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小泉ハゲタカ一派が滅茶苦茶にした税制を元に戻し、更に累進課税を正常化させれば、財政赤字の問題は解決するようです。
http://www.asyura2.com/09/lunchbreak30/msg/132.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2009 年 10 月 28 日 19:35:54: 4sIKljvd9SgGs
 

財政赤字の累積問題は、高額所得者への累進課税と切っても切れない関係。累進税で高額所得者の遊休資金を吸い上げろ!
http://www.asyura2.com/09/senkyo74/msg/133.html
投稿者 TORA 日時 2009 年 10 月 28 日 17:08:03: CP1Vgnax47n1s

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu202.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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財政赤字の累積問題は、高額所得者への累進課税と切っても切れない
関係にあるのです。累進税で高額所得者の遊休資金を吸い上げろ!

2009年10月28日 水曜日

◆「財政赤字の累積問題は、高額所得者への累進課税と切っても切れない関係にあるのです」 3月2日 晴耕雨読
http://sun.ap.teacup.com/souun/1839.html#readmore

>日本は貧富の差がそれほど激しくない。この程度の貧富の差は有って当然で無ければおかしい。

日本は貧富の差がそれほど激しくはないとおっしゃいますが、本当にそうでしょうか?

日本の貧富の差を考えるにおいては、課税最低限を例にとってみるのがわかり易いと思いますので、それを例に考えてみましょう。

課税最低限というのは、それより少ない所得の場合には税金を納めなくてよいという基準です。

実際の課税最低限はどうなっているでしょうか。給与所得者の場合を例にみてみましょう。

会社勤めの人は、毎年、源泉徴収票というものをもらいます。

支払金額(給与収入)のあとに、所得控除合計額などの数字が並んでいます。

そして、源泉徴収税額があります。

実際に課税されるのは支払金額から各種控除を除いた金額です。

あなたの問いに対しての回答 投稿者 横レスすまぬ 日時 2002 年 3 月 24 日

330万円までは10%、それを超す部分は900万円まで20%の税率というように、高額になるほど高い税率で計算されます。(累進税率)

給与所得者といっても、単身者、夫婦、障害を持つ家族がいるなどさまざまです。

各種控除もそれに応じて変わるので、課税最低限も一様ではありません。

たとえば、夫婦と子ども二人の場合、各種控除を合計すると、384万2千円になります。これが課税最低限です。

年間給与収入がこれ以下の人の場合、課税所得はゼロになり、税金を払わなくてよいのです。

ところで、年収330万円という金額ですが、これは現在の平均給与水準(約500万円)と比較しても明らかに低水準ですし、この年収で、生計費を払いながら生活をしてゆくのは、現在の日本の実質物価水準から見てもかなり厳しいことが想像できます。

現在の日本の非納税者の数は財務省の試算で約26%にのぼります。つまり、日本人の4人に1人が年収300万円以下で生活をしているのです。これでいったい日本には貧富の差が少ないといえるでしょうか?


>金持ちに対して、今まで以上の高税を課すということには反対します。

歴代政府は低所得者層ほど負担が重くなる消費税を導入し、税率を5%にアップする一方で、高額所得者減税、大企業減税を繰り返したことで所得税、法人税とも激減しています。

最近では、1999年に50%だった所得税の最高税率を37%に引き下げ、法人税の基本税率も30%にしました。

金持ちに対して高税を課す政策を政府は行ってきているのでしょうか?

優遇政策ばかりではないですか?

どこからそういう話が出てきているのですか?


>高額所得者は所得税と住民税を合わせて65パーセントも税金を取られ、健康保険と国民年金も最高額で寄付金も最高額で相続税も最高額で手元に残るのはほんのわずかです。これ以上、税金を高くすれば自分の取り分がなくなってしまいます。彼らは何のために苦労しているのかわからなくなってしまいます。働くことが馬鹿らしくなってきます。これ以上、税金などが高くなったら外国への移住を考えるでしょう。日本は貧乏人しか住めない国になってしまう。

こういう話は現実を知らないか、無視をしているメディアの評論をそのまま鵜呑みにしていることから出てきているのでしょうね。

これは米国を例に考えるのが一番いいと思われますので、それをまた例にとります。

米国は繁栄しているとつい先ごろまではいわれていましたが、なぜ、好況下にもかかわらず、企業が労働者を何千人も解雇していたのですか?

世界最大規模の経済力をほこる米国がなぜ巨額の貿易赤字を抱えているのですか?

なぜ、米国は第二次世界大戦で大負けをしてぼろぼろになった国(日本とドイツ)から何千億ドルも借金をしなくてはならないのですか?

なぜ、80%もの米国人労働者の税引き後実質賃金が1972年より25%も低下してしまったのでしょうか?

多くの米国人は、1950年〜1960年代には、家族のうち1人が働ければ、家も車も健康保険も学費もすべて支払った上で、さらに所得の8%を貯蓄に回すことができました。

それがわずか40年たった今、共働きですらこれらすべてを賄うことは借金なしでは出来なくなってしましました。

どうしてこのようなことになってしまったのでしょうか?

その一方で、残りの20%の労働者はどうなったのでしょか。

1980年代、賃金上昇分全体の64%が最上位1%の労働者の手に渡りました。

この最上位1%の人々は資本利得を含めると90%も所得が増加しています。

企業の最高経営責任者(CEO)の平均給与は、以前は、非管理職労働者の平均給与の35倍だったものが、今や160倍にもなっています。

当然、最上位1%の米国民が所有する資産の集中化は過去最高であり、1949年の21%から40%以上増加しました。

また、過去35年間、米国政府は最高所得者層の所得税率を91%から40%に引き下げましたが、それに対して、低所得者や中間所得者に対して、1980年以降社会保障税を急増させました。

社会保障税は所得階層の上下にかかわらず、課税率が同じなので、その何倍もの収入を得ている高額所得者に比べて所得に占める割合が多くなることは目に見えています。

1972年〜1995年までの間に社会保障税利は4.2%から7.65%になっています。

ちなみに売上税(消費税)は3%から7%になっています。

このまま、日本も米国式に金持ち優遇、法人優遇の逆進税を放置しておけば、間違いなくアメリカ並みの資産の集中がおこるでしょうが、あなたはこのような社会を望んでおられるのですか?

それともあなたは優秀だから最上位1%の仲間入りができると確信しているからそれでよいとでもいうのでしょうか。


まあ、それはさておき、この逆進的税制はマクロ経済的にまったく間違った政策であることは断言できます。

そもそもマクロ経済学というものは単純な理論で、資金の循環を止めないようにするにはどうするべきかを考える学問であるからです。

累進課税が経済成長を押し上げ、逆進税がそれを悪化させるのはなぜでしょうか。

先進国の市場経済では、需要が生産活動の中心に位置するからです。

投資、収益、生産高、雇用、財政支出などすべての要素が全需要の2/3以上を占める消費者支出に左右されます。

雇用主が全てを支配する資本主義においては、米国の例でもわかるように、最上位の所得階層の所得上昇率は、最下層のそれを上回る傾向にあります。

しかし、高額所得者の所得に占める消費の割合は、貧困者に比べてはるかに少ないため、消費支出、すなわち需要はそれほど増加せずに、一般に、需要が生産増に追いつかない結果になります。

言い換えると、貧富の差が拡大しているがために、需要が供給に追いつかなくなってしまうのです。

その結果、生産を需要に合わせて引き下げなければならなくなり、当然、経済成長は鈍化してしまうのです。

どのような経済においても、資金の循環は必要不可欠なのです。

それを政府が赤字国債を発行して、わざわざ裕福者層に利息をはらって借りて、取り繕っているのが現在の日本経済の状態なのです。

全需要の2/3を占める一般消費者に課税をかけて、消費の能力をうばい、金持ちを優遇して、金持ちの貯蓄を増やし、さらに一般消費者が消費できなくなったがゆえに大きくなってしまった需給ギャップを穴埋めするために政府が赤字国債を発行して、かわりに消費し、ご丁寧にもその赤字国債を金持ちに買ってもらうことにより、金持ちに対して国が利息もはらっているというのが現実なのです。

これが金持ち優遇税制つまり逆進税をした結果なのです。こんな不健全な経済がいつまでも持つと思いますか?


いいですか、もういちど繰り返します。貧困者はわずかな所得しかしないために、すべての所得を使い切ります。

また、中間所得層は、所得のごく一部を貯蓄し、高額所得者はそれよりもはるかに多くの金額を貯蓄に回します。

したがって、高額所得者の貯蓄が銀行に預金されたままであったり、例えそれが使われたとしても、国債などの金融投機を対象としていたならば、資金の循環が止まってしまうのです。

生産者はいくら豊富に資金の出し手があっても、需要がなければ投資をしないからです。

一般の消費者に資金がゆかなければ需要は伸びません。この資金循環の停止こそが、不況や大恐慌の原因になるのです。

累進税は高額所得者の遊休資金を吸い上げ、それを財政支出など公的支出につかうことをねらったものです。

政府の需要が高額所得者の貯蓄や投資の結果生じる需要の減少分を補っているのです。

こうすることによって、わざわざ赤字国債を発行して需要不足を補う必要はなくなるのです。

だから財政赤字の累積問題は、高額所得者への累進課税と切っても切れない関係にあるのです。

あなたは高額所得者層を優遇することと、財政赤字をこのまま累積させて日本経済を破綻させることとどちらをお望みですか?ということに結局なるのです。


(私のコメント)
民主党は景気対策をコンクリートから人へとスローガンを打ちましたが、金をばら撒く対象を変えただけで景気は回復するのだろうか? 亀井金融大臣などは10兆円の二次補正予算を組めとか100兆円の国家予算を組めとか言っていますが、カンフル注射を打ち続けるだけです。抜本的には累進課税制度を元に戻して高額所得者や法人の税率を高くして所得再分配を徹底する事でしょう。

そんな事をすれば金持ちや法人は海外に逃げて行くといいますが、そんな非国民は国外追放するに限ります。日本企業が中国などに移転してしまうのは円高とか税率が原因ではなく日本市場が小さくなってきているからです。それだけ消費が停滞しているから市場が拡大している海外に出て行くのです。金持ちだって日本国内に住んでいながらカネだけはタックスヘイブンなどに移転させてしまっている。その前に税金として召し上げればいいのです。

ホームページ版の株式日記の表紙には消費税と不況の関係を述べていますが、クリントン政権では財政再建と経済成長を同時に達成させたのは累進税率を復活させたからです。しかしブッシュ政権が再び高額所得者に対して減税した為に格差社会がより酷くなってしまった。日本の平成2年から最高税率を75%から50%まで引き下げましたが、そのために高所得者はますます豊かになり、消費税率が3%から5%に上がった事により低所得者の消費は減ってしまって貯蓄の取り崩しが起きている。

鳩山民主党政権は子供手当てで所得の再分配を図ろうとしていますが、税制を元のような累進課税に復活させた方が手っ取り早いのではないかと思う。高度成長時代の累進税率は典型的な累進税率であり赤字財政も現在ほど酷くはなかった。確かに億万長者にとっては過酷な税率でしたが、海外に逃げ出す億万長者はほとんどいなかった。


   1974年〜      1984年〜

  60万円以下 10%   50万円以下  10.5%
  60万円超   12%   50万円超    12%
  120 〃     14%    120 〃     14%
  180 〃     16%    200 〃     17%
  240 〃     18%    300 〃     21%
  300 〃     21%    400 〃     25%
  400 〃     24%    600 〃     30%
  500 〃     27%    800 〃     35%
  600 〃     30%   1000 〃     40%
  700 〃     34%   1200 〃     45%
  800 〃     38%   1500 〃     50%
 1000 〃     42%   2000 〃     55%
 1200 〃     46%   3000 〃     60%
 1500 〃     50%   5000 〃     65%
 2000 〃     55%   8000 〃     70%
 3000 〃     60%
 4000 〃     65%
 6000 〃     70%
 8000 〃     75%


バブルの頃の税収入は60兆円もあったのに最近では40兆円にまで落ち込んでいるのは、高額所得者と法人税の減税によるものだろう。消費税は一見公平な課税のように見えますが、低所得者ほど負担感が重くなる税制だ。現在では26%もの人が課税所得以下の所得であり、それらの人に消費税の追い討ちをかければ格差はますます拡大する。

先進国においては消費が増えないと経済成長は望めないのですが、現在の日本政府のやっていることは高額所得者や法人の貯蓄を増やして消費を停滞させている政策だ。財政の再建は景気を拡大させる事で税収を増やす事ですが、財務省の政策は800兆円もの国債の利払いを抑えるために、意図的な不況政策をとっているのではないだろうか?

現在の高所得者や法人の貯蓄は良い投資先が見つからない為に海外に流出している。本来ならば株や不動産などに向かうべき資金は、海外の高金利の債券に投資されている。金持ちは国内で金を使わないから消費が低迷するのであり、ならば所得再分配政策で消費を刺激すべきなのだ。法人にしても税金に取られるくらいなら交際費で使ってしまえということで繁華街は社用族でにぎわうだろう。

消費税は中低所得者から高額所得者に金を移転させる事であり、格差をますます広げる事になる。つまり消費税は累進税とは全く逆の事になるのであり、高額所得者ほど消費税の恩恵を受ける。よく例に出されるのはヨーロッパの消費税ですが、生活必需品には消費税が免除されている。

鳩山首相は「無血の平成維新」と施政方針演説で述べましたが、革命や政権の交代は過酷な税制が原因となっていることが多い。だから革命が起きたのであり、税制も累進課税に戻して、出来れば消費税も一時停止すべきだ。


 

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この論文は非常に分かり易い。
末尾の「消費税を一時停止すべきだ」は大賛成だ。
但し民主党の鳩山や小沢は数十億の金持ちだから、この論文と反対の政策を取り続けるだろう。
結局大多数の貧乏人は民主党政権でも救われない。
2009/10/28 17:27
晴耕雨読の人はあっしらさんでしたっけ
2009/10/28 17:44
自分は正社員ではありません。パート労働者です。時給です。
毎月所得税を取られ、市県民税もとられ、とうとう貯金がなくなり
市県民税は「消費者金融」から、かりて、払うしかありません。
「結局大多数の貧乏人は民主党政権でも救われない」そのとおりだと思います。
これ以上、税金が高くなったら、われわれ貧乏人は「奴隷反乱」を
起こすしかないのでしょうか?
2009/10/28 18:54
今の税率は、1984年のものよりもずっと累進率が低い。
平成元年、つまり、1989年には、2000万円超で税率50%となり、
平成7年、つまり、1995年には、3000万円超で税率50%、
                 1800万円から3000万円は40%となった。

更に、平成11年(1999年)には1800万円超で37%となる。

そして、更に、平成19年(2007年)に、1800円超で40%と多少是正されている。

つまり、2500万円の収入があったとすると、
1989年には50%
1995年には40%
1999年には37%
2007年には40%
ということになる。

日本が高度成長していた昭和の時代から見るとどんどんと優遇されていることが分かる。

そもそも、今の時代は、何億円という収入を上げる人がかなり居る。だから、1800万円超はすべて同じ税率40%にする必要はなく、3000万で42%、5000万45%、8000万50%、1億3千万55%、1億7千万60%、2億5千万65%、3億70%、4億75%のようにして、10億円以上は、90%を税として取るぐらいはするべきだと思う。


2009/10/28 19:11

消費税導入が1989年だから、日本においては、高所得者の税負担を消費税で肩代わりしたと見ることが出来る。
2009/10/28 19:17
1974年までは住民税の最高税率が18%だったので、住民税と所得税で93%が税で持っていかれたことになる。2007年には住民税が累進性をなくし10%均一になった。つまり、2007年に所得税が多少上がったのは、住民税の減税と見合いだったということだ。
2009/10/28 19:31

 

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