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副島氏によると、人類最長老の1億有権者は、自公・霞ヶ関という舎弟を敗り、進駐軍世襲組と独立の杯を交わしつつあるようです。
http://www.asyura2.com/09/lunchbreak26/msg/783.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2009 年 8 月 29 日 17:14:48: 4sIKljvd9SgGs
 

(回答先: 昼休み27を起動しました 投稿者 管理(副) 日時 2009 年 8 月 29 日 16:47:06)

副島隆彦の学問道場(植草さんのメッセージなど)
http://www.asyura2.com/09/senkyo69/msg/1013.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 8 月 29 日 16:18:51: twUjz/PjYItws

http://snsi-j.jp/boyaki/diary.cgi

「1066」 「鳩山民主党政権誕生に向かっての私たち学問道場の指針」 を書きます。それと、獄中の植草一秀氏からのメッセージがあります。 副島隆彦 2009.8.29


副島隆彦です。 今日は、2009年8月29日(土)です。
 いよいよ明日30日が、総選挙(衆議院議員選挙)の投票日です。私たち日本国民の運命を、自分で握りしめるために、投票に行って、そして、新しい政権の誕生を皆で祝いましょう。

 投票の際には、同時に行われる、最高裁判所の裁判官たちへの国民審査で、「4人の最高裁裁判官、近藤崇晴(こんどうたかはる)、那須弘平(なすこうへい)、竹内行夫(たけうちゆきお)、竹崎博充(たけざきひろのぶ)に、×(バツ)を与える」ことも忘れないでください。


 まず、はじめに、中田安彦研究員の新刊書『アメリカを支配する パワーエリート解体新書』(PHP刊)は、現在も全国の書店の目立つ所に置いてあります。今のこの時期に、アメリカの最先端の動きを知りたい人は、是非、お読みください。私からもお願いします。この本は、本当に、推理小説を読むような感じで読めます。ミステリーの「謎解き」の興奮を覚えながら私も読み進みました。  

それでは、これから、

「鳩山民主党政権誕生に向かっての私たち学問道場の指針」

副島隆彦 筆 2009年8月29日

 いよいよ、総選挙の投票日まで、残り一日となりました。
これからの日本国民の運命を決する重要な日となりました。どうか、学問道場の会員の皆様も、有権者として30日(日)には投票に出かけてください。そして、民主党に投票してください。 あるいは、民主党と連立、選挙協力をしている政党に、投票してください。  

 今ほど、日本国民が、本気になって「政治を変えなければ。自分たちの国を変えなければ。このままではじり貧だ。もう、これ以上我慢できない。日本国民は今こそ立ち上がる」と決意した時はない。 

 私は、明日、2009年8月30日は、敗戦から65年目(丸64年)にして、初めての、記念すべき ”独立自尊”(福澤諭吉先生の言葉) の時だと思います。 本当に、私たちは国家として独立して、これまでのみじめで情けない、属国(ぞっこく)状態から脱出しなければならない。

 不況(デフレ経済)が、20年も続いて、日本は、本当に貧乏な国になってしまいました。経済大国だなどと威張れるような国ではなくなっています。この大きな真実を国民に教えないように出来ている。 日本国民の自覚で、ここで政治を変えて、国民自身の参加で、国を立て直さなければいけないと思います。 

 敗戦後のこれまでの64年間のアメリカの支配によって、私たちは、自分自身の脳(頭)で考え、自分たちの代表に本当の権力(パウア power )を与え、自分たちの運命を自分たちで決めてゆく能力を奪われてきた。本当に恥ずかしく、悲しいことであった。 

 さあ、いよいよ日本人は、独立する。金融・経済面から没落し、衰退(falldown フォールダウン)を早め退潮・撤退(withdraw ウズドロー)してゆくアメリカ帝国から、すこしずつ平和的に、独立して、自立する国民国家(ネイション・ステイト a nation state ) になってゆかなければならない。 このことには、きっとこれからも、多くの困難が伴う。その苦難と困難を私たちは、正面に見据えて、国民の団結で乗り越えてゆかなければならない。

 明日の衆議院選挙の投票結果で、鳩山由紀夫氏が率いる、清廉潔白な民主党の政権ができる。本当に喜ばしいことである。 自民党を滅ぼし、これまでの官僚たちの横暴を封止し、腐ったメディア(テレビ・新聞の大手)のおかしな偏向報道をたたきのめし、日本人は本当にこの時期に、自分たちの運命を自分たち自身で決めることのできる国家にならなければならない。 

 この重要な時期に、私は、どうしても気になることを率直に書いておきます。このあと、一番、重要なことは、私たちの優れた民族指導者(国民政治家)である 小沢一郎氏に、どうしても、あと最低3年は、生きていて欲しいということです。 

 私、副島隆彦が、この間、ずっと気にしていることは、実は、この一点です。 あと3年、我らが小沢一郎に生きていてもらわなければならない。 そして、思う存分、彼に日本革命を推進して欲しい。 その間に、本当にぶれない本物の若い次の指導者たちを育てあげてほしい。

 私が、今のこの時点で危惧するのは、この一点だ。 アメリカが怖(こわ)いのは、小沢一郎だけだ。自民党のゴロツキ政治家たちが恐いのも小沢一郎だけだ。 なぜなら、小沢は、世界基準(world values ワールド・ヴァリューズ)の優れた日本の政治家であり、本当の日本国の代表だからだ。

なぜなら、小沢一郎は、少年時代から、当のアメリカ帝国自身が見込んで、日本の指導者となるべく帝王学をもって育てた民族指導者であるからだ。他の国内政治家たちとは、はじめから格(かく、クラス class)が違う。このことを、日本人の多くが、政治家たちを含めて、まだ分からないようだ。

 私は、多くの自著の中に、「小沢一郎が実質の日本国王だ。帝国との厳しい交渉をして来た本当の民族指導者(ナショナリスト、the nationalist)だ」とことある度(たび)に書いてきた。だから、相当の私の本の読者たちからも、この記述のところで、反発や、誤解をもらってきた。 しかし、私は、こういう大きな根本理解のところでは、一歩も怯(ひる)まない。日本の政治思想家の筆頭としての、自負と自覚において、書いてきた。

 私のこの理解を分かってくれている人から上が、本当の学問道場の会員たちだ。同志である。遅れて理解する人たちは、そのように遅れて来なさい。ひとりの人間が、大きな真実を分かり学習するということは、人それぞれの時間がかかる。

 だから、敵たちは、小沢だけが、恐ろしいのだ。小沢一郎さえいなければ、新しく出来る民主党政権など、2年で、ひっくり返して見せる、と、本当に、本気で思っている。そうはさせない。

 腐敗し尽くしている官僚たちも、小沢一郎だけが怖いのだ。 小沢一郎だけは、すべてを見抜いているし、彼だけは、すべてを知っている。

 選挙戦の開始の段階で、自民党は、「財源(ざいげん。新政策の実行のための資金の出所の根拠)も示さないで、空論を言っている、現実を知らない民主党」と叩(たた)いた。ところが、小沢一郎が、「なーに。財源なんていくらでもある。(官僚たちが隠し持っているのを)どれだけでも見つけ出せる」と、言い放った。その途端に、青ざめて、黙ってしまった。

 以後、「財源を示さない民主党」という言葉が消えた。 官僚たちが、今、一番、青ざめている。 小沢一郎なら、何でもやる。すべてやる。自分たちの悪事や隠し金のことを、すべて知っている。と、官僚たちは、知っている。だから、官僚たちは、すでに、崩れた。

 各省の官僚たちは、今、民主党に、べたべたと擦(す)り寄って、スリスリしてきている。 あわよくば又、垂(た)らし込もうとしている。しかし、もう、今度はそうはいかない。民主党の若手の政治家(候補者)たちも、さんざん苦労して、嫌な思いをして、臥薪嘗胆(がしんしょうたん)の地獄のような日を生き延びてきたので、官僚どもごときの手には乗らない。

 破廉恥漢の各省の官僚トップ(政治官僚)たちは選挙で忙しい民主党の政治家たちを訪ねて、「先生と10年前のパーティの時に撮った写真です」と、いうような、くだらない、軽い脅しのような接近方法で、民主党の議員たちの部屋を、各省の官僚のトップたちが、訪ね歩いている。すでに、官僚たちは民主党に「スリスリ」している。馬鹿な奴らだ。

 手のひらを返したようにして、自民党から離れて、次の自分たちの「ご主人さま」である、自分たちへの人事権(任免権)を持つ民主党の政治家たちに、家猫のように、スリスリしている。
自分はいつも常に政権側、体制側」というのが、官僚というオカマ(去勢された宦官=かんがん=)どもの本質的な属性である。気持ち悪い、原理で動く、時に本当に奇矯な声を上げる本質的なオカマ集団である。

 財界人や、経営者たちも急速に急いで、身を翻(ひるが)しつつある。彼らも、「自分はいつも政権側、体制側」である(べきである)から、さっさと自民党から離れて、永年の民主党の支持者のような顔つきになっている。 この変わり身の素早さこそは、人生で一番、大事な処世の術だろう。変節と言われようが、節操が無い、と言われようが、そんなことはどうでもいい。

 政権側に付いていなければ、何をされるか分からない(補助金ももらえない、仕事をもらえない)、という恐怖感が先に立つから、「自分はいつも政権側、体制側」なのである。 この企業経営者たちのこの変身は、喜んで受け容れるべきものである。

 しかし、官僚たちと、それから、テレビ5社・新聞5社の、電通(でんつう)の子分の、許すまじき、アメリカの手先どものこれまでの、永年の悪業の数々は、許すべきではない。 田原総一朗(たはらそういちろう) を筆頭にして、本当に、打ち首にすべきである。

 このあとに載せる、獄中の植草一秀氏から、私に昨日の午後、入った連絡で 「 A酒井法子氏の報道ばかりで、2005年と比べて圧倒的に少ない選挙報道」という指摘がある。 本当にそうだ。テレビ、新聞が、選挙報道を、ほとんどしない。NHKを含めて、奇妙なほどに選挙報道をしない。 自分たちが、これまで、ずっと、自民党寄り、アメリカの手先ぶり、大企業寄り、残酷な金融資本の太鼓( たいこ)持ちをずっとやってきたからだ。彼らの内心の忸怩(じくじ)は、急激に起こった。「自分たちは、もしかしたら、国民から捨てられつつあるのではないか」という恐怖心に、今、大新聞・大テレビの幹部たちは、襲われつつある。 

 だから、それで急に、「報道の中立、公平」に目覚めて、自分たちが、これまでやってきた、奇怪な偏向報道(アメリカの買弁報道)に、はっと気付いて、それで、「今度の選挙は、極力、報道しない。報道しないことで、自民党を支援する」という態度に出た。 そして、この、卑怯なメディアの態度も、裏目に出つつある。

 国民はすでに気づいてしまった。日本のマスコミ=マスゴミは、本当におかしな、日本国民を洗脳するための道具であり、「日本国民に向けられた刃物」(評論家の森田実氏の言葉)なのだ。低劣で、愚昧極まりない、白痴お笑い番組ばかりを作って、日本国民を愚弄し続けた。 そしてだんだん見向きもされなくなっている。自業自得(じごうじとく)である。

 商業メディアで私企業であることを盾にして、このあとも、彼らは、陰に陽に、民主党政権の粗さがしをして、足をひっぱり、あわよくば、スキャンダル攻撃で、倒閣させようと、目論(もくろ)むだろう。この者たちを早めに摘発して、まずネット言論で、血祭りにあげて、次々と表面化させなければいけない。

 新聞・テレビも態度を急変させつつある。だが、そういう訳にはもうゆかないのだ。これまでと同じような、単純な国民洗脳(扇動、謀略)報道では、もう、民主党新政府を倒すことは出来ない。なぜなら、今度ばかりは、自分たちの暮らしをこんなにひどくした、自民党政治に怒りを覚えている日本国民が、監視しているからだ。 メディア=マスコミは、国民大衆を公然と敵に回すことは出来ない。だから、彼らも、腰砕けになりつつある。

 こんなはずではなかった。と、彼らは、今、慌てふためいている。官僚たちと、メディア(マスコミ)各社の幹部たちは、本当に、「こんなはずではなかった。国民が、こんなに急に、変身(変貌)して、自分たちに立ち向かって来ようとは」と震(ふる)えている。 自分たちによる国民洗脳が、急激に、もう通用しなくなったのだ、と、8月になって、ようやく本気で気づきだしたのである。

 すべては、7月12日の東京都の都議選を頂点にして、変わった。あの日、自民党が大敗北して、民主党が勝った。あの日を限りに、「日本の空気(ニューマ)が変わった」のである。その予兆は、4月ぐらいから表(あらわ)れていた。地方自治体の選挙で、自民党、公明党の公認する候補者が、次々に落選して、民主党か、完全な無所属の候補者が勝ち始めた。

 横須賀市長選挙が、その最たるもので、32歳の、党派色のない無所属の候補者が、小泉純一郎の系列の現職の利権政治家(横須賀駐留米海軍の司令官の接待係)に勝った。

 こんなはずではなかった、と既成勢力の、現状の利権の上に胡坐(あぐら)を掻(か)いて、「どうせ、日本人は変わりはしないさ」と高をくくっていた者たちの肝が冷えつつある。「本当に自分たちは、握り占めてきた特権を奪われる。自分たちは追い落とされる」という恐怖感が、永年の業界の親分たちに起こりつつある。 

 自分たちは、もう我慢しないのだ。という大きな変化が、日本国民の中に急激に芽生えつつある。まるで発芽してどんどん伸びてゆく新芽のような元気さだ。 この国民の胎動と、政治的な目覚めは、ただ事ではない。既成の、だらけきった評論家、文化人たち(自民党寄りだから、現状肯定を説いて、国民をだます係のテレビ出演利権を握ってきた者たち)には、この「日本国民の急激な変貌」 は、なかなか理解できないものだろう。 今度は、自分たちが、捨てられる番だ。

 それもこれも、今の急激な日本国民の 「自民党自滅、官僚徹底たたきのめし、メディアへの強い不信感」の状況は、すべて、小沢一郎が作ってきたものだ。強いて言えば、小沢一郎が、たったひとりで、この15年間の苦闘の中で作りあげてきたものだ。すべての栄誉は、小沢一郎にある。 このことは、一国の政治を冷酷に見つめることのできる能力のある人間には分かることだ。

今から15年前の1994年の、たった一年弱の、細川護煕(ほそかわもりひろ)政権の自民党大分裂、8党寄り合いの改革政権は、たった一年弱で潰(つぶ)された。あれが、まさしく’小沢動乱’、’小沢革命’と呼ばれたものだ。あれから、15年である。小沢に従った多くの有為の若い人材を、たくさん討ち死にさせて、屍(しかばね)を野に晒(さら)した。

 今の民主党に結集している幹部たちも偉いけれども、そのすべてを集めたものよりも、たったひとり、小沢一郎の、努力と力量が、今日(こんにち)の、この激しい情勢の変化をもたらしたのだ。 小沢一郎だけは、このことを、はじめから分かっていたのだ、と考えざるを得ない。

 だから、小沢の見識と未来予測と、手堅い国家運営の手腕には、私たち日本国民は、脱帽するし、敬服する。

 再び書く。今のこの急激な日本国民の意識の大変化すなわち、「日本は本気で変わらなければならない。このままではじり貧だ。何とかするぞ」という気分をを生みだしたのは、まさしく小沢一郎その人である。小沢がいなければ、日本人はこうは急には変われない。

 アメリカの失敗は、この3月3日に、小沢一郎を、日本の検察を使って、逮捕し、汚職政治家として、葬り去ることに失敗したことである。アメリカの日本管理、日本統制は、あの時、大敗北した。小沢は、あの西松建設の献金問題・小沢秘書の有無を言わぬ電撃逮捕に対して、即座に、反応して対決して、「この逮捕は、不正な警察・検察権力の行使である」と、反撃に出た。

 あれが良かった。日本国民の多く が、あの時、真実を知った。 自分たちの本当の指導者が、今、危機に瀕している、と分かって心配した。その心配と憂慮が、小沢を救った。 小沢一郎とその側近たちの苦労(それは、鳩山由紀夫、岡田克也、菅直人、山岡賢二、興石東=おきいしあずま=、石井一=いしいはじめ=ら民主党の執行部のすべて)と粘り強い闘いが、我らが民主党を守り抜いた。

 あの3月の、小沢一郎への汚職・犯罪者仕立て上げの攻撃の謀略を仕掛けたアメリカは、あのあと、「タオルを投げた」のである。アメリカの策略は失敗したのである。 私は、この「アメリカ(の日本あやつり対策班=ジャパン・ハンドラーズ)は、あの3月に、日本管理上の大失敗を犯した。

 だから、タオルを投げた」という情報を、3月の事件の直後に、謀略を仕掛けた、検察特捜・法務省・警察庁の漆間巌(うるまいわお、 官房副長官 )らアメリカの手先たちが、自分たちの悪事を暴かれて、右往左往しているさ中に、アメリカ(ワシントンDC)中枢からの情報として知った。 

 だから、あのとき、「アメリカがタオルを投げた」ということは、「日本はもう、自分たちの言うことは聞かなくなった。小沢一郎らを抑え込むことに、自分たちは失敗した。だから、少なくともしばらくは、もう自分たちの手には負えない」と判断した。 

 最高度でこの判断をしたのは、ジョゼフ・ナイ・ハーヴァード大学教授(政治学)である。 ジョゼフ・ナイは、新任の駐日アメリカ大使として、赴任することになっていた。

「(属国群には)ソフト(な)パワー(を行使せよ)」論である「ソフト・パワー」論のジョゼフ・ナイは、心底、悪辣(あくらつ)な人間である。 ナイは、「自分が、日本に赴任する前に、小沢一郎を片づけておけ」と、CIA(米中央情報部) の対日本の謀略部隊(破壊工作員たち)に命令を下していた。それに失敗した。

 だから、ナイは、急に、日本に来る気が無くなった。それがはっきりしたのは4月26日の、東京のホテル・オークラで開かれた米欧日三極委員会(ザ・トライラテラル・コミッション)」の東京大会(の裏の決議事項)でである。「私は、もう、日本には来ない。どうも小沢潰(つぶ)しに、私の配下の者たちが、失敗した」と、朝日新聞の主筆(編集権を握る役員待遇)の、船橋洋一(ふなはしよういち、こいつが、朝日新聞を、この10年間でおかしくした張本人)に伝えたのである。   

 実質の日本国王(民族指導者)である小沢一郎は、あの時、勝った。単に、検察・法務省・警察官僚たちからの攻撃に勝っただけでなく、日本国内に蠢(うごめ)く、恐ろしい売国奴勢力のすべてに対して勝った。あの時。小沢を守ったのは、まさしく私たち日本国民である。 

 それは、さらにその一年前の、「小沢の代表辞任、続投」の騒ぎのときにもあった。一国の民主政治(デモクラシー)の否定である「大連立」(大政翼賛会の政治)など小沢が言うわけがないのだ。

 それを、無理やり、アメリカがあの時も、裏から謀略を仕掛けて、ナベツネや、森喜朗(もりよしろう)のような暴力団政治家を使って、「逆らうと、小沢、お前を検察に逮捕させるぞ」と脅して、騙そうとした。小沢は、あそこでも、耐え抜いて危機を脱している。 私、副島隆彦が書いた、あの時の、小沢一郎擁護論 の文章 2本 を、そのうち、ここに 再掲載します。

 小沢一郎から見れば、今の麻生太郎首相などは、文字通り、「チンピラ政治家」にしか見えない。小泉純一郎も、おのれの欲我のために、平気で国民をひどい目に合わせる変質者にしか見えない。

 だから、3月の小沢攻撃に失敗したときに、アメリカは、早くも匙(さじ)を投げた、タオルを投げた、のである。アメリカという「後ろ盾」「大後方(だいこうほう)」を失った、日本国内の、アメリカの手先(ポチ公)どもの、このあとのうろたえ方は、激しいものだった。そうやって、この4月、5月、6月、7月が、過ぎたのである。

 小沢の土俵際(どひょうぎわ)での粘り勝ちは、並大抵のものではなかった。あれこそは、横綱相撲(よこづなずもう)だ。相手とがっぷり四つになって、そして、ぐいぐいと相手を、押し返して、そのまま、押し相撲で、静かに正攻法で押して、土俵を割らせた。相手を投げ飛ばすのは上の策ではない。静かに押し出すのが一番、すばらしい勝ち方だ。 それが、まさしく明日の投票日の結果である。それは、まさしく、日本国民の勝利である。

 だから、このあと、私たちは、鳩山新政権に何を期待すべきか。それは、今日はもう書かない。私が、今日、なんとしても皆さんに伝えたいことは、この民主党政権を、最低、これからの2年間は、保(も)たせなければならないということです。最低2年、出来れば3年、何があっても、この清廉潔白の日本民主党(DPJ ディー・ピー・ジェイ、デモクラティック・パーティ・オブ・ジャパン) の政権を持続させることだ。

 そうすれば、今やゴロツキ集団である自民党は瓦解する。ばらばらに分裂する。 そうすれば、まともな保守勢力(経営者・資産家たちのための政党)という別の政党が出来る。それで、健全な日本の2大政党体制(two party system トゥー・パーティ・システム)が出来る。 今の自民党の中にも、少数だが、すぐれた見識と練達の保守政治家が残っている。この人たちが、これまでの、竹下登(たけしたのぼる)型の暴力団ゴロツキ政治家たちではない、真っ当な保守政党を作ってほしい。厳しい企業経営者たちの現実と願いを反映する勢力である。金持ち(資産家)と経営者を代表する良識ある新しい保守政党が日本に今から出来るべきだ。

小沢一郎は、労働組合と、今や、すっかりやせ細った、貧しい日本国民を食べさせると約束して、自ら野(や)に下った、本当の苦労人だ。これ以上は書かない。彼は、そういう金持ちと貧乏人層の実在の不可避性という現実政治(リアル・ポリティックス)のすべても知り尽くしている国民政治家だ。真の民族主義政治家の田中角栄の直系の愛弟子だ。

 私、副島隆彦の先生の小室直樹(こむろなおき)先生だけが、あのロッキード事件の、謀略政治で、倒されていった田中角栄を、言論人・知識人として、ただひとり、角栄をずっと応援しつづけた。私は、その系譜につながる知識人だから、当然、今の小沢一郎を支援しつづける資格を持っている。

外国のメディアに、最近、日本分析の、重要な記事が載った。
それは、英国を代表するインテリ向けの日刊経済・金融紙の、フィナンシャル・タイムズの日本支局長が書いたものだ。

いわく「アメリカが、日本に「お座り、お手、吠えろ」と言ってももう聞かないだろう」という記事である。実に正直な、そして、現下の情勢を語って余りある、すぐれた日本分析である。


(新聞記事の転載貼り付け始め)


「日本に「お座り、お手、吼えろ!」と言っても、もうきかないだろう」

英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙  2009年7月22日
日本支局長  デイヴィッド・ピリング 

 目前に迫る日本民主党(DPJ)の政権奪取は、ただの政界再編 を 超えるものだ。これは世代交代でもある。  
 事実上初めて、日本は、強烈な戦争の記憶を持たない首脳陣によって運営されることとなる。 彼等は戦時中の罪悪感と 戦後の米国依存から脱して、対米同盟の再調整を求めるだろう。

 それは困難であるが同時に、彼等は日本のアジアとの結びつきと、中国の増強される地域的影響力を認める、 安全保障同盟を構築することに努めるだろう。 
 
  某米国人政治コメンテーターは、日本民主党の対米姿勢をこのように語った。 「お座り、お手、吼えろ!と言っても、彼らはもうきかないだろう」

● このFTの記事は、英フィナンシャルタイムズ紙のデイヴィッド・ピリング支局長の文だ。OP-EDページの記事である。

(英文の原文の方)

' Japan shrinks from the American embrace '

By David Pilling Published: July 22 2009 23:11 | Last updated: July 22 2009 23:11
http://www.ft.com/cms/s/0/b74b3e26-770a-11de-b23c-00144feabdc0.html

  Yet the imminent victory of the DPJ is more than a political realignment. It also marks a generational shift. For virtually the first time, Japan will be run by leaders with no strong memory of the war.

They will seek to recalibrate an alliance with the US shorn of wartime guilt and postwar dependence. As hard as it will be, they will also strive to construct a security alliance that acknowledges Japan’s ties with Asia and China’s growing regional clout.

As one US commentator says of the DPJ’s likely posture towards Washington:
“Sit, stand, bark! They’re just not going to do that any more.”

david.pilling@ft.com

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。実に味わい深い、今後の日本国の進路と言える、すぐれた分析である。 日本は、ずっと、アメリカの犬にされていたのだ。この屈辱を自覚したくない者は、それで構わないが、自分は犬でも構わない、という己(おのれ)のその歪(ゆが)みきった卑屈な精神をこそ、そろそろ疑いなさい。

 だから、鳩山民主党政権を何としても、2年間、できれば3年間続けさせれば、その時、日本の、愚劣な官僚支配政治を、本当に、終わらせることができる。 官僚たちの意識的な、政権破壊のサボタージュ(妨害行動)を、押さえつけて、正しく、日本国民の代表である議員(政治家たち)が、正しく、官僚という、高級公務員たちを、叩(たた)きのめして、本来の、政治家(国民の代表)たちの行政の執行のための下働きの事務員、「法律に基づく行法(ぎょうほう)をする」公務執行員という身分に、ただしく落とすことができる。

 日本の官僚たちの悪さは、以下の記事で、すべてを包摂している。この記事は、ものすごく重要である。

(転載貼り付け始め)

 「 07年度、天下り法人に12兆円交付--衆院調査局 」

2009年5月27日 時事通信 

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009052701005

 民主党は5月27日、2007年度の国家公務員の天下り状況に関する衆院の調査結果を公表した。同年度末時点で、中央省庁が所管する4504に上る特殊法人や独立行政法人などに再就職した国家公務員OBは、2万5245人。
  
  また、これらの法人に12兆1334億2500万円が交付されていたことが分かった。この調査は、民主党の要請に基づいて衆院調査局が「天下り法人」を対象に実施した。

同党は、政権交代後の財源確保のため、どの部分が削減可能かを精査する方針。

(転載貼り付け終わり)

この記事から分かる通り、官僚たち(高級公務員)というのは、なんと毎年、毎年、2万5千人もいて、こいつらが外郭団体、特殊法人に「天下る」のである。そのために、毎年、12兆円の国費が使われている。この事実を、私たち日本国民の公知(こうち、誰もが知っている知識)としなければいけない。

 天下りを廃止し、官僚たちの特権をはく奪し、おとなしく政治家たちの言う事を聞く「業務執行事務員」に作り変えるためには、どうしても、最低2年かかる。  「政治は政治家(国民の代表、立法者たち)がする」 のであって、「官僚たちに政治をやらせてはいけない」のである。この点が、日本国の大間違いなのである。

 官僚たちから徹底的に、彼らが不正・違法に握りしめている政治権力を奪い取らなければならない。

 これから述べる 改革方針 (日本改造プログラム)は、佐藤勝(さとうまさる)氏と、私が意見が一致したことなのだが、以下のとおりとなる。「まず、財務省には、まだ急いで手をつけない。今、急に、財務省の主計官たちや、主税局に手を出す{改革を断行する)と、国家予算の執行(=これが政治・行政の中心部分)に、支障をきたすので大変なことになる。政権に打撃を与える。

 だから、すぐには財務省には手を出さない。新設される国家戦略局(こっかせんりゃくきょく)の管理下に、財務省も置くべきだが、手順としては、後回しにする。 

 それよりも、外務省、厚生労働省・社会保険庁、総務省、法務省のこの4つを、徹底的に改革する。まず、事務次官を、それぞれ、2人ずつ、続けざまに首を切る。 事務次官{各省のトップ)を、続けて2人ずつ飛ばすと、官僚制度は、ガタガタになる。官僚支配体制なるものは、たったこれだけで大きな機能麻痺を起す。それほどに脆(もろ)いものなのだ。

 彼ら官僚(高級公務員)たちから、魔力を奪い取れば、それまで、恐ろしい竜や大蛇の姿をしていたのが、本来のトカゲか毛虫になってしまう。この魔力自体が、日本国民に抱かせていた彼ら官僚どもが詐術で作った、国民騙しの幻想だ。この幻想をはく奪すれば、あとには、地味でまじめな 業務遂行公務員 たちが残る。 

 公務員たちは、ただしく政治家の言う事を聞いて、忠実に動けばそれでいいのだ。 政治家たちは、選挙によって、国民の洗礼を浴び、信託を受けている。

 だから、私は、小沢一郎にあと3年は生きていて欲しい、と本当に思う。これだけだ、と言っていい。敵たちにとって恐(こわ)いのは小沢一郎だけだ。小沢に急に先立たれると、私たち日本国民は、すぐに、「テルミドールの反動(はんどう)」に見舞われることになる。 思想家である私には、このことがよく分かる。 

 鳩山や、岡田や、菅では、悪人(ワル)たちが、策動を巡らして、ゴロツキ政治屋と、極悪官僚たちと、メディアと、アメリカの謀略部隊が、仕組んで襲いかかれば、半年と保(も)たないで政権を転覆させられる。今のところは、小沢一郎が、手塩にかけて育てている若い、経験の未熟な政治家たちでは、太刀打ちできない。

 なんとかこれから3年、新政権の状態を維持できれば、きっと、素晴らしい人材が育つ。それまで、小沢一郎に何としても生きていて欲しい。 私の今の願いは、極端に言えば、それだけだ。 

 外務大臣には、鈴木宗男氏(新党大地)や田中真紀子氏を起用するといい。そうなるかは分からない。ただし、鈴木宗男や真紀子が、大臣か副大臣になると、本当に、外務省は震え上がる。 これまでにやってきたことの内部の悪事がすべて、表沙汰になって、国民に公開されるだろう。

  だから、7月の人事異動の時に、外務官僚たちは、我れ先に、「どこでもいいから私を外国に出してくれ(ほとぼりが覚めるまで帰って来たくない)」と人事課と官房長に掛け合ったそうである。このような みっともない様(さま)になっている。官僚たちは、潰走(かいそう)しつつある。  この動きに、商業メディアであるテレビ、新聞も追随して、雪崩(なだれ)を打って、民主党政権を持ち上げ出すかが、見ものである。

 鳩山新政権は、どうせ、金融・経済の政策と、年金の制度の悲惨な運用の実態(社会保険庁は解体して、国税庁と一体にして、「歳入庁」に改組される。これだけでも革命だ) と健康保険制度(国民の医療制度)と、景気回復策 (失業率が5.7%にまで上昇。完全失業者数360万人、 8月28日発表 )で苦労することになる。 急には、今のデフレ経済(大不況)からは脱出できない。 

そして、もうすぐ、アメリカでの次の金融崩れ、デリヴァティブ(金融バクチ商品)の大爆発、ドル・米国債の暴落などが襲いかかってくる。 それに対するかじ取りに失敗したら、すぐに、民主党政権を攻撃してくる連中がいる。だから、なんとしても最低でも2年、3年のあいだ、鳩山民主党政権が続くことがどうしても必要である。

 そして、なによりも大切なことは、若者に職を与えることである。働きたいと願っている若者に職を与えられないのは、それは、政治の失敗である。これまでの自民党政治が国民に、遂に嫌われ、見捨てられようとしているのは、働く能力と意欲のある人々に職と定収入を与えることが出来なかったからだ。 これは本当に政治の責任である。 この問題を何とかしなければならない。

今度の選挙の特長のひとつは、地方の老人たちが、怒っているという点だ。老人たちには、自民党は福祉や医療で、かなり手厚く報いてきた。しかし、今度ばかりは、本当に老人たちを怒らせている。

 人生の達人であり、長い人生経験で何でも知っている老人たちが、「今度ばかりは、自民党を落とさなければいけない」と言いだしている。自民党の現職の議員に向かって、老人たちが、「今度は、あなたは落選しさない」と、はっきりと言うそうである。

 老人たちは、自分の子供や、孫たちに職が無くて苦しんでいることをよく知っている。本当に、自民党政治の長年の悪習、悪弊で、日本はひどい国になった。そして、日本国民殺しを感応した、郵政民営化クーデターで、小泉・竹中政治が、田舎の老人たちから、大切な郵便局や簡易郵便局を奪い取った。これには、本当に、老人たちが怒っている。 

 政治の力で、国民経済(ナショナル・エコノミー)を活性化させ、若者たちに職を与えるためには、優(すぐ)れた、金融・経済、財政の専門家であり、具体的な政策立案者(ポリシー・メイカー)としてのずば抜けた才能を持つ、植草一秀氏を、急いで、政界に復帰させることである。荒れ狂った小泉・竹中政治(アメリカの手先たち)の5年間で、一番、ひどい目にあった植草氏を、急いで、汚名をそそぎ、名誉回復させなければならない。そのための努力を、皆でしなければならない。

 実は、私宛てに、昨日の午後、植草氏から、連絡がありました。 植草一秀氏から、本日、8月28日に、私に届いたお手紙で、私たちの学問道場で、是非、公開してほしいと、氏本人から頼まれました。 植草氏からの伝言は以下のとおりです。  植草氏は、現在、獄中(刑務所)に在りますが、健康状態は良好だそうです。

 あと一か月と少しで出所します。そうしましたら、すぐに、私は彼と一緒に動き出して、まず、植草氏の汚名をそそぎ、急いで名誉回復の運動を始めなければいけない、と考えています。そのために新政権の既知の政治家たちに、植草事件(痴漢冤罪)の政治謀略の真実を追求するための特別委員会を設置してもらうために動こうと思います。 私は小沢一郎に、植草氏を伴って直訴しにゆきます。

 いまだに本国民の中にある、「植草氏にも落ち度があるのではないか」という疑問に対して、今度、別の日に、私が再度、証拠だてて、はっきりと書きます。

以下が、植草氏からの私への伝言です。

(転載貼り付け始め)

 副島先生へのお願いごとを預かりました。お忙しい中と存じますが、なにとぞ宜しくお願いいたします。
以下の文章を副島先生のホームページに載せていただきたく、植草一秀本人が希望しております。

 面会(接見)しました弁護士たちから得た知らせでは、植草は元気に過ごしています。ただし、以下の点を憂慮しています。

@ 民主党圧勝予測発表と同時に始まった、インフルエンザ流行の報道

A 酒井法子氏の報道ばかりで、2005年と比べて、圧倒的に少ない選挙報道

B 投票時間の短縮 と 投票所の増えた背景に 投票率の引き下げの意図が感じられる。
  民意を実現するため全ての有権者の投票への参加を切望する。
  ネットから呼びかけ運動を行ってほしい。  

 以上です。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。以上のとおりです。 どうか、学問道場の会員の皆さん、それから、その他の皆さんも、明日の投票に行ってください。そして、民主党を勝たせましょう。 

 それが、私たち日本国民の、自らの政治選択であり、自らを変えてゆく闘いです。 私たちは、もう、これ以上、騙(だま)され続けるわけにはゆかないのです。 新しい日本のために。私たち自身が、平和の中で、生き延びてゆくために。

副島隆彦拝 


2009/08/29(Sat) No.01
 

 

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