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【タイム、小沢一郎が日本を官僚政治から救う】(悪代官に尻尾を振る岡引は、他人の事より自己批判能力を身に付けるべきです)
http://www.asyura2.com/09/lunchbreak17/msg/388.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2009 年 3 月 16 日 14:19:54: 4sIKljvd9SgGs
 

http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-1475.html
2009.03.15 (Sun)

『タイム』誌:小沢一郎が日本を官僚政治から救う
絶妙なタイミングでタイムに小沢代表の記事が載った。

写真:『国会傍聴記by下町の太陽・宮崎信行』
TIMEの表紙に小沢一郎さん「日本はとても閉鎖的な社会なので、
献金はすべて受け付けて完全公開」より


"The Maverick"という表現は「一匹狼」という意味で、米国大統領選でオバマの対抗馬だった共和党のジョン・マケインにも使われた。ジョン・マケインは共和党員でありながら、これまでの軍事優先のブッシュとは方向転換し、左派に少し近づいた右派的な政策を提案し、わが道を行くというところから、"The Maverick"と呼ばれていた。しかし、結局はブッシュにべったりということがばれて、とても"The Maverick"と呼ばれるにふさわしいとはいえなかったことから、民主党のオバマに敗北することになる。

一方、小沢さんは、国家権力に立ち向かう「一匹狼」という表現がまさにぴったりな人だと思う。

Ozawa: The Man Who Wants to Save Japan
By Michael Elliott and Coco Masters / Tokyo
Thursday, Mar. 12, 2009


すごく長い記事なので、全部翻訳できるかわからないけど、できる範囲でやってみようと思う。さすが世界にその名を馳せる『TIME』だけあって、決して小沢氏をよいしょするだけの記事ではなく、これまで小沢氏がどんなことをやってきたかとかも正直に書いてあるし、最後には、結局のところ日本を変えるのは、小沢氏ではなく、国民であるということを主張している。公平な立場に立った視点で書かれた記事だ。まずは大雑把に訳し、後ほど修正する。

【More・・・】

(1/3ページ)
小沢一郎は、実用的なものに取り組むのが好きであるが、「表舞台であまり目立ちたくない」と言う。しかし、小沢が表舞台のスポットライトに慣れるべき時がきたようだ。もし、いまの支持率の傾向が続くならば ― そして、もし、小沢が最近の日本の金権政治スキャンダルから致命的な傷を負うのを避けることができれば、現在の野党第一党である民主党のリーダーはすぐに日本の次の首相になるであろう。国会の衆院選挙は9月10日までに行われなければならないが、東京(政府筋)による推測はそれが5月24日という早い時期に来るかもしれないということだ。そして、その日は、偶然にも小沢の67回目の誕生日である。民主党が、現在政権を握る自由民主党に代わって、政権を執れば、民主党が勝利する重要性は大きなものとなるだろう。現代の日本の政治制度が1955年に根づいた時から、自民党は長い間(1993年に短期間の政権交代があったが)権力を保ってきた。そして、次に政権を引き継ぐのは、ただの野党党首ではない。それは、ほぼ20年間、日本の政治制度の裏方の一匹狼であり、自民党をひどく嫌い、そして、日本がその可能性の限界にきているなら、日本とその政治は変わらなければならないと長い間主張してきた男だ。

日本人に変わることの必要性を説くのは決して簡単ではないが、小沢は自分が政権を握る時期が近づいてきたことを悟っている。なぜなら、今、日本は新鮮なアイディアを緊急に必要としているからだ。米国発の金融危機が他のどの先進国よりも日本を激しく襲った。輸出は落ち込み、日本経済は2桁台縮小し、日本の大企業は不安定な状態だ。「これまでと同じように続ける」ことが解決策として、はなはだ不適切だが、自民党は信用を回復する努力をいまだに開始できずにいる。そして、国民は金権政党の不器用な中途半端な策に飽き飽きしている。(詳しくは、「ソニーの苦難:日本の代表ブランドが危機的状況に。」)

日本は古い体質を除外したくてたまらないように見える。しかし、小沢一郎に本当に日本を変えられるのだろうか。そして、もし小沢が日本の首相になったら、日本をどこに導くのだろうか。

最初に、彼の躍進を狂わせるかもしれないそのスキャンダル。3月3日に、小沢の第一秘書の大久保隆規氏が西松建設からダミーの政治団体を通して受け取った違法政治献金を虚偽報告した疑いで東京地方検察庁に逮捕された。献金は、小沢の政治団体を通して受けとられたと言われている。3月7日にTIMEのインタビューに答えたとき、小沢は彼の秘書が逮捕されて「非常に驚いた」、そして、過去においては単に「献金記録を訂正するだけで済んだ問題」だとしている。調査は西松建設からの裏献金を受け取った自民党議員まで広がったが、主な焦点は、民主党にあてられている。秘書の逮捕が報道されてから2、3日後に行われた3つの新聞投票で、過半数の回答者が小沢は辞任するべきと考えていることが伝えられたが、小沢は、民主党代表を辞任しないと言った。

小沢パラドックス

2006年に小泉純一郎が辞任して以来、3人目のさえない日本の首相麻生太郎よりも小沢は多くの支持率を得ている。西松建設スキャンダルでの小沢に嫌疑がかかったことによって小沢の支持率は落ち、小沢のパラドックスに光を当てている。彼は、戦後の政治機関(1993年に自民党から離脱するという彼の決定であり、自民党が政権を失った唯一の期間に至った)の急進的な唯一の批判者であり、又、最高の模範者でもある。

もう一人の一匹狼である小泉も服も多くの日本のリーダーがそうであるように、政治家の息子として生まれた小沢は、27歳のときに政治の世界に入った。ワシントンにある日本研究センターの代表であるマイケル・グリーン氏は、小沢を20年以上も前から知っているが、本州の東北地方にある小沢の選挙区である岩手に「利益をもたらすことを第一に考えていた」伝統的な政治家だったと昔を振り返る。

小沢が師として仰ぐ1972年から1974年に首相だった田中角栄は小沢を息子のようにかわいがり、結婚の世話までした。その上、自民党の副総裁であった金丸信に小沢の面倒を見させた。小沢が自民党を離党する前にそうだったように、田中も金丸も昔から有名な政治的なフィクサーだった。両者ともスキャンダルで政界から失脚した。1980年に日本経済が繁栄していたとき、日本はよく「一流の経済と三流の政治」の国と言われていた。とかく彼の経歴のせいで、小沢はこのように当時軽蔑されていた政治制度に深く関与していた。最初のスキャンダルで小沢人気が落ちても驚くことではない。

(2/3ページ)
しかし、小沢は単なる政治的インサイダーであっただけではない。1990年代初期からずっと小沢は日本の展望を「普通の国」であるべき場所として、又、独自の興味を持ち、国家のゴールは選ばれた政治家によって設定され、官僚機構の仕事は政策を形作ることではなく、政治家によって設定された政策を実行することであるべきであることを明確に打ち出していた。

東京の永田町の民主党の本部で行われたTIMEとのインタビューで、小沢は日本が「普通の国」である必要があるという彼の分析が現状でも当てはまるかどうか尋ねられた。「もちろんですよ。」と小沢は強調した。「我々は政府が主に官僚機構によって導かれる現在のシステムの基本的な変更をしなければなりません。そして、我々はそれを政治家が政策を提案し、政治家自身の責任の下で政策を実行するような政府と入れ替えなければなりません。」小沢の現在の自民党政府に対する軽蔑は注目に値する。「与党陣営」の一部の政治家は、「全く官僚に依存している」ので、「彼らは、何もすることがないのです。」と言った。

最近の自民党の活動があまりにも惨めであるという事に異論を唱える者はいないだろう。小泉以降の3人の首相、安倍晋三、福田康夫、麻生は、変わるたびに前任者よりも印象が薄くなっている。先月、麻生内閣の財務大臣、中川昭一は重要な国際会議の会見に泥酔(風邪薬の影響でああなったと本人は言い訳しているが、)して現れた後、辞任させられた。「一般的に、不況は自民党にとって都合のいいものだった。」とタンタロン・リサーチ・ジャパンの社長でありCEOでもあるジェスパー・コール氏は語る。「でも、今回はあまりにもひどかった。政府は全く信用を無くしてしまった。政府が打ち出すどんな経済政策も、ちょうど、あくびだけでなく、無関心を持って迎えられている。

小沢が日本は巨大な難問に取り組んでいると見るのは正しい。日本は、老齢化社会と出生率の低下に直面している。65際以上の人口は、2025年までに今日の2800万人から3500万人に急増し、それまでには、人口全体のほぼ30%を占めると予測されている。この人口統計学のシフトは、労働者不足に陥る日本企業に大きな重圧をかけることになるだろう。日本のリーダーに、伝統的に閉ざされた社会を解放するに十分な、これまでにはなかったような大胆さがあるならば、かなりの移民の数によって、何かを改善することができるだろう。そして、高齢化社会は医療制度と年金の需要を破壊するだろう。(参照:「中国の移民は、日本の夢を追う。」英語)

海外で、日本は、ちょうど20年前、世界でNo.1の経済大国としてアメリカを追い越すと予測している本(今では、なんて奇妙に響くでしょうか。)のタイトルだったのが、現在では、復活する東の競争相手国と対抗しなければならないはめに陥っている。かつて日本の経済モデルがそうだったように、中国の経済モデルは現在世界中で賞賛されている。アジアは、中国と日本が同時に強国であったことはこれまでなかった。しかしながら、それは、そのような状況が不可能であるということではなく、両国が恨み重なるライバルとならないために、お互いが賢いリーダーを必要とすることを意味する。(両国がワシントンの重要なパートナーであることを2つの東アジア大国に納得させるために、アメリカにも知恵が必要であるということは、言うまでもない。)

とりわけ、日本は戦後の繁栄と社会的安定を基盤にした経済モデルが崩壊しているという事実に立ち向かわなければならない。日本の目を見張るほどの成功を収めた輸出中心の産業は、日本に世界の第2位の経済を導く役割を果たし、そして、寛大な恩恵付きの終身雇用制度は、西欧諸国になじみのある包括的なセイフティ・ネットの必要性を除外した。そしてバブルに突入した。金融市場が1980年代に自由化されたあと、日本では、現代のアメリカ人がアーミッシュ派の農民と同じくらい倹約家に見えるほど、負債を燃料とした飽和状態が続いた。株式市場は頂点に達し、不動産価格は、東京の中央にある皇居の土地がカリフォルニア州全体より価値があると一般的に言われていた。

そのうち、バブルがはじけた。日本の官僚がおろおろしている間に、金融システムの中で危機を直視することができず、経済は長い「失われた10年」に入った。株式市場は落ち込み、それから足を引きずり、そして、再び落ち込んだ。(日経平均は1989年のピーク時から82%下がり、ここ26年間低迷している。) かつて世界中から羨望のまなざしを向けられていた銀行は、資本を投入しなおさなければならなかった。中国とアメリカの需要が伸びたので、2000年以降、日本経済は再び上昇した。世界的不況と外部の要求の崩壊によって大打撃を受けるまでは。驚くべきことに、今年1月の日本の輸出は、1年前よりも46%も減少した。

社会保障の模索

何がなされるべきかという小沢の分析ははっきりしている。彼は、「従来のシステムに戻らないこと、...我々は、市場原理や自由競争を終身雇用制度に取り入れなければならなりません。」成功の鍵は輸出よりも、国内需要に頼ることだ。このことは民主党の政策に「過去20年間、一貫して書かれています。」と語る。しかし、小沢には銀行口座に現金を預けずに、日本人に買い物をさせるためには、単に買い物をするように奨励するだけではだめだということがわかっている。「まず我々は、日本の人口を安定させなければなりません。」と小沢は言う。それは、人口統計学への挑戦、健康保険と年金の真の改革を意味する。「今では、若い世代の人々も年金がもらえなくなるのではないかと心配している。」 コール氏は、「国内需要を必要とする経済を促進するまで、かなり長い道のりとなるでしょう。」と強調した。

(3/3ページ)
他の者はよくわからない。長年、日本について研究し、著書もあるコロンビア大学政治学部のジェラルド・カーティス教授は、民主党がセイフティ・ネットを強化したいのはわかるが、米国議会を通してオバマが得たような経済刺激策パッケージのような給付金を始める決意があるのかどうかわからないと言う。小沢には、政治を注意深く考える人物よりも、むしろ、ブッシュ政権の最大の後ろ盾であったカール・ローヴのような人物が必要だ。

参考資料:カール・ローヴ


しかし、首相として、彼はちょうどそれをしなければなりません。過去には、日本が独自の興味を持った普通の国であるべきという小沢の決断がアメリカの厄介なパートナーにしたこともあった。例えば、小沢は、最近民主党議会で、東アジアの米軍は、横須賀基地にある第七艦隊の存在だけで十分ではないかと提案した。その発言は、日本にあるその他の米軍基地を全て閉鎖するべきであるという意味にもとれる。小沢が日米関係の重要さを訴えたとき、彼とワシントンとの関係は改善された。小沢は『タイム』に次のように語った。「もし、米国が自己判断で軍事力を行使する場合は、日本は米国に従うことができない。しかし、国際紛争の解決を国際社会との協力の下で国連が指示したとした場合は、日本は米国を支援するために率先して出来るかぎりのことをするべきだ。」

戦略国際研究所センターのグリーン氏は、自民党を破壊するために小沢の「白鯨を追い求めるエイハブ船長」は時に反米国的な印象を与え、日米同盟にダメージをもたらしている。しかし、日本のリーダーは現実を理解している。もし首相になれば、小沢の権力を保つための決意は、ワシントンとの強い絆を追求するようになるだろうとグリーン氏は言う。

Getting Out of a Funk

Right now, the key challenges facing Japan are domestic. The Japanese, in a funk since the bubble burst, know that things cannot go on like they have. "Japanese people wish for a fundamental change, but there's no one to vote for," says Tomoaki Iwai, a professor of political science at Nihon University in Tokyo. Koll says that "the real question is whether politics can be sexy again for the younger generation ― something that you actually want to be involved with, not only because it affects your life but affects your future."

And that gets to the heart of it. The question is not simply whether someone who is as deeply steeped in Japanese political culture as Ozawa ― who at times seems as motivated by replacing the LDP as he is by a clear analysis of where Japan should be headed ― can be a sexy agent of change. It is whether Japan really wants to go through the wrenching transformation of its economy and society that the new century seems to demand.

To be sure, Japan has the capacity to renew itself. It has done so twice in modern times, first after the Meiji Restoration in the late 19th century, when a traditional, closed society modernized so thoroughly that by 1905 it was able to defeat a major European power, Russia, in war; and again after 1945, when a new economy was built from the ashes.

But there is in Japan always a nostalgia for a supposedly simpler past rather than an unpredictable future. In Tokyo's Ota Memorial Museum of Art this month there is an exquisite exhibition of ukiyo-e woodblock prints by Yoshu Chikanobu, displaying Japan during the Meiji period when Western habits ― European music and military uniforms, guns, crinolines ― were beginning to replace the old ways.

The presentation of the modern within the classical confines of ukiyo-e prints is oddly unsettling, as if the artist could not quite come to terms with the new world, and perhaps didn't want to. In one print, for example, a woman in traditional kimono and lacquered hair watches wistfully as a young girl, hair flying behind her, joyfully rides a bicycle.

Will Japan get on its bike and pedal off to meet the future with confidence? There are many ― and not just in Japan ― who would dearly love to know the answer.

―With reporting by Yuki Oda/Tokyo


参考資料:
パラドックスの話

パラドックスとは日本語で言うところの【逆理】と呼ばれる物で,理論上正しいと思われる事柄を誤りとしたり,誤りと思われる事を正しいように導く推論の事を言う.後で具体的な例をいくつも出すが,パラドックスには大きく分けて次の3種類がある.
(1) あきらかに間違いのもの.
(2) 一見間違いであるが,実は正しいもの.(その逆で,一見正しいようであるが,実は間違いのもの.)
(3) 間違いとも正しいとも断定できないもの.

 

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