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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090225-00000083-mai-pol
＜産地偽装＞「直罰」規定盛る 自民、ＪＡＳ法改正案
2月25日18時45分配信 毎日新聞
自民党は２５日、悪質な食品の産地偽装をした業者に対し、行政処分を経ずに直ちに刑事罰を科すことのできる「直罰」規定を盛り込んだＪＡＳ（日本農林規格）法改正案をまとめた。現行法では、国の改善命令に従わなかった場合に初めて刑事罰を適用する規定になっており、制度の甘さが指摘されていた。議員立法で今国会に提出する方針。
罰則も、個人については「２年以下の懲役か２００万円以下の罰金」に改正、現行の「１年以下の懲役か１００万円以下の罰金」より強化する。法人に対する罰則は現行法と同じ「１億円以下」。
現行のＪＡＳ法では、産地偽装を行った業者に対して農水省や都道府県が改善を指示し、業者名を公表。指示に従わなかった場合には農相名で命令を出し、それでも従わなかった場合には警察などに刑事告発する。農水省は「是正を指示した方が効率的」と、直罰規定の新設には慎重だった。
中国産ウナギを国産と偽るなど悪質な産地偽装事件が相次いでいるが、捜査では直罰規定がある不正競争防止法が適用されるケースが多く、ＪＡＳ法に基づく告発事例はない。【工藤昭久】
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