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【産経、揺れる会計検査院】(石焼芋屋さん以外には見向きもされない産経ハゲタカ新聞ですが、時々、二塁打を打ちます)
http://www.asyura2.com/09/lunchbreak30/msg/758.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2009 年 11 月 13 日 09:24:58: 4sIKljvd9SgGs
 

2009/11/13(金) 03:45:24 ID:cQ0bKiL9
【揺れる会計検査院】(上)官庁の圧力 「生殺与奪は握っている」
「経済産業省としては今後、会計検査院の調査には協力できない。情報を漏らした職員は国家公務員法
違反罪だ」−。

怒気を含む電話が会計検査院の第5局長、真島審一(58)にかかってきた。相手は経産省通商政策局長
の岡田秀一(ひでいち)(58)。電話の数時間前、テレビ局が特ダネを報じていた。

経産省所管の財団法人「日本貿易振興機構」(JETRO)が100億円を超える預託金を民間業者に預け、
国債などを購入させたうえで、その運用益で業者に支払うべき家賃を賄っており、検査院が不適切として、
経産省に改善を求める方針というニュースだった。

検査院の複数の関係者は「情報を漏らした人間を特定するよう経産省が求めている。東京地検に刑事
告発すると言ってきていると現場には伝わった」と証言する。「真島局長も経済産業検査1課長も相当
参っていた。経済産業局の不正経理の調査が進行中で、それを報じられないための布石なのでは…。
まさに圧力だ」と憤る職員もいる。実際、関東経済産業局の不正経理はマスコミに報じられることはなか
った。

電話では何が話されたのか。真島は「(岡田局長は)高校の同級生で昔からの知り合い。旧友からの助言
だった」と言う。

一方、岡田は取材に「検査院の取材対応について質問し、情報の取り扱いについて、きちんとするよう申
し入れただけ」と言い、「関係者の処罰も求めていないし、東京地検に告発すると言ったこともない」と文書
で回答した。

検査院は毎年11月上旬、調査結果を検査報告書にまとめ、首相に提出する。今年、検査院は経産省の
出先機関の関東経済産業局が実際とは別のものを購入し、公金を業者に預ける「預け」など約2千万円の
不正経理があることを突き止めた。資源エネルギー庁でも同様の不正経理が見つかった。

「経産省でこうした不正が見つかったことは一度もない。プライドが高く、検査が難しい官庁として知られて
いたから、今年の調査には危機感を持ったのだろう」。検査院の職員は解説する。


471 :大分者 ◆GVjPtgkKao :2009/11/13(金) 03:46:44 ID:cQ0bKiL9
平成17年の会計検査院法の改正で、国の工事以外でも役務の請負人、事務や業務の受託者に対して
検査を行えるようになった。この改正で官庁に出入りする文具品などの納入業者らにも調査権限が及ん
だ。こうした納入業者は「預け」などの不正経理で「預け先」に選ばれやすい。この改正は検査院の大きな
武器になった。

だが、検査院法に違反し、調査に協力しなかったとしても、罰則規定はない。今後、霞が関の官庁が検査
に協力せず、「(業者が)検査院の調査に応じたくないと言っている」と官庁が言い張れば、調査は停滞を
余議なくされることになる。

検査院の職員はこう説明する。「経産省所管の法人に検査院幹部が監査役などの役職で天下っていた。
検査院だって強く言えない。経産省からすれば『手加減ない調査ばかりしていると協力しない。天下り先
も紹介しない』と脅しているんですよ」

ある官庁幹部は言い切る。「天下り先の紹介など、検査院の生殺与奪の権はわれわれが握っている」

第二の人生が奪われる圧力に屈し、「取引」して案件をつぶそうとする検査院幹部もいる。次回はその
具体例を紹介する。=敬称略

     ◇

11日に鳩山由紀夫首相に手渡された会計検査院の平成20年度決算検査報告書。指摘金額は過去最高
の2364億5000万円に上った。都道府県の不正経理が明らかになるなど、検査院は存在感を増してい
る。だが、「検査が甘いのではないか」という声や検査対象先への天下りなど、霞が関の一員であるがゆ
えの限界も見える。検査院の中で何が起きているのか。検査に不当な圧力が加えられ、結果がゆがむ
ことはないのか。関係者の声からたどってみた。(三枝玄太郎)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091111/crm0911112125043-n1.htm


472 :2009/11/13(金) 03:52:37 ID:cQ0bKiL9
【揺れる会計検査院】(中)「私に預けろ」で塩漬け 膨大なボツ案件
平成19年8月、会計検査院は11月に首相に提出する検査報告書に向けて各部署で詰めの調査を進め
ていた。当時の会計検査院第2局は厚労省の労働関係調査委託事業について調べを進めていた。

旧労働省では官僚OBらに労働情勢について報告するリポートを依頼し、現金を払っていた。ところが、
会計検査院の職員が調査したところ、提出されているはずのOBらのリポートが存在していないことが分
かった。

裏金になっているのではないか−。厚労省の検査を担当した検査院の厚生労働検査2課は課長以下、
精鋭チームが休日返上で調査を進めていた。

「こんな話、聞いたことがない。不正どころではない。機密費のようなものじゃないか」

調査官の追及に厚労省の担当者はつじつまの合う説明ができなかった。「この事業は廃止しますから」。
厚労省は検査院側に、労働関係調査委託事業の廃止を条件に、調査の停止を求めてきた。そんななか、
この調査が中断された。

複数の検査院関係者によると、厚労省の陳情を受けているうちに検査院のある中堅幹部が「この案件は
私に預けろ」と言ったまま塩漬けにしてしまっていた。

つぶされた−。検査院にうわさが駆け回った。

厚労省のある幹部が「検査中止の最後の駄目押しに」と、旧知の検査院上級幹部のもとを訪れたのは
そんな時期だった。

ところが、この「機密費」事件が塩漬け状態で、すでに「終わった」案件だというのは、上級幹部には寝耳
に水だった。


473 :2009/11/13(金) 03:53:58 ID:cQ0bKiL9
「この案件はいったいどうなっているんだ」−。上級幹部は旧友が辞去した直後、局長、審議官、課長、
担当職員を呼んで、事情を説明させ、調査再開を命じた。

19年11月に首相に手渡された18年度検査報告書には「労働関係調査委託事業の会計経理が著しく
不適正」として、不当金額1億7750万円と掲載されていた。めったに使わない「著しく」という修辞をあえ
て使ったところに検査院側の思いが込められている。

調査の途中に横やりが入ることは「さほど珍しくない」(検査院職員)。このことは検査院が「植民地」とい
われる天下り先を持たないことと無関係ではない。

労働関係調査委託事業の案件をいったんはつぶしたとうわさされた検査院の中堅幹部は、省庁が所管
する独立行政法人の監事に天下り、再任されている。

課長、局長、審議官、検査官。靴をすり減らし、汗をいくら流して調査をしても、調査が結実するにはいく
つもの関門がある。11月になれば毎年、風物詩のように行われる会計検査院院長が分厚い検査報告書
を首相に手渡す場面。その裏には膨大なボツ案件がある。中には誰かの思惑によって消えたものも少な
くない。=敬称略(三枝玄太郎)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091113/crm0911130028001-n1.htm


 

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