★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK58 > 1187.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
次の衆院選は逆郵政選挙になるかも (早野透さん) (保坂展人のどこどこ日記)
http://www.asyura2.com/09/senkyo58/msg/1187.html
投稿者 ダイナモ 日時 2009 年 2 月 15 日 20:37:04: mY9T/8MdR98ug
 

http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/eaffa34a3ab145be8f12f5c61956db85

 昨日、日本郵政の西川社長は鳩山総務大臣と会い「オリックスへのかんぽの宿一括売却」を白紙撤回することを伝えた。当初はメディアの中でも少数派だった日本郵政の譲渡手続きに対する疑問は、ブログをはじめとしたネットを舞台とした言説、分析や国会質疑の展開などで、メディアも封印しきれなくなった。しかし、メリルリンチの1億2千万円ものアドバイザリー契約料を払いながら、これほど不透明で無軌道な「競争入札もどき」を演じたのか。このずさんな譲渡手続きは「意図的偽装」だったのか、途中からの「ルール変更」だったのか。主役は誰だったのか、共同共謀は存在したのか、まだまだ解明されていない謎は多い。これらを徹底して調査し解明するべきだと思う。今後は、「郵政民営化の影と闇」の検証が必要となる。

 国会とメディアで「郵政民営化の影と闇」の徹底検証が始まると具合が悪くなる人たちがいる。それこそ世紀の大芝居で「郵政解散」を打って大勝した小泉劇場の勝ち組の役者たちである。小泉元総理が遠吠えをしたのも、竹中元大臣が苛立ちを隠さないのも、郵政民営化シナリオの第2ステージ(民営化準備段階から完全民営化へ)にビルトインしておいたはずの巨額郵政資産の再開発・譲渡ビジネスの予定が大きく阻まれる可能性があるからではないか。小泉劇場の勝ち組は、予想外の見事で決定的な勝利を4年前に手にした。だからこそ、総選挙前に「逆郵政選挙」とでも呼ぶべき「民営化の検証」が多くの人たちの関心事となる。

先週の日曜日だが朝日新聞の早野透さんが、「かんぽの宿」をめぐる私の質問を、日刊スポーツのコラムに書いてくれた。先日、入手したので、ここに引用させていただく。

日刊スポーツ2月8日付

「政治の時間」 朝日新聞コラムニスト 早野透
次の選挙は「逆郵政選挙」になるかも
麻生サンはたいしたピエロだね

「かんぽの宿」問題噴出

 定額給付金、公務員の「わたり」問題、消費税増税と自民党の分裂の火ダネをようやくおさめて、ヨタヨタ麻生政権もなんとか前進体勢をつくったのに、またしても雲行きがおかしい。こんどのでっかい火ダネは「郵政」である。

 社民党の保坂展人は、もともと教育ジャーナリストだったからだろう、この党では貴重な取材調査能力を持つ衆議院議員である。6日夕、それまでの衆院予算委員会の各党の「かんぽの宿」論議を締めくくるように、質問席に立った。

 保坂「日本郵政はホームページで、かんぽの宿の一括譲渡の競争入札を知らせたけれども、入札日も入札場所もありません。これはほんとに一般競争入札だったんですか」

 西川善文日本郵政社長「一般競争入札ではないということだと思います」
あれれ、いったいどういうこと?

「かんぽの宿」70施設と社宅などの9物件、もともと2400億円をかけてつくったものをオリックス不動産に109億円で売るという「たたき売り」が公正な競争入札ではなかったということ? それじゃあなんだ。まさか談合契約でしたということじゃないよね。

 保坂の30分の追及でわかったのは、これは競争入札というより、「かんぽの宿」利用の企画コンペみたいなものだったこと、最初は27社も応募したのにまもなく15社が辞退し、また1社が辞退し、最後はオリックスともう1社に絞られていたから入札などという代物ではなかったこと、さらにはオリックスと契約直前になって、譲渡対象から「世田谷レクセンター」を外すなど不可解な動きがあったことなどである。

 これが競争入札ではなかったとなれば、怒るのは鳩山邦夫総務相である。指名もされていないのに手を挙げて「これは入札モドキということだね。わたしは、公正な入札に政治家が横ヤリをいれたと新聞の社説で批判されたんですよ。悔しいね」と発言した。保坂が「鳩山総務相は急所を突いた」とエールを送ると、鳩山は「死刑執行では意見は合いませんでしたが今回はご理解いただけてうれしい」などと語った。鳩山が法相当時、死刑執行を連続させたのに対して死刑廃止議連の保坂は鳩山を批判していた。

 保坂の質疑からは、日本郵政がこれらの手続きを進めるにあたってアドバイザーにメリルリンチを選び、月1000万円、計1億2000万円を支払っていたこともわかった。ははあ、いろんなものが絡んで何でも金もうけにつながるんだね、「郵政」処分はふに落ちないことばかりである。
 
 たぶん「かんぽの宿」問題はもっと尾を引くだろうが、そこでびっくりしゃっくり、5日の同じ予算委員会で、麻生太郎首相の「わたしは郵政民営化に反対だったけど、小泉内閣の一員だったから賛成した」という発言が飛び出した。さらには「みんな勘違いしているが、私は総務大臣だったけれど。私だけ外されていました。郵政民営化の担当大臣は竹中平蔵さんだった。ぬれぎぬをかぶされると、おれもはなはだ面白くないから」などと言ってのけた。

 麻生サン、あなたも郵政民営化の片棒をかついだんでしょなどというのは、ぬれぎぬなんだ! 朝日新聞の社説は「言葉をもてあそぶ首相の見識を疑う」と麻生サンを批判しているが、もう、ここまでくると、麻生サンは政治エンターテイナーというべきか、ピエロというべきか、なかなかたいしたものだよ。政治の真相は究極のドタバタ劇ということなんだということを身にしみてわからせてくれる。時の政治家に扮して笑い飛ばす劇団「ザ・ニュースペーパー」顔負けだよ、ホンモノの麻生サンは。

 かくて「郵政」は政局の焦点になってきた。あの自民党圧勝の「郵政選挙」から3年5カ月。今年9月までにある次の衆院選挙は、「逆郵政選挙」になるかもしれない。(敬称略)

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      HOME > 政治・選挙・NHK58掲示板

フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。