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小沢氏の第七艦隊発言について(「在野のアナリスト」2009.2.27)【対米隷属から以下に脱却するか、一石を投じた発言】
http://www.asyura2.com/09/senkyo59/msg/457.html
投稿者 南青山 日時 2009 年 2 月 28 日 03:28:54: ahR4ulk6JJ6HU
 

http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/

衆院本会議でH9年度予算案が成立し、30日で自動成立のため年度内成立が確実となりました。一般会計予算が88兆5480億円。国債発行が前年度比8兆円拡大していますが、これは今年GDPで0%成長を見込む中での税収減を賄うものであり、実際はそれ以上の景気落ち込みを見せていますから、赤字国債の発行などが年度当初から議論されるかもしれません。早くも補正が議論の俎上に上がっているように、景気対策費の積み上がりに税収減が追いつかないのが現状です。
そんな中、自民党内の動きが活発です。予算案は年度内成立が確定し、2次補正予算と関連法案の中で、造反が出るかが焦点です。武部元幹事長が税制関連4法案で採決を棄権し、憶測も高まり、また石原幹事長代理も議連立ち上げです。麻生降ろしのスタート、そんな声も聞こえます。

民主党では、小沢代表の「在日米軍は第七艦隊だけで十分」との発言で揺れています。党内、連立を模索する中で、火種の燻る安保問題にあえて言及したことには幾つか理由も考えられます。この議論の前提として、現状米中で戦争は起こり得ないことを意識する必要があります。
米中間では米国債の存在があり、尖閣諸島の問題に米国が言及しないのも、他国間の領土問題には立ち入らない原則と、中国との無用な摩擦は避けたいとの思惑が働いています。中東における米軍事力保持の問題は残りますが、極東配備の軍事力が対中ではなく、東南アジアや北朝鮮向けのものと考えれば、米第七艦隊のみでも一定程度の抑止力は期待できると見ることは可能です。

しかし今回あえて小沢氏が取り上げたのは、党内の反小沢勢力の見極めと、社民党への牽制の位置付けもあるのでしょう。参院で過半数のない民主党は、仮に衆院第一党となっても連立が必要です。存在感を増す社民に対し、連立に加わる際の踏み絵を迫る内容を打ち出した。連立に加わるなら、この程度の議論はキチンと整理しておくようにとのことなのでしょう。
恐らく背景には、総選挙はまだ先との読みも働いています。現状、内閣不信任案の提出などもありますが、麻生政権が総辞職し、新総裁の元での選挙となると票は読み切れない。麻生政権で解散、このシナリオのためにはカード不足、キッカケ待ちの状況が民主党内に漂います。そこでわざわざ訊かれもしない安保問題というカードを先に切り、党内引き締めと他党に決断を迫ってみた、それが発言の真意なのでしょう。

政治の閉塞感、これを脱却する一つの手法があります。それは与党からの内閣不信任の提出です。このインパクトは相当なもので、一気に政局が流動化します。反麻生を巻き込み、誰もが曖昧な態度ではいられない。一か八かですが、自民党がどちらかでまとまる可能性があり、その時はどう採決されても解散になるのでしょう。
麻生氏も誤解していますが、解散は総理の専権事項ですが、専横を許すための条項ではありません。郵政解散以来、総理が解散権を握り、絶対的権力の象徴とも見られがちですが、解散とは本来、国民主権の立場を問う内容でもあります。国民に真を問う、誰もがそう感じるそのタイミングでも解散を引き伸ばせば、結果的に政権は益々死に体になっていくのでしょうね。

★政権交代への布石の一つか。小沢はす当面選挙がないことも含めて、べてを読み切っているんだろう。  

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