手紙でございます。

 そこの中に、そこの中に、まあ、貴殿の業務の成功に対する報奨が、より多くの仕事を得たことを見て喜ばしく思いますと。その後ですね、まあ、縷々書いてありますが。そこのところから後半の方ですが。保険・銀行業務、速配業務で競争の条件を完全に平等にすることを産み出し、実行することは、私たちにとって根本的に重要です。郵便保険、それから、郵便貯金を民間セクターとイコールフッティングにするためにも、私たちは、「経済財政諮問会議」からの連絡を歓迎しております。そして、また、現在、民間企業に適用されている郵便保険と郵便貯金への税制、セーフティネット上の義務化、それから、郵便保険商品に対する政府保証を廃止することを諮問したことに、私たちは勇気づけられました。

 私は、また、以下の点で、丁重に貴殿を後押しいたします。えー、2007年の民営化開始時から、郵便保険と郵便貯金業務に対する保険業法、銀行法のもとでの同様の規制、義務、監督。完全な競争条件の平等が実現するまで、新商品、商品の見直しは、郵便保険・郵便貯金に認めてはならず、平等が実現された場合には、バランスあるかたちで、商品が導入されること、新しい郵便保険と郵便貯金は、相互補助により利益を得てはならないこと、民営化過程において、いかなる新たな特典も、郵便局に対して与えてはならないこと、民営化の過程は、つねに透明で、関係団体に自分たちの意見を表明する意義ある機会を与え、決定要素となることとする。

 今日まで、私たちの政府が、この問題について行った対話を高く評価するものですし、貴殿が、郵政民営化での、野心的で市場指向的な目標を実現しようとしていることに、密接な協力を続けていくことを楽しみにしております(オーという、どよめきあり)。

 貴殿が、この新たな挑戦にとりかかるときに、私が助けになるのであれば、遠慮なくおっしゃってください(ウァーと呼ぶ声あり)。

 しかもです、これは、タイプで打たれたものですが、ここにです、ここに自筆の文章もございます。自筆の文章です。そこのなかで、わざわざここに、タケナカサンとまで書いてある。タケナカサン、貴殿は大変素晴らしい仕事をされ、数少ない、困難な挑戦の中で、進歩を実現しました。あなたの新たな責務における達成と幸運をお祝いいたします。これ、去年の10月4日の時点ですので、貴殿と仕事をすることに楽しみにしておりますと。

 というかたちで、まあ、手紙もきております(オーと呼ぶ声あり)。ですから、あの、今までそういうようなことに対しての要望がなかったということでは、僕は、ないんだろうと、そういう風に思っております(ソーダヨと呼ぶ声あり)。

 ですから、ここが本当に大事なことなんですね。今日は、テレビが入っていますから、委員会は止めませんけれどね。ですが、ですが、大事な点は、総理が先ほど、アメリカ、アメリカと言うなと、おっしゃっていますが、こういうかたちでですね、送られてきている事実を、私は申し上げているだけでございます。

 総理、いかがですか。

41:45

(小泉内閣総理大臣) それは、アメリカのいいところは、どんどん吸収していった方がよい(なに言ってんだよと呼ぶ声あり)。日本には、独自の対応もありますし、先ほど、BSEのこともありましたけれども、日本はアメリカに対して、日本の牛肉うまいから、アメリカの肉を買えって言うんだったら、日本の国(ママ)も買ってくれと、まあ、盛んに言っておりますよ。ちゃんと、同等の対応をしろと、言うべきことは言っているんです。そして、ゼーリックさんでも誰だろうが、それだけ親愛の情を込めてタケナカサンと書いたような手紙をよこすほど、外国の要人と交流関係を持っているということは、いいことだなあと思っております(ナンダソレと呼ぶ声あり)。

 私もたまには、外国からコイズミサンと呼ばれることもありますし、コイズミと呼び捨てにされることもありますし(そんなこと聞いてないよと呼ぶ声あり)、いろいろ、あります。別に、タケナカサンと呼ばれるというのが、特別、問題になるとは思っておりません(不規則発言、国を売ったことだと呼ぶ声あり)。

42:51

(桜井 充君) あの、まあ、要するに、どのくらい親密なのかということを、私は知ってもらいたかったわけです。まあ、自筆のサインでですね。そして、タケナカサンという風に書かれてくることを見てみると、決して、その、一度も会ったことのない方から、そういうかたちの手紙を頂くことはないんじゃないのかなあと、まあ、そう思います。

 まあ、これは、えー、もう一点ここで申し上げておきたいことがあります。それはですね、これは、あの、これは、また、決めつけだとかなんとかだというご指摘を受けるかも知れませんが、たとえば、いま、日本は、米国債をどのくらい保有しているのかと言うと、75兆円保有しております。そして、その75兆円ですけれども、世界の国々で、ダントツの一位でございます。つぎが中国でして、この3分の1ぐらいの量であってですね、日本は米国債を相当持っております。

そして、今度は逆に言うと、郵便貯金は日本国債を105兆円、これを保有しております。ここでですね、もし、アメリカが、今現在、郵便貯金や簡易保険の完全売却を求めておりまして、まあ、それに合った内容の民営化案が出てきております。で、ここでですね、株式交換制度などの変更による、外資による完全買収を容易にする会社法が今国会で成立しているわけです。これ、そして、そこの中で、今度は、びっくりすることに、シティ・グループなどが、あ、えーと、あれはゴールドマン・サックスだったかも分かりません。ゴールドマン・サックスが、もう、1兆円の資金を用意したという話もありましたけども、まあ、いずれにしても、たとえばそういう、ファンドがですね、巨大な金融グループを使って、郵貯銀行を買収すると、100兆円規模の日本国債が、米国企業の手に委ねられる可能性がないわけではないということになります。これは、極めて大事なことだと私は思っております。そして、もしくは、そういう巨額な資金がなくてもですね、資本を、株式を交換するとかいうことでも、実を言うと、えー、そういうかたちで、その、まあ、買収することもできるということになるわけです。で、たとえば、株式交換による買収はですね、世界各国で、当たり前のように行われているわけですが、この日本の郵便貯金銀行や日本の簡易保険の保険会社の資本金というのは、大体、どのくらいを想定しているのでしょうか。

45:21

(竹中国務大臣) えー、骨格計算でお示ししている数字でございますけれども、えー、これは、民営化時点の自己資本の合計は4社合計7.5兆円を想定をしております。

(以下、省略)


 

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