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検察の情報源は小沢の元敏腕秘書?(永田町異聞)-「16年前の件」ならばやはりこちらの方では?
http://www.asyura2.com/09/senkyo60/msg/208.html
投稿者 JAXVN 日時 2009 年 3 月 14 日 10:15:53: fSuEJ1ZfVg3Og
 

(回答先: Re: “AERA”による「吉岡吉典氏 16年前の小沢ゼネコン疑惑(胆沢ダム関連)の追及」。 投稿者 gataro 日時 2009 年 3 月 14 日 09:46:29)

「テーマ:政治

高橋嘉信。かつて、小沢一郎のいわゆる「金庫番」もつとめる敏腕秘書だった。逮捕された大久保秘書の前任者だ。今は、どういうわけか、もともと小沢の選挙区である衆院岩手4区から、自民党公認で出馬するとみられている。


小沢事務所の資金の流れを把握する高橋は、検察の情報源になっているのでは、という噂がある。真偽は確かめようがないが、ありうる話だ。当然ながら、高橋はマスコミの取材に「ノーコメント」を貫いているらしく、そこがまた憶測を呼ぶもとになっている。


自民党が岩手4区での高橋擁立に動き始めたのは、どうやら昨年3月下旬のようだ。5月15日の河北新報では「事実上の出馬表明」とまで報じられている。小沢が、手の内を知られた高橋との対決を嫌がって、岩手4区からの出馬を保留しているとみる向きもある。高橋は、小沢選挙の名参謀だった。


高橋は「趣味は小沢一郎」と公言していたこともある。田中角栄直伝のずば抜けた選挙術を駆使する小沢の懐刀として、後援会組織を掌握していた高橋は2000年の総選挙で小沢率いる自由党から比例東北ブロックで出馬、当選を果たした。ところが、奇しくもそれが師と仰いでいた小沢との決別につながる。


政界は愛憎うず巻く世界である。政策云々よりも、人間どうしの相性や感情でくっついたり、離れたりする。憎悪、コンプレックス、妬み。そうした心理の振幅は一般社会よりもはるかに激しいのではないだろうか。


小沢と高橋の仲がいつごろから、なぜ悪くなったのかははっきりしない。高橋は「墓場まで持っていく」と真相を語ろうとしない。ただ、自由党が民主党へ合流したあとの2003年の総選挙で高橋が立候補せず、小沢事務所に戻らなかった事実は、二人が自由党代議士だった3年ほどの間に感情的しこりが生まれたことを推測させる。


そもそも小沢は、25年間の秘書生活で「軍師」と言われるほどになった高橋を本心ではそのまま側に置いておきたかったのではないだろうか。グループの勢力を拡大するのに秘書を政界に送り込むのは常道だが、あまりにも裏事情を知りすぎた敏腕秘書を解き放つにはリスクも覚悟せねばならない。


にもかかわらず、小沢が2000年6月の総選挙に高橋を比例区で立候補させたのは、次に述べる事情があったためだろう。


自自公の連立政権時代、小沢は当時の小渕首相に自民党と自由党の対等合併を申し入れていた。それを小渕から拒否された小沢は連立から離脱、自由党は分裂し、野田毅や二階俊博らが保守党を結成して連立政権を支えた。2000年3月のことだ。


このとき、旧竹下派以来の小沢との確執を引きずっていた野中広務が「自由党潰し」に動いた。自由党の議員に選挙協力を匂わして、保守党への移動を促したのだ。


もともと、自民、自由の連立は野中が「小沢さんにひれ伏してでも」と決意して実現させたものだった。小沢・小渕会談の直後に小渕首相が倒れ、そのまま帰らぬ人となったあと、野中はいっそう小沢への憎悪をつのらせたと思われる。


野中の画策が奏功し、自由党の国会議員50人のうち過半数の26人が保守党に移った。さぞかし小沢の自尊心を傷つけたことだろう。それから間もない2000年6月に森喜朗が衆議院を解散、総選挙が行われた。小沢は勢力を少しでも挽回するため、短期間で候補者を選ばねばならない状況に追い込まれた。そういう経緯があったからこそ、高橋に衆院選出馬のチャンスが訪れたと思われる。


田中角栄における早坂茂三のように、ずっと秘書に徹していれば、ひよっとしたら小沢と高橋の関係は今も変わらなかったかもしれない。しかし、師弟関係は続いても、一国一城の主として自らの支援組織をつくらなくてはならなくなった高橋に、これまでと同じ忠誠を期待するのは難しいことではなかっただろうか。


小沢は政界の下克上や裏切りに敏感だ。旧田中派内に創政会を旗揚げして田中角栄に煮え湯を飲ませた竹下登に、政界の冷徹さを見た。そして、小沢自身も、小渕を派閥会長に推したその竹下をソデにし、衆参43人の議員を引き連れて旧竹下派(経世会)を割り、離党した。


小沢と高橋の場合も、何らかの行き違いで、信頼関係が崩れたのだろう。小沢にしてみれば、高橋をここまでにしたという自負があったはずだ。一方、晴れて議員となった高橋は、いつまでも秘書のように扱う小沢への反発からしだいに心が離れていったとも考えられる。もちろん、もっと劇的な事件があったのかもしれない。


高橋は自民党岩手県連から次期衆院選への出馬を要請されて以来、「(小沢に対する)封印を解く」と挑戦的な姿勢を示し、県連も「相手の手の内を知る強力な候補」と、小沢側から見れば脅しとも受け取れる態度を隠さなかった。


逮捕された大久保隆規に会計責任者の仕事をバトンタッチして9年が経ち、政治資金規正法違反の時効も過ぎている。それだけに、小沢への近親憎悪を深める高橋が、検察に情報提供しているのではないかという、勝手な想像をついふくらませてしまうのだ。


ただし、皮肉なことに、検察が小沢の秘書への強制捜査に着手したことにより、かえって自民党は高橋を公認候補として出馬させにくい状況も生まれてきたともいえよう。


もし、高橋と小沢が岩手4区で戦うことになったら、最も注目される選挙区の一つとなるだろう。高橋と小沢の関係がマスコミに大きく取り上げられれば、自民党や麻生官邸にとっては検察の捜査との絡みを詮索されやすいという心配がある。


今でさえ、一部の週刊誌は検察の「国策捜査」による政治介入だと批判を強め、記者クラブ制度の守護と呪縛で検察リークを鵜呑みに書き続ける新聞、テレビとの対照を際立たせている。


国民は自民党時代からの金権体質を引きずる小沢にがっかりする一方で、何となく、民主党中心の政権を許さない強大な勢力の影も感じ取っているだろう。


政、財、官界だけでなくマスコミ上層部にも「アンチ小沢」は驚くほど多い。「足して二で割る」日本的妥協を嫌うあの豪腕で現体制をぶっ壊されてはたまらないというのが、そうした人々の本音だろう。


「対等関係」を求める小沢の対米外交姿勢から、検察の捜査への米国情報機関の関与を疑う向きさえある。


マスコミは今のところ、不正献金一辺倒で騒いでいるが、高橋が自民党に正式に公認され、表舞台に登場すれば、微妙に報道の流れが変わってくることも考えられないことではない。


自民党が高橋を取り込んで、検察に小沢情報を流すよう示唆したかのごときイメージが形成されると、それこそ麻生自民党は“小沢退治”の反作用を、選挙において気にしなければならなくなる。  (敬称略)」
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10223325042.html  

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