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2009年 03月 06日
結局、二階も小沢も犯罪行為ではないということだろう
金曜日の夕方のニュースで、二階俊博・経済産業大臣側の聴取を行う、とか、二階サイドへのパーティー券の額が突出しているという報道が出始めた。（テレビ朝日のニュース）
二階俊博は、現在の麻生政権の閣僚である。小沢サイドは、現閣僚である二階のパーティー券の話題を出すことで、検察の捜査これまでの基準に比べてイレギュラーだと指摘したわけである。今回の政治献金は、政治団体を通じての献金であり、収支報告書記載案件である。
結局、佐久間達哉・特捜部長を初めとする検察庁に問題があったということである。
二階俊博のパーティー券も小沢の政治献金も、森元首相への献金も問題性がない、ということである。かつて朝日が盛んに報道したのを覚えているが、森元首相は地元石川県での原発受注関連ではもっと“ダーク”な献金を受けている。
たとえば、以下の２ｃｈリンク。
森首相の珠洲原発関連会社からの献金疑惑
http://saki.2ch.net/news/kako/974/974536061.html
上の問題については、結局うやむやに終わっている。
検察の捜査の基準はころころと変わるが、今回のは小沢一郎の「反米発言」が関連していると思われる。だから、二重の意味で異常である。
そんな時、警察官僚出身の漆間巌・内閣官房副長官（事務担当）が「政府高官」として、「与党に捜査が及ぶことはない」と各社の政治部の記者につぶやいたという報道があった。
「それならば利益誘導がいけない」という声が聞こえてきそうだが、「利益誘導をしない政治」というのはないと思う。ある意味でそれが政治の本質だ。田中角栄が利益誘導しなければ新幹線は東北には走らなかったと思う。清濁併せ呑むのが政治の本質というものだと思う。
まだ、予断を許さないが、今後の展開としては次の３通りが考えられる。
１．検察が大久保秘書の起訴を断念
２．検察が小沢一郎を逮捕。自民関係者は捜査せず
３．検察が小沢を逮捕、二階、森も逮捕
このどれになったとしても、選挙への悪影響を目的に検察が動いていた場合、どの場合でも一定の目的は果たせるわけである。
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