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【衝撃事件の核心】死刑? 無期? 検察側と弁護側の主張の“急所”は…神隠し公判 (裁判員裁判はワイドショー?)
http://www.asyura2.com/09/nihon29/msg/131.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2009 年 2 月 01 日 02:51:54: N0qgFY7SzZrIQ
 

(回答先: 「死刑になり、地獄でおわび」=女性殺害公判で星島被告−東京地裁【時事ドットコム】 投稿者 ワヤクチャ 日時 2009 年 1 月 19 日 20:29:27)

 この事件は被告も事実認定では殆ど争わない「解り易い裁判」のはず。それがここまで「話題」になるのは、素人裁判の練習台として素人向けなパフォーマンスを加えた「ワイドショー」めいた演出の性だ。
 大手新聞の中ではワイドショー向きの産経が、極めて詳しく取り上げている。その中で、象徴的な部分を抜書きしておく。
=============(引用ここから)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090131/trl0901311300004-n1.htm
【衝撃事件の核心】死刑? 無期? 検察側と弁護側の主張の“急所”は…神隠し公判 (1/5ページ)2009.1.31 13:00

 東京都江東区のマンションで、2軒隣の東城瑠理香さん=当時(23)=を自室に拉致し殺害、遺体を切断してトイレから流したとして殺人罪などに問われた星島貴徳被告(34)に対する公判は、検察側が死刑を求刑し、弁護側は無期懲役を求めてすべての審理を終えた。検察側、弁護側双方とも犯行の事実関係での争いはないが、過去の判例による「死刑と無期」の見えない境界線を意識し、激しい応酬があった。「強姦は既遂ではない」「殺害方法の悪質性は」…。主張はいくつかの点で大きな隔たりをみせている。裁判官はどう判断するのか。判決は2月18日に下される。(芦川雄大)

悪魔、鬼畜…「矯正は不可能」

 「人を人とも思わない残忍性は、被告が『人間の顔をした悪魔』であることを物語っています」

 「人としての思い、心情はかけらもありませんでした」

 「人を人とも思わない星島被告だからこそできた、まさに“鬼畜の所業”です」

 東京地裁で1月26日に開かれた第6回公判。検察側による公判の結論を意味する「論告」で、検察官は遺族席の前に立ち、弁護人の前の長いすに座る星島被告に向かい合う形で被告を糾弾した。

 「セックスで快楽を与えれば、100%自分の言うことを聞く女性を作れると思った」

 東城さんを拉致して「性奴隷にする」という信じがたい“妄想”の末の犯行。検察官は星島被告の人間性の欠如を訴えようとしているのか、「人」という言葉を何度も繰り返し使ったのが印象的だった。

 「被害者は人生の旅の途中でした」「被害者の魂は、今、遺族とともにあります」。論告には、分かりやすさが求められる裁判員制度を意識してか、通常の公判以上に
感情的な表現
が交えられた。

======================
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090113/trl0901131112003-n3.htm
【神隠し殺人初公判(1)】動機は「性奴隷にしたかった」 交際経験ない被告(10:00〜10:15) (3/3ページ)2009.1.13 11:08

 検察官「いよいよ事件の核心に入りたいと思います。被告はこれまで、女性と交際した経験がありませんでした。そのための努力は何もしませんでした。そして、1人の女性に強姦し続けて快楽におぼれさせ、性奴隷にすることができると考えるようになりました」

 《驚くような“動機”が明かされた。ボードには
赤い字で「性奴隷」
と書いた文字がはられている。検察官の考えるキーワードの1つらしい》

 検察官「性奴隷にするのは、若ければ誰でもよく、(昨年)4月12日ごろ、916号室の前で見つけた若い女性を、次の金曜日の18日に連れ込み、強姦しようと考えました。金曜日なら誰にも気づかれず、月曜日までじっくり強姦できると考えました」


 《検察官は「犯行状況を説明する前に」と前置きし、916、918号両室の間取りを説明した。両室とも玄関から縦に長いつくりになっており、玄関から入って右手に手前から流し台、冷蔵庫、クローゼット、左手には手前から洗濯機置き場、トイレ、浴室があり、奥には部屋があったという》
============
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090113/trl0901131516018-n1.htm
【神隠し殺人初公判(10)】骨49片、肉片172個…法廷に映し出された「東城さんのすべて」(13‥45〜14‥00) (1/3ページ)
2009.1.13 15:11
 《検察側は引き続き、捜索で見つかった東城瑠理香さんの所持品や、遺体の一部などの証拠物を次々と大型テレビに映し出した。星島貴徳被告は視線をテレビに向けることはなく、時折、目をつぶって検察官の言葉を聞いている》

 検察官「これはファスナー付き革製品。これは平成20年6月6日の捜索で下水管から発見された免許証の一部です」

 《星島被告は免許証を縦に6等分に裁断したとみられ、このうち見つかった4枚が大型テレビで示された。免許証の中で温和なほほえみを浮かべた東城さんが、法廷を見つめた。続いて思わず
目を背けたくなるような、東城さんの変わり果てた姿
がテレビに映し出された》

 検察官「これは同じく6月6日の捜索で見つかった肉片の一部です。真ん中のくぼんだ所はおへそです。へその上には、東城さんが生前開けていたというピアスの穴と一致します。さらにこの捜索で4つの肉片が発見されており、いずれも東城さんのDNAの型と一致しております。下に映っているメジャーからも分かるように、すべて5センチ角程度に切り刻まれています。これは、指の一部です」

 《発見された指は人さし指か中指のようだ。一部が腐敗したためか、全体的に色は黒ずんでおり、第1、第2関節ともに折り曲がった形だ。理不尽極まりない殺され方をした東城さんの無念さが伝わってくる。法廷では、思わずテレビから顔を背ける女性の傍聴人もいた》

 《続いて検察官は、昨年5月28〜6月6日の間に発見された骨49片、肉片172個を次々とテレビに映し出した。あまりにも無残な瑠理香さんの姿に、法廷が水を打ったように静まりかえる。ひと通り証拠物の説明を終えると、検察官はひときわ大きな声でこう締めくくった》

===========(引用ここまで)
 裁判員「強制」度では、ワイドショーの演出による世情で判決が流されると恐れていたが。裁判そのものがワイドショー化すると迄は知らなかった。

 

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