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小泉首相と麻生首相の決定的な違い:山本一太の「気分はいつも直滑降」
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投稿者 児童小説 日時 2009 年 1 月 20 日 23:12:54: nh40l4DMIETCQ
 

午後(夜の)9時15分。 東京の部屋。 熱いお茶を飲みながらパソコンのキーボードを叩き始めた。 午後2時から党の政調全体会議。 「消費税引き上げ」の目標時期として2011年を明記した「中期プログラムの内容」を「税制関連法案の付則」に盛り込むかどうかについて議論した。 今回は賛成意見もあった。 全体として言うと、反対6割、賛成4割という雰囲気だった。 この会議の模様については後ほど詳しく書く。
 
 さて、以前にも「直滑降」に書いたが、自分は「反麻生」の立場を取っているわけではない。 何度となく「勝手な期待」は裏切られて来たものの、「自民党総裁選挙」で選ばれた以上、「麻生総理の手で解散をやって決着をつける」のが筋だと(今でも)思っている。 が、しかし、「麻生総理で選挙を戦える」と本気で考えている自民党議員は「ごく小数」だろう。 いや、現時点では「ほとんどいない」と言っていいかもしれない。(苦笑) 
 
 「小泉純一郎元総理」は、常時、国民の5割から支持を得ていた。 加えて、「大胆な政策」を打ち出すことで生じる「官僚や族議員」との対決を厭わなかった。 さらに、「改革路線を貫く」ためには「リスクを承知で勝負する(=選挙に打って出る)」捨て身の覚悟があった。 この3つが小泉総理の「強いリーダーシップ」を支えたのだ。 
 
 「3つの条件」を兼ね備えていたにもかかわらず、小泉首相は長年の持論である「郵政民営化問題」についても「党内の徹底的な議論」を妨げなかった。 それどころか、党幹部に「どんどん議論しろ!」と指示していた。 「本当は望んでいなかった」あの歴史的選挙に突入する直前まで、党内で(恐らく)「100回近い会議」が行われたはずだ。 一見、乱暴に見えた小泉内閣で「党内民主主義のプロセス」は確かに機能していた。
 
 「麻生太郎総理」はどうだろう? 麻生内閣の支持率は2割を切った。 不支持率も7割近くに達している。 麻生首相は「官僚や族議員」と戦うことは好まないようだ。 かつ、総理の信念(?)として浮上した「消費税引き上げ問題」で「国民の信を問う覚悟」は(今のところ)微塵も伝わって来ない。 あの真面目で誠実な「政調会長」が(驚いたことに)「日本経済と自民党の命運に関わる消費税増税問題」をたった数回の「平場の議論」で決めようとしている。
 
 では、麻生総理の「求心力」とは何だろうか? 明後日の「財政金融部会」で「法案の付則に2011年を明記する」ことを支持する「党内実力者たち」の真意はどこにあるのだろうか? あるベテラン議員が耳元でこう囁いた。 「山本さん、あなたの意見はよく分かる。消費税の増税を国民に理解してもらうのは大変だ。でも、今、麻生総理がこだわっている2011年という旗を降ろさせるようなことをしてはいけない!」 「なぜですか?」と聞くと予想どおりの答えが返って来た。 「そんなの決まってるじゃないか。この問題で麻生首相がブレたら政権は一気に弱体化する。万一、内閣が潰れてそのまま選挙に追い込まれるようなことになったら、自民党は壊滅だ!オレだって戻って来れるか分からないよ!」
 
 うーむ。 「麻生総理を追いつめたら選挙になってしまう!今やったら自民党は惨敗する!」という恐怖が「政権を支えるインセンティブ」になっているとしたら、なんとも「皮肉な話」だ。(苦笑X3) ただし、この理論は「何があっても任期満了(今年の9月)まで解散せずに引っぱる。そこで総裁選挙をやって顔を変える」というシナリオに基づいている。 「不慮の事故」(?)で選挙になった時は「最悪のストーリー」が待ち受けている。
 
 あ、お湯が沸いた。 この続きは熱い紅茶の後で。

追伸:そうだ。 念のために言っておく。 自分は総裁選挙で「麻生太郎候補」に一票を投じなかった。 それでも、「民主的なプロセス」で麻生総理を選んだ事実は重い。 ただし、総裁選挙で麻生候補は「2011年からの消費税引き上げを目指す!」なんてただのひと言も言っていなかった。

http://ichita.blog.so-net.ne.jp/2009-01-20-1  

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